堂々たるエドウォーディアンスタイルの建物は、かつて市庁舎として使われていたもの。そこに30年代アールデコ調の家具や調度品、そして現代的なロフトのイメージを融合させたのが、このホテル。エントランスの造りや頑丈な階段、そして何よりも館内に流れるレトロなムードに、当時の名残をうかがうことができます。
客室は全80室。通常のホテルルームからフルキッチンつきのアパートメントまで、目的や人数に合わせて選ぶことができます。内装は各室異なりますが、選び抜かれた家具やクリーンで美しいバスルームは共通。フリーWIFIやiPod Docも完備しているので、スマホやPCが手放せない人でもストレスなく過ごせます。バーやダイニングも個性的で、ゲスト同士の交流も盛んです。客室数が少ないため、スタッフとの距離も近く、滞在するほどに気心が知れていくのも嬉しいもの。自分だけの秘密にしたいクールな隠れ家ホテルです。
スターウッド系の「W」に対抗して、「Andaz」はハイアット系が立ち上げた、スタイリッシュブティックホテルのブランド。ロンドン初進出のアンダース リバプール ストリートは、一見、19世紀ヴィクトリアンスタイルの地味で重厚な建物が舞台です。ところが! さりげなくロゴが配されただけのエントランスをくぐると世界は一変。アート作品のような家具やオブジェがちりばめられた、遊び心いっぱいの空間が出現するのです。
特に目を引くのは吹き抜けの螺旋階段と、エレベータと客室フロアを結ぶシースルーの通路。フロントブースを設けず、スタッフがマンツーマンでチェックイン/アウトの手続きを行うのも、ホテル的な思考から脱却したユニークなシステムです。オーソドックスな客室とのギャップも楽しく、想像以上に居心地の良い滞在拠点になってくれるはず。外出から戻るのが楽しみになるホテルです。
ヴァンドーム広場とパレ・ガルニエを結ぶラ・ペ通りに、2002年に開業したばかりのラグジュアリーホテル・・・と聞くと「え!? そんな最近だったの」と驚く人も多いことでしょう。もはや、すっかりパリの一等地になじんでしまったパーク ハイアット パリ ヴァンドーム。ドアマンが控えるエントランスは、物見遊山で足を踏み入れるのがためらわれるほど、格調高いムードが漂っています。
館内はブラウン、ベージュ、ホワイトを基調にしたシックなアーバンスタイル。重厚ながら軽やかさを感じさせるのは、家具や調度品が優雅と洗練を極めているから。なんでも設計は、あのアマンリゾーツを手がけたエド・タトルだそうで、大都会の賑やかなエリアに位置しながら、リゾートのようなくつろぎを与えてくれるのは、彼の手腕のおかげなのかも。優しく心温まるもてなしで、「パリの我が家」は全世界にリピーターを生み続けています。
1758年、ルイ15世の命により建立されたホテル ドゥ クリヨンは、250年以上にわたる歴史において、各界の要人たちをもてなしてきた世界屈指のラグジュアリーホテルです。そのクラシックなたたずまいは今日も変わることがなく、宮殿そのものの外観と広々とした美しい客室には、他のどのホテルにもない特別の優雅さと特別感があふれています。
とりわけ高い評価を得ているのがパーソナライズドサービスで、ビジネスユースはもちろん、ひとり旅の女性から子どもまで、どんなゲストにも快適に過ごしてもらえるよう、手厚いもてなしとケアを徹底しています。2011年にミシュラン1ツ星を獲得したメインダイニング「レ・ザン・バサドール」、セレブが顧客のスパ「メゾン・ドゥ・ボーテ・カリタ」など、館内施設も最高級。フランス政府から与えられた「パラス」の称号に、これほどふさわしいホテルはありません。
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