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マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
74

今月はお便り&コメント特集!~マダム編

マダムヨーコの辛口旅サロン 今月はお便り&コメント特集!~マダム編

みなさま、またお会いできましたわね。マダムヨーコでございます。今月は「読者からのお便りが面白そうなので、もっと紹介してください」とのリクエストにお応えし、ミスターとの連携でみなさまからのお便りとコメントの大特集しております。本当は全文掲載したいところですが、どんだけスクロールアップが必要かって話になりますので、涙をのんでチョイチョイつまませていただきます。どうぞ、ご容赦のほど~。

文句があるならベルサイユにいらっしゃい!

トップバッターは、いつも楽しい旅のお便りをくださる心のマブダチ楓様。「マダムの周りには反パリ派が多いと書かれていましたが、私もまさにそうです(笑)。しかも来仏も10年以上前(爆笑)。もう『私の事ですか?』と思ってしまいました」。この「私も反パリ派」の声、とても多かったんですのよ。そして、同じように、「ベルサイユのばら」がきっかけでフランスやパリに行きたくなったというコメントも。ふふふ、実はわたくしも、そうなんです! 旅行中アントワネットゆかりの場所に行くたびに、「ああ、ここでフェルゼンと!」「ひいい、奥様おぐしが!」等々、わかるひとにはわかるつぶやきを大連発。見出しの啖呵も、いつかはぜひ切ってみたいものです。

個人旅行の際は「これでもか!」というくらい下調べをするのに、「ツアーだとガイドブックすら読まずに行くこともあります」という楓様。あれこれ調べても、何もできなかったらショックなので、というのがその理由。そこで「ツアーで旅行に行く際、みなさん、どれくらい下調べするんでしょうか?」。わたくしは、添乗員付きのツアーは経験がないため何とも言えませんが、基本的には下調べしますわねえ。楓様のおっしゃるとおり「下調べをして行った方が、実感がわくし、より楽しい旅になる」と思いますもの。みなさまは、いかがですか? あ、ちなみに楓様は次のロシア旅に備えて「女王エカテリーナ」で予習中とのこと。ククク、抜かりなさすぎで大笑い! ご報告、お待ちしております~。

女性だけでグランメゾンはマナー違反?

パリと言えば、ご友人とパリ旅行をするというトミオカ様から、こんなご質問をいただきました。「友人が、グランメゾンに女性同士で行くのは変な目で見られたり、マナーとして良くないから行きたくないと言っているんです」。大丈夫! 女性同士でもマナー違反ではありません。たまに「女性だけで高級店に入るのは、その手のお商売のお姉様だと思われる」なんていう方(たいていが中年以上の男性)がいますが、品のある服装や態度で食事を楽しめば、そんな失礼な判断はされるはずもございません。トラヴェジェンヌのみなさまも、グランメゾンには、どうぞ堂々と、そして美しく装ってお出かけください。

ヒップポケットに財布はやっぱり禁止

れな様、美しいオーロラとかわいらしい親子のショット、またしてもありがとうございます。かつて、香港旅行で彼氏が信号待ちの際に財布をすられたというれな様、「でも被害は被害ですが、お尻のポケットなんかに無造作にお財布を入れているほうが悪いような気のする私でありました…相手には言わなかったけれど…」。で・す・わ・よ・ね~。男性のみなさま「オレだけは」はありませぬ。ふだんからお気をつけ遊ばせ! そ、それはそうと「旦那と喧嘩したときに(笑)、とても腹が立って、家事放り投げて好き勝手してやる! と勢いで申し込んだ」というセブ旅行。して、告知は? 首尾は? 気になりますぅ~~。

ヒップポケット問題では、ガッチャマン様からもお便りが。あ、この方もやはり香港です。タクシーで移動した九龍駅で、いざ「チケットを出そうとしたらポケットに入れていた財布が・・・ない!! 顔面蒼白になり駅のインフォメーションに駆け込み、スタッフの方に事情を話し、宿泊していたホテルに電話してもらい、部屋に財布を落としてないか調べてもらい、冷や汗を流しながらパニックに陥っていると、一人の男性がこちらに駆け寄ってきます」。そう、タクシーの運転手さんだったのです! 友人は「普通は戻らない、本当にラッキーだ」。確かにそう思いますわね~。またガッチャマン様が想像するに、帰国前のため、もはや現地通貨は不要と多めにチップを渡したことも、この親切の原因だったのではないかとのこと。「それ以来、財布は絶対にお尻のポケットに入れるをやめ、気持ちのいいサービスを提供された時には、また『ここは大事!』という場面では、チップを余分に払うようになりました」。素晴らしい! ミスターがいつもおっしゃるように、これぞ本当のチップの意味ですわね。どうぞこれからも、スマートでハートウオーミングな旅をお続けくださいませ。

