地下鉄レッドラインのシカゴ駅から徒歩約5分、賑やかなステート通り沿いに建つデザイナーホテルです。慌ただしく過ぎていく都会生活から少し逃れて、ゆっくりと自分の時間を取り戻し、心身ともにリフレッシュしてほしい……というコンセプトのもと、スパやウエルネスに力を入れたスタイリッシュな隠れ家のような1軒。アーティスティックでありながら、どこかほっと心が安らぐのは、ネイチャーテイストの家具や調度品を多用し、優しく包み込むようなカラースキームのおかげかもしれません。
客室もくつろぎを最優先し、ふかふかのベッドやゆったりとしたシャワースペースが快適です。夕刻になると天井から床までの大きな窓の向こうに、シカゴの素晴らしいスカイラインが広がります。毎年全米トップ・スパ・リストに選出されるスパは、男性からカップル向けまで多彩なメニューが自慢。そしてスパと同じくらい有名なのが、スカイラウンジ「ヴァーティゴ」です。オープンは午後のハッピーアワーから深夜まで。美術鑑賞やタウン散策で疲れて戻ったらスパでリラックスして、バーで一杯。短くても贅沢かつパーフェクトなシカゴ滞在ができる素敵なホテルです。
マクドナルド、シアーズ、ハイアットホテル等々、シカゴ発祥モノは多々ありますが、このヴァージン ホテルもシカゴが第1号店。2015年早々にオープンしたばかりで、母体はご存知の通りあのヴァージン・グループです。客室はリビング&ベッドエリアとドレッシングエリア&バスルームがスライドドアで仕切られており、ポップかつ親しみやすい家具や調度品でセッティング。オシャレなアパートメントのような雰囲気です。明るく開放的な空間はレジャーだけでなく、ビジネスステイでもゲストを十分リラックスさせてくれます。
さてこのホテルがユニークなのは、そのデザインだけではありません。コンセプトもまた従来のホテルと大きく異なっており、何とアーリーチェックイン、レイトチェックアウトはもちろん、ビジネスセンターやWIFI利用、さらにはルームサービスまで全て「追加料金はいただきません」とのこと! 人を楽しませることが大好きなリチャード・ブランソン氏らしい大胆な改革で、ゲストにとっては嬉しい限りのサプライズです。が、時として時代の先端を行きすぎる同氏のアイデアのこと、気がついたらシステム変更なんてことにもなりかねません。開業後、日の浅い今ならまだ恩恵に預かれるはず。ぜひ急いで!
サンフランシスコ中心に個性的なホテルを展開しているキンプトンホテル・グループの1軒。地下鉄ブルーラインのワシントン駅から徒歩数分、大型コンプレックスビルの一角にあり、アクセス、グルメ、ショッピング、アクティビティの全てを網羅できる絶好のロケーションに位置しています。ビルは1895年に建てられた「元祖・摩天楼」の1本。館内は当時の雰囲気を極力残したレトロモダンなデザインで、コリドーを歩いていると古き良きアメリカ映画の中に迷い込んだような気分になります。
客室は建物そのものに深い敬意を表し、ゴールドと濃紺のロイヤルカラーでまとめられています。ファブリックもダマスク織りやヴェルベットのような優雅でリッチな素材をチョイス。目にも鮮やかで美しいその内装は、帰館するたびに新鮮な驚きを与えてくれるでしょう。またここのスパは客室で施術してもらうインルームタイプ。ボディマッサージからフェイシャルまでリクエスト可能です。そしてシカゴの名物グルメをコンテンポラリースタイルで供するレストラン「アットウッド」も注目の的。毎晩5時からはゲスト無料のワインアワーも開催されています。