ROH=「部屋指定なし」のこと
ROH(Run of the House)とは、ホテルの予約の際、部屋の指定ができず、ゲストはチェックイン時に空いている部屋に割り当てられる形となること。「部屋指定なし」なので、通常は最も安い料金で提供されています。
大型シティホテルなら低層階や景観がよくない部屋になるケースもありますし、また画一的なサイズの部屋造りがなされていないヨーロッパの伝統的ホテルでは、窓なしやら、変型部屋やら、シャワーオンリーやら、寝室がバスルームより狭い部屋やら、どんな部屋になるかわかりませんので、ちょっとリスクかもしれませんね。
思わぬ大ラッキーも!?
そうなると一見不利なようですが、裏を返せば、カテゴリーにかかわらず空いているすべての部屋に泊まれるチャンスもあるということ。ROHは、そのホテルの客室カテゴリーとしては最も安い料金で提供されているのが一般的ですから、チェックインしたらスイートだった!なんていう大ラッキーに恵まれるかもしれません。とはいえ、確実に希望のカテゴリーの部屋に泊まりたい場合は、少々金額が高くても予約の際に部屋指定をする方が無難です。
ROHでよい部屋をゲットするには
なんといっても、当日早めにチェックインすることです。事前に(前日または当日朝)フロントに電話を入れ「何時にチェックインするので、できるだけよい部屋をよろしく」と伝え、確実に到着するゲストであるアピールをするのも1つの方法です。ただしピークシーズンに旅行する場合には、いわゆる「よい部屋」にあたる確率は非常に低くなります。ROHで部屋を予約する際は、滞在先やホテルが繁忙期なのか閑散期なのかにも留意してください。