エコに協力する方法
世界的なエコロジーの動きは、ホテルのバスルームにも影響を与えています。特にバスルームには、ゲストが協力できる省エネ方法がたくさんあります。
ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオル、フットタオル等高級ホテルになるほど備え付けのタオルの種類は多くなりますが、ちょっと手をふいただけという時など、毎回全部のタオルを交換してもらう必要がない場合がありま すよね。そんな時の意思表示の仕方があります。
まず交換して欲しいものは、バスタブ内、または床の隅にまとめて置きます。これは「使用済み、交換してください」のサインです。逆に、まだ交換しなくていいもの、未使用のものは、ハンガーにかけておきます。これが「未使 用、またはそのまま使います」のサイン。要は、「交換して欲しいものとそうでないものが、はっきりわかるようにしておく」ことがポイントです。
シャワーカーテンが2枚ある!?
通常、シャワーカーテンは、バスタブの内側に入れて使いますよね。これはほとんどの方がご存じだと思います。
高級ホテルではシャワーカーテンが2枚あるバスルームがありますが、この時は内側の1枚をバスタブの中に、外側のカーテンはバスタブの外に出して使います。1枚の場合だと、シャワーを浴びている最中に空気の流れによってシ ャワーカーテンが体の方に寄ってきてしまうことがありますが、2枚だとそれがなく、より快適にシャワーを利用できるのです。
シャワーを浴びた後は、飛び散ったお湯をきちんとタオルで拭きとるのが当然のマナー。シャワーも勢いの度が過ぎると客室のカーペットまで濡らしてしまったり、階下の天井にシミをつくってしまい弁償ということもありますの で注意してください。
シャワーカーテンがない場合!?
シャワーカーテンがないバスルームに出合った場合、どうやってシャワーを浴びるのかと不思議に思ってしまうことがあります。でも、そこが日本との習慣の違いです。
このタイプはヨーロッパのホテルに多いのですが、ゆったりとバスジェルで泡立てたバスタブにつかった後、ジェルの成分を残すためにすっかり洗い流さず、あがる時にそっと泡だけ落とすようにします。つまり、思い切りよくシ ャワーを浴びるわけではないので、シャワーカーテンは必要ないわけです。バスタブを出た後は、飛び散ったお湯をタオルでぬぐうように心がけましょう。