リクエストは「伝えただけ」と心得るべし
じっくり選んでこれだ、と決めたホテル。予約の時点であれこれ細かくリクエストを伝えたのだから、これでもう安心・・・?いえいえ、それはちょっと違います。
予約の段階では、あなたの希望をホテル側に「伝えた」ことにしかなりません。日本の常識としては、「言ったからOK」ととらえがちですが、海外ではそうではありません。客室の割り当ては、ホテル側の事情や都合で左右されますから、実際には希望と違う部屋が用意さあれていることも、ままあるのです。
だからこそ、チェックインは重要ポイント。自分の泊まりたい部屋は、チェックインで手に入れる、と心得ましょう。
チェックイン時に具体的な希望を言おう
レセプションで手続きを行い、用意してあった部屋のキーをそのまま受け取る。そんなチェックインでは、自分のリクエスト通りの部屋がアップルワールドサインされているのかわかりませんよね。
たとえ予約時にリクエストをしていたとしても、チェックインの際には改めて「禁煙室」「バスタブ付きの部屋」「ベッドが2つある部屋」など、希望を具体的に伝えることが大切です。もし条件にあわない部屋が用意されていたら、スタッフがすぐに変更してくれる可能性が高いですし、そうでない場合はその旨の確認があるはずです。
もしここで何も言わないと、リクエストと違った部屋にアサインされてしまう可能性が高くなります。特にアジア・アメリカ方面では、ダブルルームの数がツインルームより多い場合がほとんどで、何も指定しないと自動的にダブルの部屋になる恐れがあるのです。どうしてもツインが良い場合はチェックイン時に忘れずに確認することをおすすめします。
希望をかなえるには最低限の英語力を
上に書いたように、希望のサービスをゲットするには、きちんと伝え交渉するための語学力が必要です。つたない英語力でも言いたいことを伝えようとする意志、そしてグッドラックがすべてです。個人旅行を楽しむなら、最低限のマナーと思って基本的な英語を勉強してください。言いたいことも言えず、相手のいうことも全く理解できなければ、希望のサービスを受けられないだけでなく、自分の身を危険にさらすリスクもあります。
また希望の部屋をゲットするには、早めのチェックインこそがその秘訣。これはオーバーブックから身を守るための安全策にもなります。快適度アップのためには物おじせず、何が欲しいかをはっきりと言いましょう。
最後に1つ、とっておきの秘訣を。チェーンホテルに泊まる場合、以前に同じチェーンのホテルに泊まった経験がある時は、「I had a great stay at your hotel in ドコドコ」と、何気なくつぶやいてみましょう。リピーターを大切にするのはどこも同じ。もしかしたら、ワンランク上の部屋に案内されるかもしれません。希望がかなう確率がこれでグ~ンとアップ!これぞ、スマートなホテル利用のコツです。