柱と梁からなる直線的な造り。神殿に代表される、重厚で均整のとれた様式。
アーチやドームの出現により、小さな材料で大空間が建造可能に。
戦乱の中世ヨーロッパで生まれた、修道院や教会のための様式。巡礼路沿いに発展。
11~12世紀、都市に流入した多くの人々のための救いの場所。大聖堂は「巨大な聖書」だった。
15~16世紀、大きな変革の時代に、イタリアで生まれた新たな様式。
16世紀後半、国家権力の揺り戻しで、教会や国王の絶対的力を誇示する重厚な様式。
18世紀、教会が世俗化し、国家権力が倦怠感を漂わせた時代に生まれた、耽美的で官能的な様式。
産業革命やフランス革命を迎えた激動の時代、新たなる古典の研究と発見。
19世紀、都市の美しさが際立った時代に、建築や芸術面でもこれまでにない全く新しいスタイルが生まれた。
20世紀初頭、新大陸で花開いた近代建築の象徴。超高層建築の技術と富の集中が生み出した都市建築の美。
20世紀前半、「脱・装飾」「機能主義」の流れの中で生まれた、全く新しい様式。
「機能」から「ゆとり/遊び」へ。新しい装飾を模索したポストモダン。