ルームサービスのチップの払い方
ルームサービスのチップ額は、アメリカ方面では15%のチップが相場ですが、アジア・オセアニア・ヨーロッパ方面では10%程度で問題ありません。支払い方法は伝票への記入が一般的。アメリカ方面ではチップ欄が必ずありま すが、その他の地区では一律ではありません。
記入欄がない場合は、通常手書きで「TIP」または「GRATUITY」と書き金額を記入します。しかし「チップ欄がない=チップは不要」というホテルもあります。判断は難しいですが、あなたが受けたサービスの内容に合わせて、支 払うかどうかを決めるといいでしょう。
ルームサービスを運んできたスタッフに払うべきか?
ルームサービスを運んできてくれたスタッフにチップを支払うべきか否か。心情的には支払ったほうがいいように思いますが、チップをウエイター、ウエイトレスの全員で集めて均等分配の方式にしているホテルもあります。と なると、支払いはサインで済ませ(支払いはホテルに)、チップのみキャッシュで払う(チップは担当者に)という方法では、不公平が生じてしまいますね。国やホテルによっては、チップを払おうとしても受け取ってくれない 場合もあります。これまた難しい問題です。
要するにチップには、これが絶対という正解はないのです。それぞれの国・地域の文化や歴史と密接にかかわるチップの習慣。わからなかったら、フロントやコンシェルジュ、あるいはホテルスタッフに尋ねる。これが無難のよ うです。