アメリカン・エキスプレス
マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
36

私の旅のパートナー自慢大会

マダムヨーコの辛口旅サロン 私の旅のパートナー自慢大会

えっ、まさか! またもやサーチャージが復活するんですのっ!?  初冬はおフランスに渡り、アルザス地方かバスク地方で美酒美食三昧しようと企んでおりましたのに?。しかもバンコク経由にして、帰路は冷えた体を温めてから帰国しようと思っておりましたのに?。どうせダメになるのなら、最初から期待させないで欲しかった。みんな油が悪いのね。と、演歌調で嘆いてみましたマダムヨーコでございます。

母親と息子が旅するのは「信じられな?い」?

今回は、みなさまからのお便り特集でございます。旅の楽しさと充実度を左右する同行者。さて、あなたのベストパートナーは? トップバッターはマゼンダ様。「この3月に息子(23歳)とローマへ行ってきました。学生のうちに一度は行こう、と約束していたのがようやく実現したってわけです」ところが「この話をすると一部友人からひどい反応があることを発見! え、信じられな?い、息子と母親で旅行だなんて、という反応です。なかにはおぞましいものを見るような目つきで見られたことも(-_-;)。娘と行くというとみんな好意的なのにね」。

いやいや、優しくたくましく育った息子は母親の誇り! 一緒に旅して何が悪いというのでしょう。マダムの友人にも、ジェントルなご子息との海外旅行を楽しんでいる方おりますわよ。外野の騒音は受け流してOKです! が、マゼンダ様、「その2週後に夫と行った国内温泉旅行はつまらないだけでなくストレスたまりました」って、なんつう強烈なオチ。さらに「ちなみに夫は楽しかったようです。だから私も楽しいものだと勘違いしないでほしい! 世の夫方よ、ほとんどの妻はこう思っています」とダメ押し。これに関しては世のお母様方にも、大いなるご賛同をいただけると思いますわ?。

旅のパートナー選びの基準は気づかい具合か

と思えば「私は大変ラッキーなことに、オットと2人で旅を楽しんでいます」とおっしゃるのは、ぷーみん様。しかし、女性同士やグループ旅行は苦手だそう。「もともと一人旅派ですし、気ままにマイペースに動きたいので、友人の中には旅好きもいますが、一緒に行こうという話にはなりませんね。お互いにペースが合わず疲れる結果になるのは目に見えてますから」と。やはり友人と妻や夫では、「気づかいの度合い」は違ってくるのでしょうかねえ。とすれば、ぶーみん様は最高のパートナーに出合えたというわけですわね。

そして「私たち夫婦にはもうひとり、大事な旅のパートナーがいるのですよ。いつからか同行している添乗員ならぬ「便乗員」という職のパンダです。フィンランドではオーロラを見ましたし、香港ではお寺めぐりをしました。飛行機の中でお子様に会えば人気者です。旅するパンダ、今度はどこに行こうか思案中です」。うはは。ナーイス。ぜひぜひ、旅先でもの思う便乗員パンダ氏のお写真を!!

ツアーメイトという発想の転換

旅のパートナーといえば家族や友人という固定観念をくつがえしてくださったのが、aniy様。「私も何度友人と旅行に行って後悔したことでしょう」。かといって「一人旅は何かとお金がかかるし、不安なことも」。そんなaniy様の解決策とは「ツアーメイト」でした。「某掲示板で探して過去に3回、ツアーメイトとフリーツアーのパック旅行に行きましたが、つかず離れずで大変楽しい旅行ができました。朝一緒にご飯を食べてあとはそれぞれ一人で好きなところへ。夜、時間が合えば、一緒に夕食を。お互いの昼間の話を聞いて、2倍旅行を楽しんだ気分でした。空港で初対面なわけですから、お互いの過去の旅行話を聞いていたら、あっという間に着陸なんです」。まあ! これは新鮮なご意見ですわね! 向き不向きはあると思いますが、友人知人はちょっと、でもひとり旅はもっと無理と思っておられる方、こんな方法もありですわよ。

辛口サロンを読んでいて「私の旅の話を投稿したくなり初めてメール」くださったのはムーミンママ様。旅好きになったきっかけは、高校の卒業旅行を計画したこと。まだ旅ブームも起きていない30年以上前、同級生と岡山・倉敷2泊3日。「その時、ホテルの手配、交通機関の手配、観光スポットを調べる楽しさを覚え」たムーミンママ様は、その後の大学生活でもお金を貯め、「沖縄へ5泊6日の旅。今では考えられないほど高いものでした」。ユースで知り合った人と合流したり、またひとり旅に戻ったり・・・。拝見していて、その情景が映画のように浮かんできました。旅って、本当にいいですわね。ひとり旅ヒストリーの続き、お待ちしております!

