マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
124

マダムの新春ぼやき「コレ、なんとかして!」

マダムヨーコの辛口旅サロン マダムの新春ぼやき「コレ、なんとかして!」

みなさま、遅ればせながらあけましておめでとうございます。マダムヨーコの辛口サロン、新年度初お目もじでございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。ということで、初春は肩の凝らない話題から。旅先でわたくしが常々感じている、プチ不満&不便&疑問などの総棚ざらえでございます。「あるある~」の気分でお楽しみくださいませ。

スーツケースが邪魔すぎる!

マダムヨーコ、現時点でトップの不満アイテムがこれざますの! 現在大・中・小3つのプラ樹脂素材のスーツケースを使い分けておりますが、な~ぜ~、アイツらは真ん中からしか開かないのでしょうかっ。しかも開けるなら常にフルオープン状態しかないという柔軟性のなさ! 空港で、道ばたで、駅で、ちょっと荷物を入れ直したいという時もパッカ~ン。マジで恥ずかしいんですのよ~。

もっと困るのがホテルの客室です。狭い部屋では置く場所はあっても広げるスペースがない! 大きなサイズだと一般的なバゲッジラックには乗らないし、観音開きゆえ180度開かないとパッキングもできません。同室者が増えると状況はさらに過酷に。セコい場所取り小競り合いの果てに、いちいちベッドの上で開いたり閉じたり。イヤですわよね~。チョー面倒ですわよね~。

最近はポケット付きのハードケースも出てきましたが、そのタイプは小型が主流ですし、やはりパッキングは「パッカ~ン」がマストでございます。ソフトケースなら片方は「フタ」なので、所要面積は半分ですみ、フタが視線をブロックする役目も果たしてくれるんですけどねえ…。みなさまは狭い部屋でのスーツケース扱い、どんな工夫をされていますか? ぜひマダムにご教授ください!

ゲストルームのスイッチトラップ!

ホテルと名のつくものは全て楽しめるわたくしですが、最新システムの中で、どーにも使いづらいと感じるのがタブレット操作でございます。ウリは照明、カーテン、空調、オーディオ、電話まで「これ1台でOK」。ですがカーテンなぞ手で開け閉めした方が早いし、何行程も経て通話モードにするなら、受話器を持ち上げた方がラクと思いません? それにタブレットでシステム稼動ということは、本体がトラブったら何もできなくなるわけで…。

オシャレ系ホテルでは、こうしたスイッチのトラップが多々あるんですのよね。他にもカンベンして~と思ったのが、バスルームのこじゃれすぎたスイッチデザイン。タッチパネル上に白抜きのピクトグラムって、アナタ、眼鏡を外したら何が何やらサッパリじゃございませんか。大接近して確かめるしかなく、それでも頭から冷水シャワーをかぶって「ヒィィ!」となること数回。あれは親切を装ったワナでございます!

プリペイドとSIMは自力でセットせよ

わたくし、海外でのパーソナル通信手段は、相変わらずプリペイドのガラケーでございます。滞在期間に応じて購入するのですが、問題は自分でセットできないこと。英語ならまだしも、それ以外の言語の国ではお手上げです。よって、お店の人についでにお願いするのですが、ある時気がつきました。手数料として10ユーロ近く加算されるのです~。確かにね、プラス作業ですけどね。場合によっては本体の金額よりも高いんじゃ…。いつか自分できる日が来るのでしょうか。つうか、その前に早くスマホにしろよ、って話かしらん!?

サマータイムに翻弄される

いまだに考えるとドキドキするのが、サマータイムの切り替え時に導入国に滞在していること。それは3月末のイタリア旅行。まさに夏時間になる日の午前中に、鉄道での移動を予定しておりました。うかつさでは人後に落ちないわたくし、もちろんサマータイムのことなど1ミリも頭になく、フツーに起きて朝食に出かけ、のんびり帰室。チェックアウトまで余裕の体で過ごすべく、テレビをつけて「はあ!?」。驚愕です。世の中はなぜか1時間進んでいる! 最初は意味がわからず、自分の勘違いだと思っていたのですが、いずれにしろもうホテルを出ないと電車に乗り遅れる! 

