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プーケットの新しい魅力をマダムヨーコが紹介します
もう松の内も過ぎましたが、改めて新年おめでとうございます。2007年初の「ミスターMのおいしい旅の話」は、新春にふさわしく華やかなゲストを迎えてのコラボ企画。といいますか、全面的な乗っ取り企画。着実に熱烈なファンを増やしつつある、あのマダムヨーコが「紹介するのはプーケットですって?それでは、わたくしの出番ですわっ」と、勇んでの参上です。やれやれ。今回はマダムに敬意を表し全面降伏。慎んでご拝聴いたしましょう。
「アジアのハワイ」になりかけていたプーケット:津波前
みなさま?、いつもとはちょっと異なるシブイ背景からこんにちは。新年からやる気満々の闘うトラベジェンヌ・マダムヨーコでございます。スリルと冒険心に満ちたミスターの旅のお話、マダムは常にうっとり聞き惚れているのですが、プーケットを取り上げるとあっては、黙っていられませんことよ。なぜならここ数年、マダムが最も足を運んだ回数が多い渡航先がプーケットであり、大好きな、そして特別な場所のひとつだからです。
「うわー、アジア系の団体ばっかり!ここはアジアのハワイか!?」と驚嘆したのが2004年12月のはじめ。大規模リゾートが次々と欧米チェーンホテルに買収され、一方で個性的なブティックホテルがちらほらと誕生。ああ、ここはバリとはまた違った進化をしていくのだなと感慨深く、次のデスティネーションであるペナンへ移動。オンザビーチのハネムーンシャレーに滞在し、「ところでダンナは?」とイノセントにたずねてきたハウスキーパーに「ちっ。残念ながら一人旅ですのよっ」と切り返して帰国。その2日後に、あのスマトラ沖地震が起こったのです(ちなみにくだんのハネムーンシャレーは、津波で全壊した唯一の客室だったとか)。
新しい方向性をつかんで急成長:津波後
津波の後、マダムはプーケットに行くのが恐ろしゅうございました。のんきで、いいかげんで、でも誰もがニコニコしていたプーケット。何よりも愛していたそのムードが消えていたら・・・。しかし、みなさま、プーケットはたくましかった!悲しみを乗り越えてあっという間に復興を果たし、さらにいい機会とばかりに多くのホテルが改装・増築三昧。行くたびに新しいホテルの開業ラッシュ、リゾートエリアは拡大の一途。
すごいっ。えらいっ。しかも「お兄さん、ノーヘル&ビーサンで現場仕事っすか!」という、マイペンライぶりも健在。パタヤのごとくビーチにズラリと並ぶパラソルもOK!屋台の便乗値上げも許しましょう!いまいちなタイ産ワインも喜んで!プーケットが元気になるなら、ガンガンお金を落としていきますわ!
次の旅はプーケットに行け、ざます
ところが、日本人客(とアジア系全般)の戻りはいまだに、非常にスローなのでございます。マダムはそれが歯がゆくて仕方ありません。最近はどこを歩いてもオージーやロシア、北欧系が大半。みなさんマグロのよーに終日プールサイドでおくつろぎです。よく言えば、リゾートとして注目されはじめた頃に戻ったよう。「日本人ばかりのところはイヤ」という方には、もしかすると今は最高の狙い目かもしれませんわね。そして新しいホテルの目玉は、やはり、プールヴィラとゴージャスなスパが中心。ムード作りは満点。何を食べてもおいしいし、のんびり優雅に過ごすには言うことナシのプーケットですのよ。
プーケットから遠ざかっていた方、まだ行ったことのない方、マダムが保証します。次の旅はプーケットへ!どのエリアに滞在するかで感想は異なるでしょうが、マダムから上級者向けに特別ヒントを。プーケット滞在を感動的にしたかったら、エリアではなくホテルを中心に考えること、です。ホテル選びは決して妥協してはなりませぬ。ささ、泊まりたいホテルが見つかったら、迷わずプーケットへ行くざます?。
プーケット日本人会より、皆様へ
「2007年に向けて」
昨年12月26日は、プーケット日本人会主催によりカマラビーチ『インド洋津波被災者慰霊之碑』前におきましてインド洋津波犠牲者3回忌慰霊祭を営ませていただきました。当日は炎天下、ご遺族30名と300名の参列者にお集まりいただき、盛大かつ厳粛に法要を終えることができました。 ご遺族の方たちからも法要を終えた後に、『これで踏ん切りがついた』などとのお言葉をいただき、関係者一同少しでもお役に立てたことに満足しております。
また本年は日泰修好120周年にあたります。プーケット日本人会もタイ国政府観光庁のご協力をいただき、この記念すべき年に様々な企画催しを予定しております。
2月 日本人祭り
4月 加藤登紀子コンサート
6月 プーケットマラソン
具体的な日程や詳細に付きましては日本人会ホームページでお知らせする予定です。あるいは日本人会にお問い合わせください。
プーケット日本人会-Phuket Japanese Association E-mail contact@phuketja.org
いつ来ても楽しく安らげるプーケット。そんなプーケットでいられるよう、在住の私たちも努力していく所存ですが、今後とも皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。
2007年1月3日
プーケット日本人会会長 宮下 和司
プーケット/滞在するなら本当に大切な人と!
