高級ホテルでは、さまざまなシーンでチップが必要になります。事前にチップ用の小銭を用意しておき、どうしようか悩んだら、まず払うこと。スマートなチッピングは、いいサービスを受けるための重要なツールなのです。
- トラベラー
- ホテルマン
コンシェルジュにチップの相場を聞いてみよう
- Could I ask your advice? When and how much should I tip?
- このホテルではどういう時に、どのくらいチップを払ったらいいのでしょうか。
- It's better to give $1 for a porter, house keeper, house maid and 15% of the charge at the dining.
- ポーター、ハウスキーパー、ルームクリーニングには1ドル、レストランでは15%が相場です。
コンシェルジュを味方につけるチップの上級テクニック
- Hi, my name is ***. I would appreciate any help you can give me during the stay.
- こんにちは。私は***と言います。滞在中よろしくお願いします。
長い滞在の場合はもちろん、短い滞在でもいろいろと頼みごとが出てきそうな場合には、最初にコンシェルジュに挨拶しておくのが効果的です。ホテルに到着したら、まず簡単な自己紹介と「滞在中はよろしくお願いします」のひと言とともに10ドル~20ドルほど手渡します。
なお、これはあくまで挨拶。毎回依頼をするたびにチップを払うのは変わりませんので誤解のないように。
チップを渡す(置く)時のひと言
- Thank you very much.
- →応対してくれたベル、ポーター、ハウスキーパーに。またコンシェルジュにちょっとした確認や簡単な予約・手配の時。笑顔とともに、折り畳んだ紙幣をさっと渡します。
- Thank you very much for your help.
- →手間がかかることや、難しいリクエストに応えてもらった場合。相手の目をしっかり見ながら、内容のレベルに応じた金額をスマートに手渡します。
- Here is a gratuity for you all.
- →担当セクションの全員に対してチップを払いたい時は、「これは皆さんの分のチップです」とアピールして代表者に渡します。
- Thank you for cleaning my room.
- →ピロウチップにこんなメッセージを添えて、ハウスキーパーに感謝の気持ちを伝えます。
こんなときはどうする?
レストランで料金にサービス料が含まれているかわからない・・・
- Is the service charge included ?
- サービスチャージは含まれていますか?
わからないときはこんなふうに聞いてみましょう。含まれていない時は支払いの後にテーブルに置いておきます。カードや部屋付けの支払いの場合は、「TIP(GRATUITY)」「TOTAL」の欄に金額を記入して合計金額で支払います。
チップを受け取ってもらえなかったら
- Thank you, but I can't take it.
- ご厚意はありがたいのですが、受け取れません。
- Oh, that's a shame!
- それは残念!(2度ほどすすめても受け取らない場合は、さっと引っ込めてこう言いましょう)
チップでお釣りはもらえる?
…いいえ。基本的に「お釣りをもらう」という考え方はありません。適当な小銭(または少額紙幣)がないのであれば、諦めて大きな額で払うしかありません。そうならないように、常に手元をチェックし、必要に応じてフロントで両替してもらう等準備をしておきましょう。