アメリカン・エキスプレス
海外ホテルトップ > ホテルの賢い使い方 > 建築様式で楽しむホテル > Vol.8 クラシック・リバイバル様式を採り入れたホテル

クラシック・リバイバル様式

産業革命やフランス革命を迎えた激動の時代、新たなる古典の研究と発見。

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クラシック・リバイバル様式を学ぶクラシック・リバイバル様式を取り入れたホテル

これまで見てきたように、ルネサンス以降は、多かれ少なかれギリシャとローマの要素が編集され取り入れられることがあります。

ですから、ギリシャやローマのストレートなリバイバル(狭い意味の新古典様式)は比較的シンプルで分かりやすいのですが、「ネオ・ルネサンス」や「ネオ・バロック」は一筋縄では捉えにくいものになっています。(言うなればクラシックリバイバルには「“美川憲一のマネをするコロッケ”のマネをする誰か」のような世界も含まれているのです。)

ここまで、このサイトを順を追って(年代順に)ご覧いただいたあなたには、この“若干屈折した様式”の謎解きという上級の楽しみも期待できます。 ここでは具体的な応用を、ローマン・リバイバル1例、ネオ・ルネサンス2例、ネオ・バロック1例ご覧いただきます。

モンテ カルロ ラスべガス リゾート & カジノ
(ラスベガス/アメリカ)

モンテ カルロ ラスべガス リゾート & カジノ

ローマ様式のリバイバルを、アメリカらしく極めて大規模に実現したものです。四ツ星の実に壮大なスケールのホテルで、白亜の凱旋門もあります。

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メリディアン ピカデリー
(ロンドン/イギリス)

メリディアン ピカデリー

ロンドンにあるネオ・ルネサンスの実例です。客室総数267の五ツ星ホテル。イオニア様式の柱と、ルネサンス風の壁面構成に特徴があります。内部はガラスを多用し空間構成に特徴のあるレストラン、水中照明が幻想的な雰囲気をつくっているプールもあります。ピカデリー・サーカスに近い中心市街地のど真ん中にある豪華なホテルです。

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フェアモント サンフランシスコ
(サンフランシスコ/アメリカ)

フェアモント サンフランシスコ

ネオ・ルネサンスの実例です。サンフランシスコの中心部近くにある室数591室の四ツ星ホテル。コリント様式の柱と、テュンパノン(窓飾り、ルネサンスのサイト参照)に特徴があります。ロビーラウンジは天井が高く、至るところに装飾的要素が施され、優雅なつくりになっています。

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ウォルドルフ ヒルトン ロンドン
(ロンドン/イギリス)

ウォルドルフ ヒルトン ロンドン

パリ北駅からの国際特急「ユーロスター」が到着するウォータールー駅から、テムズ川の反対側の岸にある室数298の豪華五ツ星ホテル。3層分の高さのあるコリント様式の柱(ジャイアント・オーダー)とバロック風のシルエットに特徴のあるネオ・バロック様式です。

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構成・制作監修
栗田 仁(くりた じん)

建築家・東海大学講師。学生時代のヨーロッパ一人旅5週間以来、旅にはまる。世界の終着駅建築、庭園、公共交通機関(とりわけ新世代高性能路面電車LRT)に格別の興味をもっている。
著書は世界35の街を描いたエッセイ『街はいつでも上機嫌』(静岡新聞社)ほか。


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