地下鉄レッドラインのグランド駅から徒歩数分、オンタリオ通りとラッシュ通りの交差点に位置するジェームズは、男のひとり旅に似合いそうなシックなアーバンスタイルのデザイナーホテルです。客室もスチューディオ、ロフト、1ベッドルームアパートメント、ペントハウスロフトと、エグゼクティブ感満載のゴージャスさ。モノトーン+ブラウン系のカラースキームと、ローライズでミニマルなデザインの家具が空間に広がりを与え、特別な雰囲気をつくりあげています。
またジェームズの特徴のひとつが、地元出身や新進気鋭のアーティストの作品と積極的にコラボしていること。エントランスをくぐった時からコリドーを通り客室に入るまで、全てのパブリックスペースがギャラリーのように活用されています。さて、映画ファンなら部屋を出てミシガン通りを南下し、トリビューンタワーを目指してください。ここがシカゴのロケ地巡りの出発点。シカゴ・トリビューン紙の本社ビルといえば「アンタッチャブル」。ミシガン通り橋をわたって終点のユニオン駅にいたるまで、いくつの「舞台」を確認することができるでしょうか……。
地下鉄ステート/レイク駅から徒歩数分、以前はホテル71という名称でしたが、当時からアクセスやコストパフォーマンスのよさで、特にビジネスステイヤーに人気の高い1軒です。歴史ある高層ビルですが、館内はモダンに改装され施設や設備もさらに充実。シングルユースの客室でもゆったりと広く、バスルームも使いやすく快適です。リバービュー、シティビューのどちらを選んでも素晴らしい景観が望めるのも魅力的です。
とはいえ映画ファンならあえて指定して欲しいのが、シティビューのゲストルーム。なぜならほぼ道向かいに建つ35イースト・ワッカードライブを、あますところなく見学できるからです。「トランスフォーマー/ダークムーン」でシャレにならないほど破壊され、「ダークナイト」ではゴッサムシティの裁判所として使われたこのビルは、同映画のマニアなら絶対に見逃せないポイント。そのためだけにウィンダム グランド リバーフロントに宿泊しても惜しくはない……という人もいるのでは?
地下鉄ステート/レイク駅から徒歩数分、ワバシュ通りとパドックプレースの交差点にあるコンプレックスビルに入っているホテル モナコは全191室。エレガントで個性的なブティックスタイルで、ホテル バーナムと同じキンプトンホテル・グループの一員です。ハッとするような色使いや、独特のフォルムの家具や調度品はモダンなアールデコ調。隅々まで計算し尽くされたデザインは客室も同様です。ベッドボードやランプのシェード、クッションのファブリックにいたるまで目を引かないアイテムはありません。
ホテルそのものが映画の舞台のようなホテル モナコですが、映画祭のシーズンになるとこのホテルの人気はピークに達し連日満室状態に。毎年10月はシカゴ国際映画祭、11月はレズビアン&ゲイ国際映画祭が開催される他、ラテン映画祭やポーランド映画祭などにも多くのファンが詰めかけます。映画ロケ地巡りの拠点にはもちろん、シカゴを代表する映画館や話題のシアターも、ほぼ徒歩か地下鉄でカンタンにアクセスできるロケーションのよさ。一度滞在するとその美しさにノックアウトされ、リピーターになるゲストも少なくありません。
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