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2011リゾート最強ファッション!
みなさま、ごきげんよう。マダムヨーコでございます。今年もゴールデンウイークは魅力的なカレンダーですわね。運がよければ10連休、気合いと根回しがあれば15連休も夢じゃない! もう行き先はお決まりですか? 今回は「ビーチリゾートでのんびりよ」というみなさまに向けて、バカンスライフを彩る最強ファッションアイテムをご紹介いたします。これさえ持っていけば、海でも陸でも女王様になれますわよ!
日本女性陣がどんどん麗しくなっている!
このサロンがはじまった当時、マダムは「リゾートにジーンズなんか持っていくなー」「リュックや斜めがけポシェットをするなー」「日本のストリートファッションを持ち込むなー」とガウガウ吠えておりました。が、ここ数年、各地のリゾートで見かける日本人女性のみなさまのお姿は「お素敵!」「エレガント!」と惜しみない賞賛を送りたいほど。実に洗練されており、リゾート慣れしたヨーロッパ人ともタメをはる麗しさでございます。
ヒミツは、チュニックタイプのウエアの定番化かと。ボディラインがバッチリ出るキャミソール+ジーンズに比べ、チュニックは胸、二の腕、ハラ(あら、おホホ)、お尻など「ヤバイ&隠したい」部分をうま?くカバーしてくれる年齢を問わない万能アイテム。あなたのクローゼットにも、すでに何枚かひそんでいるのではありませんこと? そう、リゾートの最強ファッションは、このチュニックを中心に組み立てていけばよいのです。
チュニック1枚でカジュアルもエレガントも
ビーチでも町中でも、基本のトップスはチュニック系でOK。問題はボトムスです。ふわっとしたシルエットに合わせるのですから、下半身は小さくまとめる。これが基本。自信のある方はショートパンツ、いまいちの方はハーフもしくは七分丈のカプリパンツ、もしくはレギンスを。いずれもストレッチ素材や体にぴたっと合うものを選びましょう。特に丈が長めのチュニックの場合は、ボトムスにクロップドやカーゴパンツを持ってくると、全体にだらっとしたシルエットになるので、あまり見た目が美しくありませんわね。
ここで気をつけたいのが、どんなチュニックを選ぶかと言うこと。断言してしまいますが、小娘さんでなければ小花や中花柄、さらにそこに切り替えやフリルが付いたものには手を出さないこと! ハッキリ言ってかえって老けて見えますし、全体に安っぽい感じになってしまうのです。ある程度の年齢の女性なら選ぶべきは無地&シンプルなデザイン。そしてコットン、シャンブレー、麻など、上質な生地のものをピックアップしましょう。
チュニックは無地が基本、透けてもOK!
なぜ無地がいいかというと、カジュアルにもエレガントにも使い回せるからに他なりません。海に行くときは、そのまま水着の上にはおってビーチウエア代わりに、ディナーの際は大ぶりなアクセサリーとサンダルを合わせて優雅にと自由自在。上質な生地であればあるほど、時と場所を選びません。ただしサンダルはクロックスやビルケン系のゴッツリしたタイプや、ぺらぺらのビーチサンダルはバツですわよ。足元ひとつですべてが台無しです! サンダルが苦手な方はきゃしゃなフラットシューズやエスパドリーユでどうぞ。
無地のチュニックだと下着が透けると心配する方もいそうですわね。ほほほ。リゾートではスケスケ上等! 誰もそんなことは気にしていません。その代わり戦闘服的な機能性ブラは避けて、カラフルなものを着けてくださいましね。もしくは町に出るときでも水着のトップスを。ヨーロッパ人はこうした着こなしが非常に上手で参考になるのですが、襟ぐりの深い綿ローンチュニックの下にホルタータイプのビビッドなビニキトップスなんて、心憎い合わせ方をしています。
バッグや帽子は「エレガント」を最優先
