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マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
84

マダムも共感!「旅の面白エピソード」集

マダムヨーコの辛口旅サロン マダムも共感!「旅の面白エピソード」集

いつも以上にとんでもない夏が終わりつつある今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。もうすぐ出かける南イタリアの気候が読めず、荷造りに激しく悩んでいるマダムヨーコでございます。ところで、「夏のヨーロッパでは(バーゲンの他に)どんな旅行を?」というご質問をいただきました。わたくし基本は街歩きでございます。なるべくひとつのところにとどまって、気が向くままブラブラ。お茶を飲み、お店をのぞき、コマゴマしたものを買い、面白そうなギャラリーがあったら入ってみる。そんな「特別なことは何もしない」滞在こそ、わたくしの定番なのでございます。

一流ホテルの真価が問われる時

そんなマダムのコラムを毎回楽しみにしてくださっているみなさま、いつも熱く心のこもったお便りをありがとうございます。今年も恒例のお便り特集がやってまいりました。常連様&ご新規様入り乱れての、大々的ご紹介でございますわよ~!

トップバッターは、マダムのコラムを見て「あっ! わたしの名前も出ている!」とお便りくださった、れな様。んもう~、お久しぶりでございます。この春にニューヨークのお友達に会いに行ったついでに「アメリカ、イギリス、イタリア、トルコ、インド、タイ、香港に滞在、つまり東回りに北半球をぐるっと一周することになりました(笑)」……って、れな様、「せっかくだから」の規模がデカすぎます!

ところが最後の香港、かのペニンシュラに滞在中に、じんましん発生! 「さすがは一流ホテル、素晴らしい対応でした。SOSサービスの方が夜中なのに駆けつけてくれ、診察してもらい、部屋から一歩も出ずに安心を得ることができたのです」。ああ、わかります。何よりもありがたいのは、心細さをサポートしてもらえることですものね。

「どんなに健康でも、いつ何が起こるかわかりません。そういう意味でも、一流ホテルの素晴らしさ、快適さ、安心感は必要だと感じました」。そうなのです、ミスターもよくおっしゃっているように、一流ホテルは単に料金が高いから一流、ではないんですのよね。れな様の旅が無事にすんで本当にようございました。

日本男子の進化に期待する!

その香港に行ってきましたというご報告が、渡辺様からも。もうっ、全文紹介したいほどネタの宝庫! 中でもマダム的ツボはというと、まずはダンナ様との旅問題。「自分で行きたいといったわりに、まったくノープランで私を激怒させた上海旅行や、ツアーで日程ガチガチだった台湾旅行の苦い経験から、相手(ダンナ様)をあてにしないようにして、それぞれの得意分野を生かした役割分担が、なんとなくできるようになりました」。夫婦旅行成功のカギは、共同作業にあるという渡辺様。これ、共感される女性陣が多そうなポイントですわね~。

そして、日本男子問題。海外では「イケメンてことはないけど、へんなチンピラ風やホスト風な子がいなくて、みんななんとなく清潔感があってよろしかったですわ。日本の男子は、なんだか、不潔なんですよねぇ」「でまた、その親であるおじさんたちが、みんな半開きで死んだような目をして、靴がダサいんですよ」。

ぶ、ぶはは! 渡辺様、それは言っちゃダメ~! でも「目は合わせないし、いつも無表情か仏頂面で、『失礼』とか『どうぞ』とかさえ声にも出せないで、気が利かない」。これは事実ですわねっ。ダサいというのは、自分を客観的に見ることができないということ。男性として、女性として、日本人として、それはどうなのか。常に「自分」を、欲目なく見直す心を持ちたいものですわね。

ウィーンでまさかの盗難に遭遇

続いて、数年ぶりの海外旅行で友人とウィーンに行かれた、けいこゆい様。「一週間の旅行中とても楽しかったのですが、まさかまさか最終日に悲劇が起きました」。なんですかなんですかっ!? 「帰りの空港へ、スーツケースをひき、ポシェットをかけ、電車で向かっていました。途中の駅で非常ベルが鳴り出し、みんな一気に走り出しました。

私たちはちょうどエスカレータの真ん中あたりで止まったため、スーツケースを抱えてひたすら登りました。そして上についたとき、気がつきました。ポシェットの中の財布がない! そうです。スリにあい、現金を見事に取られていました。もう、ショックすぎて、全く立ち直れずにいます」。

