通称「アラブタワー」。5年の歳月をかけて1999年にオープンしたブルジュ アル アラブは、すでに10年以上の歳月が流れた今日でも、急成長を続けるドバイのシンボル的な存在として注目を浴び続けています。砂浜から約280メートル離れた人工島の上、関わったデザイナーは250人、そして世界初の7つ星と、世界中のホテルの中でも話題性はトップクラス。ホテル単体としては世界一の高さがあり、ギネスにも登録されています。スイカを切って立てたようなユニークなフォルムの屋上から突き出しているヘリポート(テニスコートにもなる)も、たびたびメディアに登場しますよね。
世界一の高さがありながら、客室数は202と意外なほどの少なさ。なぜかといえば、ブルジュ アル アラブのゲストルームは全てメゾネット形式のスイートなのです。1階はリビング、寝室とバスルームが2階という構造で、なおかつそれぞれの天井があ然とするほど高い! こんな空間、一体どうやって使いこなしていいのやら・・・。ゲストはすでにエントランスゲートでチェックが行われるため、入室してからのパーソナルチェックインとなります。しかもワークデスクに置かれたパソコンで手軽に。それ以外の各種リクエストは24時間体制のバトラーか、フロアごとに待機しているコンシェルジュが受け付けてくれます。
室内はゴールドカラーをアクセントにしたきらびやかな内装。どっしりと重量感のある家具や手のこんだファブリックなど、どれもこれも「お金持ち」なイメージが満載です。とはいえあまりうるささを感じないのはその広さゆえ。機器や設備を動かすのもリモコンひとつで操作できますから、ちょっとものぐさにベッドやソファでだらだら過ごすのも楽しいかも。また利用者がみな驚くのが、バスアメニティの豪華さ。全てエルメスでそろえられていて、フルボトルのパフュームまで持ち帰り可なのだとか。館内には水族館レベルの水槽のあるレストランや「下界」を見下ろす高層階バーなど、話の種にも足を運んでみたい場所が目白押し。ランチブッフェは驚天動地のメニューが並ぶらしいですよ!
市街地から4WDに揺られること約1時間、砂漠の中に造られたアル マハ デザート リゾート&スパは、広大な敷地を有するドバイ自慢のオアシスリゾートです。建築に際してはいったん砂漠を掘り起こしてインフラを整備し、再び元の姿に戻すという大プロジェクトを敢行。にもかかわらず自然保護区に指定されているのですから、その工事がいかに慎重に行われたものだったかがわかります。事実、このリゾートはエコツーリズムでも有名で、単に砂漠という非日常感だけでなく、ここでしかできない貴重な体験をすることも。ラグジュアリーステイ志向派もワイルドライフ希望派も、どちらも大満足の1軒、というわけです。
客室は全てプライベートプール付きのコテージタイプ。砂漠の遊牧民ベドウィンのテントをイメージしたのどかさと洗練されたアラビックスタイルが融合し、唯一無二の空間を造りあげています。家具や調度品は温もりのある木製。ファブリックも暖色系でまとめられ、何だか居心地のよいシャレーのような雰囲気。ベッドから降りて背後に回ればバスルーム、前方のガラスのスライドドアを開ければウッドデッキとプールという構造もすてきです。プールは温度調節が可能ですので、肌寒い季節や夜間でも快適。夜の砂漠を眺めながらボーッとつかっていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
インルームスパやテラスで朝日を浴びながらの朝食など、滞在型の楽しみは贅沢の一言に尽きますが、やはりトライして欲しいのが砂漠ならではの自然とのふれあいです。敷地内には絶滅危惧種のアラビアンオリックスが放牧されているのをはじめ、ガゼルの姿を見ることもできますし、敷地内で体験できるアクティビティも多種多様。タカの調教やキャメルトレッキング、ホースライディングなどが、1泊につき2つまで無料で参加できる嬉しい特典が。さらにアクティブに砂漠を楽しみたいなら、ハジャール山脈やワジへのマウンテンドライブや200年前の遺跡が残るハッタ村訪問など、こちらも興味津々のプログラムが用意されています。
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