伝統への強いこだわりと新時代を創造するエネルギーが熱く混ざり合う都市ロンドン。ことにテムズ川界隈は観光スポットが続々と誕生し、南岸では再開発によりミレニアムマイルと呼ばれる遊歩道も。またロンドンを代表するホテルが点在するのもテムズ川周辺の特徴。モダンとクラシックの神髄をたっぷり詰め込んだホテルから、ロンドンの「今」を体感しに出かけましょう。
観光スポット満載! テムズ川両岸のおすすめホテル
現代を華麗に生きる「貴族の館」
サボイ ア フェアモント マネージド ホテル
London
開業は1889年。エリザベス女王陛下をはじめとするロイヤルファミリーはもちろん、国内外の超がつくVIPを顧客に持つ、イギリスのみならずヨーロッパでも指折りの名門ホテルです。近年では3年にも及ぶ閉館と巨額を投じた大改装が大きな話題となり、往年の面影をそのまま美しく復元したリニューアルオープンで、再び世界中の注目を集めました。
目もくらむようなアールデコスタイルのロビーエリアに、クラシックなユニフォームをまとったスタッフたち…ここはまさしく「憧れのホテル」。機能的な側面を巧みに隠し、あくまでも伝統的なスタイルにこだわった客室内装もため息ものです。ダイニングやバーは英国貴族のライフスタイルをウオッチングできる格好のスポット。ぜひドレスアップして足を運んでください。
美しい前庭を持つ宮殿のようなホテル
ロイヤル ホースガーズ
London
ロイヤル ホースガーズはテムズ川周辺でもひときわ目を引くビクトリア様式の建物です。対岸から望むと美しい前庭も相まって本当に宮殿のよう。ここは開業1884年という老舗ホテルの1軒で、館内は当時を彷彿とさせる豪華かつオーセンティックな英国調。滞在中は夢見るような時間が過ごせる、特別感に満ちたホテルです。
スイートを含む全17カテゴリーの客室は、リバービューでなくとも庭園や市街などそれぞれに景観が楽しめるのがポイント。重厚な木製家具や艶やかなレザーが落ち着きと高級感を醸し出し、約17平米のシングルルームでも広めのバスルームが付帯。快適にくつろげます。リニューアルオープンしたばかりの屋外テラスは、早くも地元のトレンディスポットになっています。
アーティスティックな空間に目を奪われる
モンドリアン ロンドン
London
ロンドンの一等地にありながら長らく放置されていた建物を、個性的なランドマークホテルとして再生したのが、あのモルガンズ・ホテルグループ。まるでテムズ川に係留された豪華客船のような外観同様、館内も客船を思わせるユニークかつアヴァンギャルドな仕掛けが満載! オリンピックを経てなお進化を続けるロンドンの象徴のような存在です。
著名デザイナー、トム・ディクソンが手がけた客室は、1920年代をベースに80年代のポストモダン風味をミックスした不思議と居心地のいい空間。オリジナルの家具や調度品が美しいアクセントになっています。話題のダイニングの中でも、ぜひ足を運びたいのがルーフトップバーの「ランパスルーム」。素晴らしい眺めとジャズのライブがゲストを酔わせてくれます。
ローマ様式の建物の内部は超現代的!
ロンドン ブリッジ ホテル
London
地下鉄ロンドンブリッジ駅を出ると、すぐに目に飛び込んでくるローマ様式の荘厳な建物。ところが一歩中に入ると驚きのスタイリッシュ空間が出現…と、旅の疲れが吹き飛ぶような出迎えをしてくれるのがこのホテル。そんなモダンとクラシックの融合はダイニングやサービス面にも反映されており、家族連れでの滞在からビジネスユースまで、年代を問わず幅広いゲストの支持を得ています。
洗練されたインテリアながら、気取りのないアットホーム感が漂う客室は全138室。最低でも19平米とロンドン中心部にしては比較的ゆとりがあり、設備・機器は最新式、ツインベッド、バスタブ、アイロン&ズボンプレス機等も完備しています。オールデイダイニングの「クオーターバーアンドラウンジ」では正統派のアフタヌーンティーが楽しめます。