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マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
14

ココロとカラダが喜ぶスパ利用の奥の手・孫の手

マダムヨーコの辛口旅サロン ココロとカラダが喜ぶスパ利用の奥の手・孫の手

みなさま、いつもご愛読ありがとうございます。マダムヨーコです。といっても、あの有名なお菓子じゃなくてよ。「マダムヨーコ」で検索して、マダム・・・スウィーツまで手を伸ばしているのか!などと、どうぞ勘違いなさらぬよう(ちなみに、マダムも「マダムヨーコ」は体験済みです)。さて、ミスターMが紳士向けのスパ入門術を紹介なさったためか、女性の上手なスパ利用法を教えてというリクエストをたくさんいただきました。そこで今回は、行ってヨカッタと心も体も満足できる、スパ攻略のマル秘テクニックをこっそり伝授いたします。

室温はワガママなくらいにこだわって!

女性にとってスパはもはや日常のリラクゼーション手段のひとつ。特に海外だからといって肩肘張ることもないかと思われますが、それだけに適当な施術でお茶を濁したら承知しませんわよ的な厳しいチェックをしてしまうもの。料金に見合った快適な雰囲気と空間が用意されているか、本心から「気持ちよかった!」といえるような時間が過ごせるかどうか、スパにトライするときは常に真剣勝負です。マッサージに関しては、ミスターMが詳しく解説してくださいましたので、マダムは特にフェイシャルとヘアケアを中心にお話しいたしますわね。

その前にまず大切な心得を。マダムはいつもボディマッサージとフェイシャルの組み合わせをチョイスするのですが、一般的には最初にボディ、続いてフェイシャルと続きます。これが問題。マッサージで血行がよくなり眠気を催してきた体は徐々に体温が下がります。するとフェイシャルを行っている間に体温はますます奪われ、風邪を引いてしまうことがあるのです。ちょっと寒いなと感じたら、すぐにクーラーやファンを弱めてもらうか、タオルをもう1枚余計にかけてもらうようお願いしましょう。セラピストは常に体を動かしているので、時々「なぜ?」というような顔をもされますが、遠慮は禁物です。我慢したためにその後に体調を崩すなんてシャレになりません。そしてタオルはツタンカーメンのごとく体をぎっちり包んでもらうこと。つま先が出ているだけでも熱は奪われてしまいますわよ。

フェイシャルの評価ポイントはコレ

スパでボディのお手入れは割愛してもフェイシャルだけはマストにしているマダムが、いろいろな国でトライして学んだ結果。それは「クレンジングの段階で専門度は丸わかり」ということです。クレンジングの拭き取りにティシューを使ったり、アイメイクやルージュをきちんと処理しないケース、本当に多いんです。フェイシャルの基本がちゃんとしているところは、こんなことはいたしません。どんなに高価なコスメを塗り込もうが、終了後に目の下真っ黒(マスカラやアイラインが残ったまま)というのは、がっかりです。フェイシャルを自慢にしているスパに行かれたときは、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、お国柄にもよるのでしょうが、ニキビや吹き出物の芯を取り除くかなりハードな工程が含まれるフェイシャルもあります。マダムはこれを「体育会系フェイシャル」と呼び習わし、キレイになるなら何でもウエルカムで対処しておりますが、敏感肌の方は炎症の元になることもあります。顔をいじられていている間にチクッとしたら、体育会系のはじまりです。くれぐれもご用心なさいませ。

そして終了後にもし「メイクをしましょうか?」と聞かれたら、断らずにぜひ身を委ねてみてください。他人から見た自分はどういうメイクが似合うのか、思いもかけない発見があってとても勉強になります。ただしタイでは目の粘膜までばっちりアイラインを入れたオカマちゃん風に、ソウルでは眉山くっきりのイケイケ風に仕上がり、自分と友人の大爆笑を誘いました。面白いから1日それで過ごしましたけど!

はやりのクリームバスはお得でトライする価値大!

