誰もが一度入ってみたいと胸こがす世界的名所のひとつが青の洞窟。ところがよく知られているように、波の具合によっては、入り口までいったにもかかわらず入れないという悲劇も……。でもカプリ島に滞在していれば、たとえ青の洞窟がダメでも、それを補ってあまりある素晴らしいスポットが盛りだくさん。
歩きやすい靴を履いて島内の公園やビューポイントにでかけてみましょう。ボートによる外周遊覧にもチャレンジしてみましょう。いまだ知られていないカプリの魅力を新発見することが、きっとできるはず。また6月から12月にかけては各種イベントが頻繁に催されているため、それを踏まえてスケジュールを組むのも楽しいもの。季節営業の施設が多いので、事前のチェックを忘れずに。
開業は1822年。カプリで最初に開業した歴史ある宿で、画家、音楽家、詩人や作家などが逗留し、音楽と美術に彩られたアーティストホテルとして知られていました。その魅力はいまだ衰えず、今日も世界のVIPが休養に、またインスピレーションを求めて足を運んできます。オープンカフェはそんな人々のたまり場。終日客足が途絶えることはありません。
ケーブルカーの停留所から徒歩数分とロケーションにも恵まれており、大きな荷物を持っての移動にも比較的便利です。客室はマヨルカタイルをあしらった、カプリのイメージそのもののエレガントで華やかな内装。小物や備品も高級感たっぷりです。ツインベッド対応やバスタブ完備は日本人ゲストにとって嬉しい限り。ハネムーンやカップルで滞在すれば感動もひとしおでしょう。
船着き場からすぐのところに位置するホテルで、建物は1876年に建てられたもの。ホテルに転用されたのは1883年。その後何度もオーナーや名称が変わり、現在の形に落ち着いたのは1937年のことだそう。何とも興味深い歴史に彩られたカプリ島の老舗ホテルです。
客室は27と少ないのですが、各室はゆったりと造られており特徴もさまざま。シービュールームが希望なら、デラックスもしくはスーペリアデラックスを指定しましょう。また「ナンバー41」は、指名で宿泊するリピーターが多い人気の部屋。ここにしかない広いバルコニーがそのヒミツ。とても存在感のあるホテルで、その立地の良さも相まってオンシーズンにはなかなか予約が取れません。手配はどうぞお早めに。
イスキアは全周約35キロメートルの小さな島で、カプリ島に比べると日本での知名度はさほど高くありません。ところが近年、女性誌などで頻繁に取り上げられるようになり、人気はぐんぐん上昇中。旅人を引きつけて止まないワケは、その豊かな大自然。山ありビーチあり温泉あり……そう、イスキアは温泉の島!
島内には10以上の温泉公園があり、誰もが温泉プールやスパ等でのんびりまったり。老若男女問わずに心も体もリフレッシュできる、とっておきのリゾートアイランドなのです。島へはナポリやソレントから船で簡単にアクセスできるため、日帰り観光も可能ですが、どうせならじっくり滞在してみたいもの。誰よりも先にイスキア通になってみませんか?
なだらかに続くブドウ畑と美しいビーチで人気の、フォリーオにあるシーズンリゾート。広い敷地の中でも目を引くのはユニークな形状の屋外プールで、客室棟はそれを取り巻くように配置されています。全室バルコニー付き。景観はカテゴリーにより異なりますが、家族連れでも快適に過ごせるようさまざまなプログラムや施設が用意されています。
さて、お目当てのウエルネスセンターと温泉スパは、心身の疲れを取りエネルギーチャージを促すため、知識と経験豊富なスタッフが待機。各人に最適なメニューを提案してくれるパーソナルサービスのリクエストも可能です。館内で供される食事も基本はオーガニック。ホリスティックな滞在を望む人でも、決して失望することはありません。オフシーズンは閉館するので予約の際は確認を。
イスキア港の南、イスキアポンテの中心部に建つ、旅行サイトランキングで高い評価を得ているスパリゾートです。松林と海を望む低層造りの客室は、最小のシングルルームでも約15平米とゆったりとした造り。室内は白とミッドナイトブルー、ナチュラルウッドでまとめられ、長期滞在でも息苦しくならない、美しくすがすがしい内装です。
大きな屋外プールの他、2007年にオープンしたウエルネスセンターには室内プールも完備。アーユルヴェーダ、指圧、ホットストーンマッサージなど、各国の技術を取り入れた多彩なスパメニューが用意され、パーソナルプログラムを組んで滞在中にじっくり心と体の健康回復に専念することもできます。エコ意識が高く、環境的な側面からもゲストをサポートしてくれるリゾートです。
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