危険回避には日本語で怒鳴るのも有効

「外国を旅行していると、ふとラーメンが食べたく」なる微笑むモナリザ様、いつもお便りありがとうございます。パリで署名を求める女性に強引に腕を捕まれた際、「ふだんなら『Leave me alone』等と言うのですが、ムッとしたのでとっさに『なにしやがんだ!』と日本語で怒鳴」ったそうです。相手はビックリして離れていったとかで、「むりに外国語で伝えようとするよりも、日本語で何か言う方が、経験から言って効果的かもしれません」。確かに、とっさの場合は、とにかく日本語で騒ぎ立てるのは、周辺の注目を集めるのにもいい手段ですわよね。みなさまも、いざという時はあれこれ悩まず日本語で怒鳴りましょう。微笑むモナリザ様は、旅行したいと思ってからの道のりが「フルマラソン」。どうしても行きたい理由があれば「上司を殴り倒してもすべてを捨てて旅立ちます」。くぅ~~、カッコよすぎざます!

素直な気持ちで相手を褒めたい

お母様の勘違いで大幅に予定変更しながらのブタペスト旅行と相成ったのは、近藤様。いつも素敵なお便りありがとうございます。「大切なことは口頭で伝えるのはやめよう」、これは、わたくしもしかと胸に刻んでおきますわね。とはいえ、旅先ではフレンドリーなハンガリーの人々に感動し、おいしい料理を堪能なさったご様子。「今回の旅行でもう一つ気付いたことがございます。欧米の方は,素敵と思ったことをきちんと相手に伝えるのが、なんて上手なのかということ」。たとえばレストランで見知らぬご婦人が、わざわざ「あなたのお洋服がLovely」「その帽子が素敵」と、「一言伝えたくって」と声をかけに来てくれる。「日本で外国の方が素敵でも、わざわざ伝えにいく方がどれだけいらっしゃるでしょうか? 相手の素敵なところを見つけようとする目と、見つけたときに素直に素敵と伝える社交性。私もそうありたいと思って帰ってまいりました」。わたくしも、そういう経験ありますわ。本当に嬉しいものですのよね。積極的に声をかけるのは難しいですが、まずは身近な家族や友人、恋人などに素直に「素敵ね」と言うことからはじめてみませんか、みなさま!

狭く小さな「ルール」から抜けだそう!

最後は、初めましての渡辺様。初めてのニューヨーク旅行で「アメリカはやっぱり世界の中心、経済、文化の中心だといい意味でも悪い意味でも実感し、日本はどんどんガラパゴス化しているなぁと実感しました。携帯だけではないですね。経済も文化も人も自分たちだけのルールで凝り固まって、狭く狭くなっているように感じました。そのためにどんどん麻痺していることがあるような気がします。いろんなとことで、『失礼』『ありがとう』が聞かれますし、子供を騒がせたまましているところも見かけません。皆がちょっとした気遣いを心がけている。『もてなし』や『絆』なんていっていることのほうが、恥ずかしく感じました」。シビアなご意見ですが、マダムも同感です。そして、海外旅行はこういう「気づき」のための得がたい機会なんですのよね。「どこに行ってもその国の素晴らしいところや、それによって日本を顧みることになるのですが、今まで以上に、自分がこれからどう生きるかということを考え続けなければと思う」という渡辺様。わたくしも、心して実りのある海外旅行を続けたいと思います。真摯なご示唆ありがとうございました。

ああ、やっぱりどうがんばっても、すべてのお便りをご紹介しきれませんでした。でも、いただいたお便りはきちんと目を通し、「聞かせて」でご返事していきますので、みなさま、これからもマダムヨーコをどうぞよろしく。それでは、また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を
使えるワンポイント英会話

「It was nice talking to you.」

旅先で偶然知り合った人、見知らぬ土地で親切にしてくれた人、わずかの間話し相手になってくれた人。つかの間だけれど、素敵な時間を共にしてくれた相手には、このひと言を伝えましょう。「あなたとお話しできてよかった」という意味のフレーズです。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
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世界の振り見て我が振り直せ

どこでも自分たちの「常識」が通じると思わないこと。心を開いて「世界」を見つめ、そこから新しい価値観を学んでいきましょう。

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