バリを中心に広まった「クリームバス」は頭皮と髪をケアする新メニュー。せっかくスパに行って髪の毛なんか、とは思わないでください。これがめっぽう気持ちいいのです。入念な頭皮のマッサージとヘアパック。成分を浸透させる間に首から肩、気の利いたところでは腕からてのひらまでじっくりマッサージしてくれます。ちょっと疲れたときは、全身よりもこんな部分マッサージだけで十分リフレッシュできますよ。料金もボディマッサージに比べてはるかにお得。髪も丁寧にブロウしてくれるので気分もサッパリ。マダムは深夜便で帰国する日は必ずクリームバス、と決めております。

スパ利用後に気をつけたいこと

スパでたっぷり時間をかけてトリートメントしてもらった後は、体がフニャフニャのヘロヘロになっていることが多いはず。もし、ヒールのあるサンダルを履いているときは気をつけてくださいね。マッサージオイルが残っているので、足が滑って転倒したり捻挫したりというハプニングが起こりやすいからです。心配なときは、ウエットタオルをもらって足下だけでもオイルを拭き取った方がいいでしょう。

また、できたらボディトリートリートメントをした後はプールやバスを使わないこと。これはセラピストからもすすめられることですが、オイルの成分を肌に浸透させるための効果的な方法なのです。どうにも落ち着かない人はざっとシャワーだけですませてください。翌朝のお肌のしっとり具合は感動的ですわよ?。となれば、フェイシャルの後のメイクも本当はしない方がベター、ということになりますわね。その通りでございます。特に舞台に上がるような事態がないのでしたら、勇気を出してスッピンで!

スパで恥ずかしがることは何もありません

スパはリラックスが第一目的ですから、できるだけ自然体で受けたいものです。ミスターMも断言しておりましたが、マダムもディスポーザルパンティ(紙パンツのことをスパではこういいます)はノーサンキュー派です。誰にでもはけるような大型サイズで、まるで紙オムツ・・・ああ、マダムの美意識が許しません!第一、セラピストは毎日何十人という裸体を相手にしているのですから、恥ずかしがる必要などありませんことよ。絶対にイヤという人は、ハイレッグかストリングスタイプのお洒落なアンダーウエアをご持参くださいな。

セラピストが男性と女性のいずれかから選べる場合(もちろんちゃんとしたスパで、ですわよ!)は、チャレンジ精神で男性を指名してみるのもいいですわね。ヨーロッパではごく普通に男性セラピストが待機しているウエルネスがあり、女性に負けない繊細なテクニックと、ツボにぎゅっとくるパワーのバランスは絶妙です。もちろん、向こうもプロですから、こちらも堂々と裸で「お任せ」すればいいのです。どうぞ、無用な恥じらいで快楽を逃すことのありませぬように!

そしてスパを十分に堪能するための基本がコミュニケーションです。受付から終了まで、各担当者はあなたのコンディションを確かめるため、こまめに声をかけてくれることでしょう。「熱い」でも「寒い」でも「OK」でも「ちょっと痛い」でも何でも構いません、問いかけにはきちんと返答してこそ、本当のリラックスタイムが満喫できるのです。沈黙は金ではありません。さて、もう少し初心者向けのスパ利用法について知りたいという方は、ミスターMの「アジアンスパ、ウエルネス入門講座」にもお目通しくださいね。次のスパ体験は、よりヘブンリーな時間になること間違いなしです。心も体もめいっぱい甘やかして、どんどん素敵なレディになってしまいましょう。それでは、また次回。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

いつも皆様からいただくメールを心の灯火にしているマダムですが、みなさま、ほんとうに世界中を飛び回っておられるのですね?。れな様はご夫婦でカナダに行かれ、その後ドイツに向かわれたご様子。カナダもドイツも羨ましいけれど、最大のジェラシーポイントは、旦那さまのおごりでビジネス搭乗ってところかしら!ううううう。旅のブログは、自分の思い出にもなる「字のアルバム」ですわよね。これからもどんどん更新し続けてくださいませ。ところで、アップルの特集「女のドイツ」はお役に立ちましたでしょうか?ご夫婦といえばガーデニア様も旦那さまとラスベガスに行かれたそうです。「デトロイトでの約9時間のトランジットはやはりつらかった」そうで、あれこれ時間をつぶすガーデニアさんの横で爆睡する旦那様・・・。想像して思わず笑っちゃいました。ちなみにガーデニア様はその後ハワイへ。きゃー。やっぱりみなさま羨ましすぎです!!

使えるワンポイント英会話

「「Just right」「Good timing」」

「ちょうどいいです」という意味の、これぞスパで使い回せる便利なフレーズ。部屋の温度は、マッサージの強さは、ベッドの具合は・・・等々、テラピストのさまざまな質問に問題なければこう答えます。また、こちらからリクエストする前に、相手が気を利かせて何かしてくれたときには「Good timing=ちょうどよかった!」と一声かけてあげると、お互いの緊張もグッとほぐれると思いますよ。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
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自意識過剰は快楽の大敵

時と場合によっては心も体もオープンにしないと、本当の心地よさは味わえません。不必要な自意識を脱ぎ捨てて、相手に身を任せる度胸を!

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