115
台北ステイの楽しみはホテル選びから
みなさま、ごきげんよう。今年もはやゴールデンウイークの時期になりましたわね。テレビでは盛んに「つなげると10連休」なんて煽ってましたけど、言われた頃にはもう手遅れってこと、多々ありますわよね~。そんなみなさまには、ぜひ! 夏休みの手配をお早めに、と超当たり前のアドバイスをさせていただくマダムヨーコでございます。
今や海外旅行先人気ナンバーワンに輝く台湾ですが…
わたくしが「はまりましてよ!」とお知らせしてからほんの数年。二子玉マダムとのユニット、チームろくでなしにて毎年恒例にしている台湾の旅。が、最近は超人気で、航空券が…航空券が…ぜんっぜん取れないんでございますのよ~。特に羽田—松山の便利で現地滞在時間の長いヤツは絶望的。マジで半年くらい前から押さえておかないと、気がついたら「満席!?」なんですの。
そんな時は、希望のフライトが組み込まれているツアーに参加すべし。これも以前わたくしがお話ししたテクです。チケットとホテルを別手配するより、はるかにお得ですものね。ところが。今度は、ホテルが…ホテルが…選択肢が少なすぎるんです~。ツアーの性質上仕方ないのでしょうが、ああ、このホテルをパッケージングしてくれたら…と、いつも思ってしまいますのよ~。
台北は面白コンセプトのホテルがどんどん増殖中
と言いますのも、台北は個性派ホテルの宝庫なのです。しかも値ごろ感もありと、ホテル好きにはたまらん都市。わたくしも毎回、予約確定まで恐ろしいほどの時間を費やすのですが、何度も滞在するうちに台北でのホテル選びのポイントが明確になってきましたの。今回は、その極意をお伝えいたしますわね!
注意! 駅近にこだわると選択肢が狭まります
まず確認したいのがホテルの立地です。台北は地下鉄網が充実していて移動はとっても便利なのですが、意外と駅近のホテルが少ないのです。地図を見て「2ブロックくらいなら楽勝~」と思っても、いざ歩いてみると大変! しかも高温、雨、大荷物など、疲労に拍車をかける要素もプラス。
タクシーという必殺技もありますが、駅からとなるとちょっと気が引ける距離ですしねえ。もし中心部でこれはというホテルが見つからなかったら、地下鉄の沿線に注目して。大安、古亭、新捕、士林などでも面白いホテルが見つかりますわよ。
ベッド&バスルームはホテルの新しさと関係あり
次のポイントがベッド。台湾ではツインベッドの部屋は、ダブル+シングルというケースが結構あります。これはトリプルにも流用させるためで、「商旅」の表記があるビジネスホテルや老舗ホテルにありがちな構成。気にならないならOKですが、2人で滞在するなら、やはり同じサイズのベッドの方が精神的に快適かも。データがない時には、客室写真をよくご覧あそばせ。片方のベッドに枕が2つあったら、それはダブル+シングルのサインです。
最後がバスルーム。新しいホテル(特にデザイン系)は狭い面積でも居住性を高めようと、リビングスペースを広めにし、その分バスルームをコンパクト化。ゆえにシャワーオンリーが多いようです。反対にベッドはダブルのみ、でもバスルームは据え置きタブの広々としたオープンスタイル、セパレートシャワーブースやレインシャワー完備、なんていうパターンもあります。ツインベッドとバスタブ。どちらを優先するかはあなた次第ですわね。
マダムおすすめのホテルを一挙ご紹介!
これまでわたくしが滞在した中から、印象に残っているホテルを駅からのアクセスで分類すると、「距離はあるけれどエレガント」系がミラマーガーデンとコッツィ台北民生館、「まあまあの距離でオシャレ系」がダンディホテル大安森林公園店とホテルセンス、「遠いけどお手頃」系がビューティホテルロウメイブティックと東京インターナショナルホテル、「近くてそれなりに高級」系がパレ・ド・シン、パーク台北、シーザーパークといったところかしらん。
マンダリンオリエンタル、リージェント、オークラプレステージ、Wあたりは、予算と滞在期間にゆとりがあるならば…という感じ。短い滞在だとほぼ外に出ずっぱりなので、せっかくお素敵なホテルに泊まっても、じっくり堪能する暇がないですものねえ。また、ひとり旅におすすめなのがホームホテルの2軒、シンプルプラス、エスリート、Vワンヴォーグ、チェックインなどのコンセプト際立ち系。写真を見ているだけでワクワクしてきちゃいますわ~。
旅の最終目標は台湾一周で決まり!
な~んてお話ししていたら、またまた台湾熱がぶり返してまいりました。今度は高雄や台頭の方へも足を伸ばしてみたいもの。いつかは2泊3日の定番旅から脱して、のんびり台湾一周にチャレンジしてみたいですわね。みなさまも近くておいしくて癒される台湾に、命の洗濯(ふ、古い…)にお出かけしてみてくださいね。それでは、また来月。Ciao!
「お便りコーナーに元気がないですよー」の第一声はシェリー様から。ご覧になって! 今回はオールキャストでございますわよ。ご主人ご一行のパラオ・ダイビングツアーの手配をし、返す刀でキロロでスノボ、7月にはドイツと、相変わらずエネルギッシュなシェリー様。ドイツの土産話お待ちしてま~す!
そんなシェリー様から「スカーレット様は?」の声に応え(?)、ご本人登場でございます。お一人での遠野めぐり。いいですわねえ~。が、直前の時刻表改正で「乗るはずの電車が来なくて、すっごく焦りました」。アナログ人間の悲哀を感じるひととき(笑)。それでもご一緒にアナログ旅を続けましょうね!
そんなわたくしに「またもやスマホで熱くなっておられますね」とは原始人様。「人間最後は自分の足で歩かねばなりません。スマホは場所は教えてくれても、自分の代りに歩いてはくれませんからね」。おっしゃる通り! そしてご高齢のお父様との台湾旅行! 素晴らしい! まだまだイケます! こちらもアナログ人間なのが楓様。「ガイドブックを買うと、結構な確率でスマホ連動記事があり、行く前から気持ちが萎えます」。ですわよねえ~。でも昨今の欧州情勢もあり、「4月のドイツか7月ロンドンでスマホデビュー」の可能性も! おお~、転向(笑)後はぜひ感想をお寄せください!
最後はついにスマホ購入に踏み切ったMari様。「航空会社のHPがiモード対応を終了してしまったのです」。さっそくシンガポールでプリペイドSIMをご体験。「Google Map はメチャクチャ便利」でも「トラブルがあった時には必要だとは思うけど、無きゃ無いでも大丈夫かも?」。これからもwithスマホ旅のエピソードお寄せくださいね。マジ参考にいたしますので!(←心の叫び)
「I would like to walk, if possible.」
「可能なら歩いていきたいのですが」という意味のフレーズです。目的地への行き方を聞いたらタクシーをすすめられたけれど、歩いて感覚をつかみたい…という場合に、こう切り返してみるといいですね。「ムリ!」と言われても、歩いちゃうのが日本人です!
旅には誰もが納得する「正解」はない
旅の仕方や、さまざまな価値観は十人十色。他人の意見は参考になっても、最終的な結論は自分自身の経験でしか出し得ません。勇気を出して!