ビジネスステイでなくても大活躍
スイートに泊まるのは無理だけど、ホテルステイをちょっぴりグレードアップしてみたい。そんな人に利用してほしいのがクラブフロアです。クラブフロアというとビジネスユースのイメージがありますが、用意されているサービスは女性同士や家族連れにも嬉しいものばかり。上手に利用すれば特別感だけでなくお得感もいっぱいです。
「クラブフロア」もしくは「エグゼクティブフロア」とは、通常に比べ施設や設備、またサービスがワンランクアップする客室カテゴリーが配置されたフロアのこと。ここに滞在するゲストは、ホテルにとって大切な存在。より特別感を味わってもらうために、さまざまな工夫が凝らされています。
代表的なものが専用ラウンジの開設。専用チェックイン・アウト、朝食から軽食、カクテルまで終日ドリンクやスナック類が無料で楽しめるだけでなく、専用コンシェルジュが常駐し、各種手続きをサポートしてくれることも。ビジネスパーソンが多いシティホテルでは年齢制限を設けているところもあり、雰囲気はとってもスマート。静かで洗練されたステイを求める方にはピッタリです。
リゾートではファミリー向けも
一方、リゾートではクラブフロアをファミリー向けに展開しているケースが目立ちます。何よりありがたいのは、ラウンジで軽食やドリンク類が一日中サービスされること。たとえ室料は高くても、ラウンジの利用が含まれてい るとあれば、いつでも気兼ねなく飲食できます。
それに子供にクラブラウンジを使わせることは、日常にはないシチュエーションでマナーや社交を学ばせるいい機会にもなりますね。ナイフやフォークの使い方も含め、親が率先して手本を示さなければなりませんから、自分自 身の立ち居振る舞いを見直すいい機会にもなるのでは。
ビジネスセンターはこう使う!
ビジネスセンターとは、その名の通り「ビジネス」のためのサポート施設。コピー、ファクス、コンピュータをはじめとした各種OA機器やミーティングルームの提供の他、文書作成や電話応対、翻訳や通訳といった私設秘書のよう な業務も請け負ってくれます。
だからスマホやノートパソコンを忘れた時でも大丈夫。ビジネスセンターに行けばたいていのことは解決しますし、万が一外国語での操作に手間取っても、スタッフが手取り足取りフォローしてくれるでしょう。
もっとデキるビジネスパーソンの中には、そこを自分のオフィスにしてしまう、という強者も。あらかじめ「担当」スタッフを決めて、自分宛の書類やデータを管理・分類してもらう。電話応対やスケジュール管理も任せる。ミ ーティングルームを商談に使い、軽食やドリンクをセッティングしてもらう。海外では、こうしたホテルの活用法も自分のステイタスをアップし、商談を有利に運ぶ一つの方法としてよく知られています。
あなたも、次の出張でトライしてみてはいかが?