マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
66

トリノ&ジェノバの遊び方

マダムヨーコの辛口旅サロン トリノ&ジェノバの遊び方

長かった冬もようやく終わり、うららかな春の気配漂う今日この頃。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。新たな旅立ちを迎える方も多いかと存じます。どうぞ、みなさまの、まだ見ぬ未来が楽しく素晴らしい日々となりますように!

イタリアファンのみなさま、ご勘弁を

前回、前々回と、イタリア旅行(とりわけ交通機関)で心身ともに疲弊したわたくし、思い切りグチりまくったところ、「昔に比べるとイタリアの国鉄は、ずいぶんマシになっているんですよ」「イタリアの鉄道ひどすぎる?、なんて言い方はガッカリです」等々のお叱りメールをいただいてしまいました。そこで今回は、「悪いことだけじゃなかったのよイタリア」の反省をこめて、トリノとジェノバの楽しみ方を紹介いたします。

トリノのタクシーで大感激

お米やトリュフの名産地であり、スローフード発祥の地でもあるトリノは、イタリア王国統一後に最初に首都となった場所・・・って、こんなお勉強はもういいですわよね?。ミラノからは鉄道利用が便利ですが、ダイレクトにマルペンサ空港に到着したマダムは、中央駅まで移動する手間を省いて、SADEM社の長距離バスを利用いたしました。乗車券は要事前予約(サイトでできます)。当日の振替不可。よって前後のバスに乗り換えたい場合は、改めてチケットを購入しなければなりません。マダムはこの手続きで手間取り、結局、予約通りのバスに搭乗したのでした。ジタバタしなければよかったざます?。

トリノまでは約2時間。降車停留所は終点ターミナルではなく、ポルタ・スーザ駅がベスト。駅といってもちょっと離れた静かな場所。でも大丈夫! そのまま道なり進行方向に歩いていけば、数分でタクシー乗り場が見つかります。マダムの感激は、まず、このタクシーから。ホテルは中心部のサン・カルロ広場裏手。ナポリのタクシーでさんざんな目にあってきたわたくしは、目を皿のようにしてメーターをガン見。到着時は11ユーロちょっとの表示。深夜&バゲッジ大1つ搭載を考慮すると、マダムの試算は15ユーロ。さあ、どう出る運転手! 「ん?11ユーロでいいよ?」「へ?」。なんと、ボるどころか、正直すぎるご対応。感激のあまり15ユーロを渡すと、「これじゃあ多すぎる」と2ユーロを返してくれたのです。一気に、トリノが好きになった瞬間でございました。

メルカート歩きに疲れたら名物カフェへ

イタリアの大都市の中でも珍しく碁盤の目状に整備されているトリノは、のんびりと散策するのに最適。方向音痴気味のマダムにも優しい街なのでございます。見どころは多々ありますが、面白かったのがレプッブリカ広場のぐるりに展開している巨大メルカート。2ユーロのブラジャーから最高級の白トリュフまで、生活に必要なものは(ニセモノ含め)ほとんどすべてが並んでいます。小腹がすいたら肉市場の片隅でパニーノを。これがまたおいしいのです!

歩き疲れたら、やはりトリノ名物のカフェで一休み。わたくし滞在中に「サン・カルロ」「フィオーリオ」「アイ・ビチェリン」「バラッティ&ミラノ」「カフェ・エレナ」といった、老舗どころを渡り歩きました。もちろんオーダーはビチェリン(カフェモカのもっと濃い感じ)です。バラッティではお茶うけとして、ジャンドゥイオットというチョコレートを頼んだのですが、親指ほどの大きさで1つ6ユーロ。ひーっ。店内では高いんですのねえ。またトリノは、ヴェルモットが生産されることから、「食前酒」文化が花開いた土地でもあります。カフェでは様々なオリジナルカクテルや、趣向を凝らしたおつまみ(ストゥッチキーノ)も充実。これが、一人旅にはほんと??うに大助かりでしたの!

一人旅でも楽しめる小道リストランテ

というのも、やはりヨーロッパでディナータイムに、一人でトラットリアの扉をくぐるのは勇気がいりますもの。そこでいつものように、やや豪華な食事は遅めのランチで充当し、夜は気軽なカフェでワイン&おつまみ、という作戦に出ましたの。近年ではイタリアでもハッピーアワーが定番となりつつあるので、早めに行けばお得感もありでございます。してランチは何処に、と言いますと、狙いめはショッピングストリートのガリバルディ通り・・・から伸びる小道沿いのお店です。いずれも小体で気さく、でもおしゃれで一人でも全く問題なし。パン、サラダ、プリモ、セコンド、ミネラルウオーターもしくはワイン1/4リットル(という選択がスゴすぎ!)で7ユーロという魅力的なお値段から、同じコースでも30ユーロという高級店まで、選択肢も豊富ですわよ。