続いてバッグ。こちらは相変わらず斜めがけポシェットやリュック派がまだ多いようですが、エレガントに決めなおかつ収納力も求めるなら、やはりシンプルなトートバッグかしらん。ビーチリゾートにバレンシアガ風のバッグはミスマッチですわよ。大きなサイズは海やプールに行くときに、それ以外は比較的小さめがおしゃれ。荷物が増えそうなときはバッグの中にエコバッグをしのばせておくと便利です。ファスナー付きでない場合は、貴重品をバッグインバッグに収納すれば、安心感もぐーんとアップします。
あと気をつけたいのは帽子です。本来は日光浴を楽しみに行くのがビーチリゾートですから帽子の出番はさほどないはず。ですが紫外線はコワイですものね。絶対やめて??なのは、ゴルフのキャディさんがかぶるようなヤツ(マダムママご愛用。ああ・・・)。また黒板五郎的なニット帽もリゾート向きではありません。思い切ってツバ広のミセス系や、軽めのストールで代用というのはいかが? 最近は日傘という強者もいますが、うーん、リゾートでそれはどうでしょうか。
上手にまとめれば荷物も軽い
さてさて。中には「チュニックが似合わない(泣)」という方もいらっしゃるでしょう。実はマダムもその一派。そんな向きには、軽めの素材のワンピースやフルレングスのリゾートドレスがお役立ち。この場合、色はなるべく派手にサイケ(ふ、古い)に。ミニ丈ワンピにロングカーデ、フルレングスにボレロタイプと、はおりものでアクセントをつけましょう。またゆったりとしたラインのボトムスの場合は、キャミソールやタイトなTシャツでトップスを小さくまとめてスッキリと。体のラインが気になる方は、上に軽めのカーディガンをプラスしてカバーすればよろしくてよ。
いかがですか? だいぶリゾートファッションのイメージがつかめたのではないかしら。またマダムのおすすめアイテムは、どれもこれも軽くてかさばらず洗濯しやすいのも特徴なのです。リゾートですもの、いつもの固くて重くてかさばる服は脱ぎ捨てて、身も心も軽々と旅立ちましょう。みなさまのリゾートライフがラブラブで楽しくありますように! それでは、また来月。Ciao!
「近年は海外ではなく、国内のワタリガラスになっています」というのはお久しぶりの神坂様! んもうっ。あまりにお久しぶり過ぎてマダムは忘れられてしまったかと思いましたわっ(と軽くスネておいて、と)。神坂様からは「ピースサイン、表と裏では意味がえらく異なることを知らない若者もいるようで、手のひらを自分の方に向けて突き出したら相手が怒った何故だろう、なんてことを聞いたことがあります。また中指一本を立てて突き出し、呆れられたアホもいました」とのご報告が。日本の常識は世界の非常識ということも多い、だからこそ外国人とのふれあいは楽しいというご考察。本当にその通りですわね。また興味深いお話、ぜひうかがわせてくださいませ。
お初のM.T様は「写真のピースサインのお話、笑って拝読しました」。M.T様によると写真には「生活習慣とお育ち」が出てしまうとだとか。ひええ、おそろしい! 心得としては「中途半端な笑顔がいちばんダメ」で「笑うなら思い切ってキッチリ歯を出すこと」「脚が開いていないか注意せよ」。みなさまも心に刻んで?。もうおひとり初めてお便りくださったのがJUN様。「旅の楽しみは準備が8割」をモットーに、お母様と北欧にハワイにと充実した親子旅行を楽しんでいらっしゃる孝行息子様です。お母様は「心密かに一番の旅の伴、いえ、友だと思います」。そんな風に思っていただけるお母様、お幸せです!
「Do you have this in larger (smaller) size?」
気に入った服が見つかったのに、自分のサイズのものが見あたらない。そんな時はスタッフをつかまえて一言「もっと大きい(小さな)サイズはありますか?」。試着しているときに「いかがですか?」と聞かれたときにも、こう答えれば合ったものを探してきてくれます。ちなみに「違う色」の場合はフレーズの後半を「in another color」に入れ替えればOKです。
質に自信があれば何があっても大丈夫
値段は関係ありません。人間もモノも本質が上等であれば、何も恐れることはなく、どこに出ても恥ずかしくないのです、というチト偉そうな意味。