危機管理もひとり旅の重要課題

ところで「パック旅行にはいい点がいっぱいありますが、それでもやっぱり私は個人派」なのに「人には個人旅行を勧めたくありません」との、聞き捨てならないご発言がウエステージ様より! 理由は「怖い思いをいっぱいしたからです。財布をすり盗られるなんて、序の口。人気のない寂しいところでレンタカーが故障したり、空港でのチェックが厳重すぎて飛行機に乗り遅れたり、空港で預けた荷物がどっかへ行ってしまったり・・。英語が堪能なら、割と簡単に対処できたのかもしれません。ですから、個人旅行というのは、言葉に不自由のない人の特権みたいな気がするのですが、ヨーコ様は如何思われますか?」

・・・そ、それは、あまりにアンラッキーな出来事が続きましたのね。でもウエステージ様も、艱難辛苦を耐えての「個人派」ではありませんか。他人にひとり旅の相談をされたら、ご自分の貴重な体験をお話しし、決して甘いものではないという緊張感をお与えになったらいかがでしょう。マジメな話、他人のトラブル話は、非常に印象深く教訓になるのです。今後のウエステージ様の旅がハッピーなことをお祈りするばかりでございます。

読めない言葉は現地で聞く!

ガイドブックにカタカナ表記がなくて現地語が読めないんだよー、どーすりゃいーんだよー、というマダムのやさぐれたグチに対して、今西文子様より「一人旅はまさに自分で自分の身を守らにゃいけません。私は出発する3カ月前から図書館に通います。 英語や現地語で書かれた固有名詞の読み方は現地の人に聞きます。そこから話がはずみ親しくなるきっかけになったりして・・。おかげで世界中にお友達ができました」というアドバイスが。ハイ。誠にその通りでございます。次回はマダムも気取っていないで、現地の人の教えを請うようにいたします?。

いつもは気の合うマダム軍団とばかり語り合っているため(テーマはダメ男子、ダメ政治、ダメサービス業等々。憂国の士ざますわね)、みなさまからいただくお便りは、発想の転換を促してくれる貴重なきっかけ。年齢も住んでいるところも、趣味も性別も違う方々が、「旅」という一点だけで、こんなに広くつながれるなんて・・・マダムはいつも感動しております。みなさま、これからも、いろいろなお話聞かせてくださいね。そしてマダムと辛口サロンをどうぞよろしく。では、また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

hikaru様から、こんなご質問をいただきました。
「バリのスパ情報、ありがとうございました! ところで、質問です。マダムはマッサージを受けるとき、施術者が男性でも平気ですか? 全裸でそれはありえないと思ったので、それで泣く泣くキャンセルしたこともあります。そんな私はヘタレでしょうか(男性施術者にもトライしてみるべきでしょうか)・・・?」

ふふふ。まだまだ甘いですわね。マダムは男性だって全裸でも全く平気でございます。なにせ相手はプロですわよ。アヤしいことなんかして大騒ぎされたら、仕事失っちゃいますもの。相手が男性でも女性でも、プロとしてのプライドがある人なら身を任せてしまってOKです。ただし、サロンは選びましょうね。安いからといって、何を、どんなふうにマッサージをしてくれるかわからないようなお店には入らないこと。ホテル内のスパや有名店なら、エステティシャンの性別にこだわりすぎる必要はないと思います。あと、男性が施術者の場合、うつぶせでできるメニューしか行わないという場合もあります。男性=ゼッタイ無理、と即却下する前に内容をお確かめあそばせ?。レッツ・トライ・男子!

使えるワンポイント英会話

「After you.」

「あなたのあとから=お先にどうぞ」という意味のおなじみフレーズ。日本人はおとなしくてきれい好きでとてもいい旅人という評価ですが、他人を無視しがちなのが最大の欠点。他人に先を譲るとき、相手の目を見てこの一言を。特に男性は一言もなければ先も譲らないケースが多すぎます。ご自戒なさいませ!

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
マダムイラスト

「旅の話」だけでも世界は広がる

自分とは全く違う環境で生きている他人だからこそ、思いもかけない啓発をされることがあります。何にでも興味を持つことを忘れないで!

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