なんということでしょう! エスカレータを登っている間に……? 敵ながら凄腕すぎ。そんな状況では、冷静に判断しろと言われても難しいですわよね。楽しく過ごした後だったことがせめてもの救いですわ~。でも、けいこゆい様! 経験は人を強くします。次はきっともっと素敵な旅が楽しめるはず。あきらめず、尻込みせず、これからもタフなトラヴェジェンヌを目指してくださいね。

やっぱり変だよ世界の気候

そしてもう一人、「ホイリゲ・シルブで再びワインを飲む」ためにウィーンに行かれたのが、おばさんH様。おや、お名前が変わっていますが、あの常連様ですわよね。ふふふ。この初夏、ウィーンは「めちゃ暑かった」そうで、連日35℃越え。「初日に首回りがしっかり日焼け。2日目からは日焼け止め塗りまくり……が、足もとをぬかってしまい、しっかりとサンダル焼けが発生しました」。

ひーえー。10年前の猛暑の記憶がよみがえる~。ところが、8月後半に同地を訪れた知人からは「寒かったよ」。「最低13℃、せいぜい高くて25℃だったそうです。極端ですね」。あああ、旅支度が読めない。旅人を悩ませる世界的異常気象!

ホイリゲでワインを堪能したH様の帰国便はミュンヘン経由。「これがまずかった。ウィーンを出る時、私にしては珍しくも『当分ヨーロッパはもういいかなァ』と思っていたのです。が、空港でミュンヘンの雰囲気に触れたとたん、『次はミュンヘンでビール飲むぞ!』に変わってしまいました。ア~ア、あっという間に崩れた私の決心……」。その気持ち、手に取るようにわかりますっ。どうして外国で飲むお酒は、あんなにおいしいのでしょうねえ……。

マジで役立ってます「Check in, Please!」

ラストを飾るはmunechika様。コタキナバルで滞在したインターナショナルブランドのホテルでのこと。深夜に到着すると、フロントにはスタッフが一人だけ。「予約が入っていない模様です。でも大丈夫。ホテルバウチャーを見せて、その晩は希望の部屋ではなかったけれど、『明日部屋を替れます』との言質を取って寝ました」。さらに朝食でも、宿泊料に含まれているはずの料金を請求されてしまい……。

munechika様が遭遇したこの2つのトラブルで大活躍したのが、「Check in, Please!」だったのだとか。す~ば~ら~し~。何せ、あのブックレットには、マダムが実際に「こんな時、英語で何て言えばいいのさ、キーッ!」となった、リアルな事例もてんこ盛りなのでございます。こうしてお役に立てたかと思うと、マジで感無量でございますわ~。

それよりもmunechika様が驚いたのは、「日本の衰退」だったそうです。「海外旅行を始めて30年近く、バブルの時は、あのパリに行っても日本人ホテルスタッフがいました。マレーシアでも、ここ何年か中国人が増え、室内金庫の使用法も日本語表記が無くなり、中国語表記になっています。テレビもNHKの表記はあるものの、実際は中国語番組に取って代わられています」。

確かに~。わたくしも、いろいろな国で中国語の台頭を実感しますもの。しかし今後は、「勢力」よりも「成熟」で勝負するのが日本人旅行客の目指す道。「やはり日本人ゲストは素晴らしいねえ」と世界中から褒められるよう、お互いをピカピカに磨いてまいりましょう!

みなさまからのお便り、マダムはいつもワクワクして拝読しております。すべてご紹介できずにすみません~。みなさまの今後の旅が、ますます思い出深く実り多いものになりますようお祈りしつつ、また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

みなさまから届いた様々な旅エピソード、いかがでしたか。実は、これまでの反響をぶっちぎるほど、大変なお便りが寄せられているテーマがございますの。それが「スマホが旅をつまらなくする!?」で取りあげた、スマホとの付き合い方について。

次回は、お便り特集第2弾として、この問題に寄せられたご意見、ご感想、ご提案などをワンテーマでご紹介したいと思います。私もひと言いいたい、というみなさま、まだ間に合いますので、ぜひバックナンバーをご一読の上、マダムあてにお便りくださいませ!

使えるワンポイント英会話

「Let me off here, please.」

「ここで降ろしてください」という意味。タクシーに乗った時、目的地に着く前に別の場所に立ち寄りたくなった時や、信号や交差点など、自分の都合のいい場所で車を降ろして欲しい時に使えるフレーズです。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
マダムイラスト

「勢い」の旅から「成熟」の旅人へ

気軽に行ける海外だからこそ、自分だけが良ければそれでいいという「コドモ旅」は卒業し、尊敬されるオトナの旅人を目指しましょう。

おすすめバックナンバー

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