ほほほ、このコーナーも今回はマダムのものですわ。さて、マダムがホテルで一番厳しくチェックするのがロビーエリア。入った途端にノックアウトされるような雰囲気のあるホテルなら、まず間違いなく素敵な滞在ができると思うのですが、あなたはいかが?プーケットで、マダムが今最も注目しているエリア、スリンにはそんな超個性的なホテルが目白押し。どこを紹介しようか迷うほどですが、このマナタイは特に素晴らしかった!ボードウオークのクールなエントランス、書斎のようなギャラリーのようなロビー。もう「ホテル」というイメージなぞ全くありません。クラクラです。
お部屋がまたいいんですの。ポルトガル様式を反映したオールドプーケットスタイルと軽快なモダンスタイルをミックスさせた、上品で美しい内装。モダンの方向性が似通いがちなホテルが多い中、もうサンゼンと輝くような際立ちぶり。スーペリアはやや手狭でシャワーオンリーだし、プールもとってもちっこいけれど、そんなことは全然気にならないほど、きちんと世界観が確立しているのが決め手、かしら?こういうホテルは、違いのわかるスマートなダーリンと滞在したいものですわねえ。部屋数が少ないのも、二人の親密度をいや増すというもの。大型・ゴージャス・プールヴィラだけがスイートホテルの条件ではありませんのよ。ホテルフリークのみなさま、ぜひお試しあれ!
バンコク・スワンナプーム国際空港がついにオープン!
オープンするするといいながら長らく「言うだけ番長」だったバンコク・スワンナプーム国際空港が、ついに昨年9月に開港しました。当日はどのホテルにも、バゲッジのみが超レイトチェックインだったとか、エアポートホテルで大停電とか、いろいろ微笑ましいエピソードが語り継がれておりますが、マダムが利用しての感想をいくつか。
まず「広すぎ!」。ゲートがサークル型でないため、とにかく歩かされます。国際線から国内線への移動は死のロードです。案内板もまだまだ充分でなく、迷う人も多そう。そしてトイレ、これがまたブースの数は少ないわ、通路の裏手の妙に殺伐としたところに造られているわで、大至急改装の要有りと思いますわ。やたらとこじゃれたカフェが多いのも特徴。当時聞いた話では空港内はガスの使用が禁止されているため、本格的な調理を必要とするレストランが出店できないのだそうです。また新空港だというのに、そこはかとなく漂うこのユーズド感は一体・・・。パスポートコントロールの天井を見上げてごらんなさいませ。「デザインか?」と思いたいほどクモの巣満載。とはいえ、明るく活気に満ち、地元の人々の観光スポットにもなっているこの空港、時とともにきっとアジア最大のハブ空港にふさわしい貫録と利便性を備えていくことでしょう。ま、その前に市内の渋滞を何とかせーよ、というのがバンコクを訪れる万人の願いでありましょうが・・・。