「添い寝」可能年齢は、国・ホテルによってさまざま
小さな子供連れでホテルを利用する場合、便利なのがファミリープラン。これはツインやダブルの部屋でも、一定年齢以下の子供は追加料金なしで一緒に泊まることができるプランのこと。アジア・アメリカ方面で広く採用 されています。
利用条件は、「大人2人(両親)に添い寝する子供2人まで」というのが一般的です。添い寝の可能な子供の年齢は、アジアでは12才以下が多いですが、アメリカではホテルによりさまざまなので、予約時に確認するといいで しょう。中には「18才まで可」なんていう場合もあり、びっくりさせられることもあります。
反対に、ホテルの方針や消防法による定員その他の理由で、添い寝(たとえ0才児でも!)を一切受け付けないところもありますので注意してください。「0~1歳児は(添い寝ではなく)ベビーベッド、2歳以上は大人と同じ 扱い」というホテルも、実は結構あるんですよ。
ただし、「現地で部屋を見て、もしベッドが狭かったらエキストラベッドをリクエストすればいい」と考えている人には、ファミリープランはおすすめできません。なぜなら添い寝の子供に追加のベッドを用意するというこ とは飛行機で、ひざの上に乗せるから席はいらないと無料で予約した1才の幼児に、「やっぱり席が欲しい」といって席を用意してもらうのと同じことになるからです。追加料金を請求されるケースがほとんどですので、心配 なら最初から2部屋確保しておいたほうがいいでしょう。
そもそも「添い寝」の文化がない国も
ヨーロッパ方面では基本的にファミリープランはありません。文化的に添い寝の習慣がないからです。そのため、小さな子供でも1人として数えるのが一般的であり、2部屋の予約が必要となることがほとんどです。
こういう場合はコネクティングルームやアジョイニングルームを活用しましょう。あらかじめ予約しておいてもいいですし、チェックイン時にフロントで「家族なので、隣り同士の部屋をもらえますか?」と聞いてみるのも いいでしょう。空いていれば隣り同士、あるいは近くの部屋を用意してもらえるはずです。
リゾートならコンドミニアムやレジデンスもおすすめ!
また家族連れの旅なら、コンドミニアムやサービスアパートメントを利用するのも賢い方法。特にリゾートであれば、絶対におすすめです。家族団らんのスペースがあることや、キッチン完備で飲食の自由度が大きいこと、 洗濯施設が完備されていること、そしてバスルームが複数あることなど利点はいっぱい。
なかでも広いリビングスペースが確保できることは、ゆったりとした旅行ができる大きなポイントになるでしょう。キッチンがあるからといって毎食調理しなくては、なんて考える必要はありません。ケータリングはもとよ り、気楽に外食、あるいは近くのコンビニで食べたいものを買ってきて、部屋でのんびり食べるなんてことができるのもコンドミニアムのいいところです。ちょっとお茶を湧かしたい、ラーメンを一杯食べたいという時にも 本当に便利です。
ホテルの部屋を上手に利用する、またはホテルの部屋にこだわらずに宿泊施設を選んでみる。そうすれば家族連れの旅だけでなく、考え方次第で旅の自由度はどんどん広がっていくことでしょう。