Hotel Maria Cristina San Sebastian
ホテル マリア クリスティーナ サン セバスチャン
ウルメア川を一望する「女王のヴィラ」
コーナーにロトンダを戴く重厚な建物は、1912年にハプスブルグ家の王妃マリア・クリスティーナが避暑のための別邸として造らせたもの。現在はサン・セバスチャンを代表するラグジュアリーホテルとして、その名を馳せています。館内は壮麗なベル・エポック様式で、エントランスからレセプションまで継ぎ目なく敷き詰められたモザイク大理石が圧巻。隅々まで徹底的に計算されたデザインは、ため息ができるような美しさに満ちています。
たゆまない進化と伝統を五感で
スモーキーな色合いとクラシックモダンな家具・調度品が、なんとも言えない優雅さを醸し出している客室は、バスルームまで感動的。スタンダードなガーデンルームでも十分に贅沢な時間が過ごせます。機会があれば、往年の大女優ベティ・デイヴィスが滞在した伝説のスイートを見学させてもらうのもいいでしょう。そして創業当時から特別な場所として、ローカルの人々にも愛されてきたレストラン「エアソ」も必ず足を運びたい場所。朝食のクオリティにも定評があります。
ホテル ゼニット サン セバスチャン
オンシーズンの隠れ家ホテル
高級避暑地として人気のサン・セバスチャンは、オンシーズンともなるとコンチャ湾界隈の宿泊施設は常に満室。安宿でも驚くほど値段が高騰します。そんな時の穴場としてチェックしてほしいのが、ホテル ゼニットです。アイティエ公園の南に位置し、アマラ駅から車で10分弱。バスを使えばどこへもアクセスしやすいという意外に便利なロケーション。鉄道や車で都市間を移動する旅にもおすすめです。
レンタサイクルで海へ山へ
2014年にオープンしたばかりとあって、館内はどこもかしこもフレッシュなイメージ。自分の部屋のようにくつろげる客室は、心地よいウッドフローリングとオープンタイプのバスルームが印象的。コンパクトなバスタブも日本人にはおなじみのスタイルで使いやすいはず。レンタサイクルの用意があるので、外出にはぜひ活用して。モンテ・ウルグルやモンテ・イゲルドへのサイクリングは想像以上に爽快です。
ホテル アストリア 7
映画の町を体現するホテル
8月の音楽週間とともに、サン・セバスチャンを代表するカルチャーイベントが9月に開催される国際映画祭です。第1回が行われたのは1953年のこと。すでに60年以上もの歴史を有し、独特の視点で各国の佳作にスポットライトを当てています。アストリア7はそんな「映画の町」を体現するようなホテル。ガラス張りのロビーを覗き込むと、まるで制作会社のオフィスのようなモダンなサロンが……。さあ、胸躍らせて足を踏み入れてみましょう。
泊まりたいのは誰の部屋?
ゲストがどのカテゴリーの客室を選ぶにせよ、ドアを開けたときの楽しみは甲乙がつけられません。室内はショーン・ペン、メリル・ストリープ、グレン・クローズといった歴代アカデミー賞ホルダーや、この地にゆかりのあるベティ・デイヴィスなどの大スターを主人公にしたオリジナリティあふれるデコレーション。ヒチコック仕様のスイートも、まるで映画のセットの中にいるかのよう。映画ファンでなくても、その世界観はきっと楽しめるはずです。
NH コレクション サン セバスチャン アランサス
機能的で明るく居心地の良い客室
ミラマール宮殿から内陸に延びる大通り沿いに建つモダンな外観のホテル。ビーチにもコンベンションセンターにも近いことから、レジャーとビジネス双方の利用で常に人気があります。客室は淡いグレーを基調とした上品で明るい内装。どの部屋も採光がよく、テレビの位置やロングサイズのワーキングデスクなど、さりげない部分まで機能的な配慮が行き届いています。シャワーブースも広くて快適です。
滞在中1度は食べたいモーニングブッフェ
このホテル最大の自慢はレストラン「ククアリ」。スタイリッシュでカラフルなセッティングのフロアや、見た目にも楽しい斬新なバスク料理は気取らない、でも忘れられない一夜を過ごすのに最適です。ディナーが無理なら、滞在中にぜひ一度はここで朝食を。趣向を凝らしたメニューがずらりと並ぶブッフェは、シンプルなイメージが強い他のファーストクラスのホテルとは一線を画す太っ腹ぶり。こちらも忘れられない一品と出合えることでしょう。
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