この時のあせりは、帰国便の中でホテルのセーフティにお財布&家の鍵を忘れて来たのに気づいた時(ほほほ)に匹敵しましたわね~。もはや半泣きで支度をし、鬼の形相でレセプションに。ええ、ええ、走りましたわよ。駅まで近くて幸いでした。そして電車遅延は当たり前のイタリア、ありがとう! 助かったよ! サマータイム切り替え時は、みなさまくれぐれもご注意を!

ささやかなことでも声をあげてみよう

いろいろしょうもないぼやきを展開してまいりましたが、みなさまも海外旅行に関して、決定的ではないけれど何となく不便、やっぱり不満…と感じていることがおありかと思います。たいがいは笑ってすむ話ではございますが、もしかするとささやかなその気づきが、「そういうものだから」と思っていた自分の認識を、さらには世の中を変えていくきっかけになるかもしれません。どうぞ、黙って我慢せずに、ツッコまれ覚悟で声をあげてみてくださいね(←うまくまとめてみました!)。それでは、みなさま、また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

まずは、はじめましてのnamnam様。旅先でムダな時間を過ごそうというマダムの提案に「その通り!」。「退職して時間に余裕ができると、旅行ではなく”日常生活の場を移す”方向へ」「住人になりきって過ごすと現地の生活がよくわかります」「このダラダラ加減が私にはとっても心地よいのです」。旅に自分のスタイルを持つことの素晴らしさが伝わるお便り、ありがとうございます。これからも、ぜひマンハッタンステイのエピソードを聞かせてくださいね!

「自分も事前に細かなスケジュールを立てるのが苦手です」という三月の旅人様。「マダムヨーコのコラム、久しぶりに拝見しました。まだやっていたので、うれしく思いました」。あらあ~、わたくしこそうれしゅうございます。時がたっても相変わらずおマヌケをかましておりますマダムヨーコ。三月の旅人様、またのぞきにいらしてくださいね!

新春は常連のみなさまの声が続々と届いております。お久しぶりの花の精様からは「私達にとっての旅は、人との出会いと言うよりは、自然との出会いであり、食べ物との出会いでもあり、ホテルとの出会いでもあります」という、マダムヨーコも激しく同意でございます~のご発言が。わたくしセブ島はご無沙汰ですが、久々に行ってみたくなりましたわよ~。

一人旅で初台湾3都市めぐりをしてきたばかりというスカーレット様。airbnbのホストの女性と仲良くなり、得難い体験をされてきたご様子。「旅行の楽しみの1つは自分の目で現地を見ることです」。そうです、そうです。どんなにたくさん情報があっても、自分の五感でしかわからないことはたくさんありますものね。「今年がトラベラーにとって良い年になりますように」とのメッセージ、サロン読者のみなさまにもお届けいたします。

シェリー様、相変わらずアクティブで充実した毎日をお過ごしのご様子。「観光地満載のパッケージツアーのことを、我が家では『引き回しの刑』と呼んでおります」。ですわよね~。することだけ決めて「後は勝手気ままに過ごす。それが私の流儀」。すーばーらーしーいー。シェリー様、そしてみなさまが応援してくださる限り、サロンは続けてまいります。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします!

使えるワンポイント英会話

「Hold on, please」

電話の応対で使う「ちょっと待ってください」という意味のフレーズです。通話を切らず、相手にそのまま(受話器を持ったまま)待ってもらう時に使います。「Wait, please」でも間違いではありませんが、対面時に使う方が自然です。また声だけの印象では、やや高圧的に感じてしまうことも。電話では避けた方が無難でしょう。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
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黙っていたら何も始まらない

以心伝心を尊びがちな私たちですが、自分の気持ちは言葉にしなければきちんと伝わりません。どんな場面でも惜しまず言葉を発しましょう。

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