ジェノバのバスは使いやすい

一方のジェノバは、かつて海運王国として発展した港町。その名残りか、埠頭の南側では週末になると、各国から働きにきている人々でごったがえす蚤の市(というか泥棒市?)のようなマーケットが出現しますし、マッダレーナ通り界隈では早朝からお仕事にお励みになるお姉様方が、四つ辻ごとに色香を振りまいておられます。わたくしがお世話になった中目黒マダム一家のアパートメントは、東の高台にあるマニン広場のさらに山の手。ジェノバは比較的バスルートがわかりやすいので、エディーコラ(キオスク)でつづり券を買い、縦横無尽に乗りまくりました。

このアパートメントの大家さんのおすすめは、港からフェリーでジェノバの海沿いの町に遊びにいくこと。「おいしいリストランテがたくさんあるわよ?」のコメントに食いついたわたくしたちは、サン・ジョルジョ宮殿の向かいにあるフェリー乗り場から、いざ出発。リヴィエラ方面とは反対に進む船からは、ジェノバの港町としての発展の軌跡がうかがえるような光景が広がります。

フェリーで行くジェノバの小さな町

のんびり風に吹かれて2時間弱。ペーリの町に到着です。しかし・・・昼下がりの町は閑散とし、海沿いのお店も季節外れのためか休業多し。ずいぶん歩いて、ようやく見つけた小さなリストランテで遅いお昼となったのですが、ここが、もうっ、絶品! ヴォンゴレ、フリットミスト、ジェノバ名物コップンマグロ、そしてペスト・ジェノヴェーゼ、すべてが息もつけないほど美味なのです。締めのレモンソルベまで大満足のひとときでございました。ストでチンクエテッレには行けなかったけれど、ジェノバにも、こんなすてきな穴場があったんですのねえ。

ジェノバはご存知の通り、ペスト・ジェノヴェーゼ発祥の地です。そしてスパゲティではなく、トローフィエというねじりパスタに合わせることが多いのですが、このねじりパスタ、ちょっぴり虫のような形なんですの。まっ、慣れてしまえば平気ですけど?。観光都市なので、港周辺には大型レストランがたくさんありますし、要予約の有名店も多数。もう少し気楽で賑やかなお店は、サンドナート教会の周辺に点在しています。気をつけることは、そのボリューム。日本人が思い浮かべる一人分とイタリアのそれは、驚愕するほど差があります。大まかにオーダーする際は、どんなに「足りないわよ!」と脅されても、人数マイナス一人分で対応した方が吉ですわ。スタッフの仰せの通りにしたわたくしたち5人は、テーブルに乗り切らないほどの料理に無言&涙目でしたもの!

かつて「イタリアマダムになりたい!」と心底考えていたわたくしにとって、イタリアはずっと心の中の特等席にある国。好きすぎるが故に、文句が厳しくなるのは、対ボーイフレンドでも同じような気がします。そして、「しょーがないけど大好き」なイタリアに翻弄されつつ、次の逢瀬を楽しみにしているのでありました。みなさまにも、そんな特別な国がおありでしょうか。今度マダムに教えてくださいね。それでは、また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

まずは天候不良のため、予定外の空港に深夜おろされてしまったという泉井様。「航空会社はこうゆう場合はホテル等の手配はしてくれないのでしょうか?」。何はともあれ、到着したらすぐ航空会社のカウンターに行き、どのように対処してくれるのか確認することでございます。移動手段や宿泊の手配をしてもらえなかった場合は、交通費や宿泊費の領収書をもらっておき、後で交渉します。旅行保険で補填される場合もありますので、加入していたらこちらもチェックを。いずれにせよ現地での交渉は、基本的に英語になります。ファイトですわよ!

マダムと同じコペン経由ミラノ行きの飛行機で旅立たれたひな子様。乗り継ぎはいかがでしたか? 意外と余裕シャクシャクだったりして・・・。ぜひ体験談をお知らせくださいね。

そして、やはり同じようにヨーロッパ内の移動でストとデモに苦労なさったというのは石田様。情報によると「ヨーロッパは11月にストが多いので要注意」なのだそうです。アテネからサントリーニ島へいく豪華客船がストで欠航。すぐに空港に向かい6時間待ちの末、目的地に到着された石田様。「今いえるのは、ハプニングって楽しい、ってことざます!」。さすが、タフなトラヴェジェンヌは言うことが違います。マダムもまだまだ肝っ玉が小さいですわね?(反省)。

使えるワンポイント英会話

「Separate checks, please.」

「支払いはワリカンでお願いします」という意味のフレーズ。これがいちばん簡単かつ覚えやすい言い方です。といっても、高級レストランでこの発言は御法度。お願いするならカフェやバー、気軽なレストランでと心得ておきましょう。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
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いいこと探しがハッピーを生む

ネガティブなことばかり考えたり言ったりしていると、幸せはますます遠のいてしまいます・・・という自戒を込めた格言です。

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