アマルフィ海岸の名声を一手に引き受けている中心の町、アマルフィ。シンボルは、どことなくオリエンタルチックなドゥオーモで、遠くフェリーの船上からも、その威風堂々ぶりは見るものを圧倒するほど。狭く細い断崖にぎゅっと密集した家々を結ぶのは、まるで迷路のように複雑に入り組んだ坂道。何の気なしに歩いていると、思いもかけないところに出てビックリ……なんてワクワクするような楽しみもあります。
ここに来たら絶対に足を運びたい名所が、ルナ コンヴェント。12世紀の修道院を改装したホテルで、レモンの木が連なる中庭は名物のレモンチェッロを求めて訪れる観光客で年中賑わっています。数々の映画にも登場したイタリア一「美しい町」。存分に味わってみてください。
アマルフィの美しい町並みとティレニア海の眺めを独り占めしたいなら、ここへ。海沿いを走るパンタレオーネ・コミーテ通りが、ちょうど海に突き出したあたりに位置し、申し分のない景観を提供してくれるホテルです。開業は1880年ですが建物は15世紀のもので、伝統的な地中海洋式を活かしたまま近代的に改装されています。
館内は白を基調にした涼やかな雰囲気。ビビッドな色をアクセントにし、落ち着きと華やかさを演出しています。マリンアクティビティを楽しむゲストが快適に過ごせるようにと、内装は比較的シンプル。プールや海で遊んだ後でも気兼ねなく帰館できるので、家族連れにも好評です。プールサイドのデッキチェアは大人気。オンシーズンはスタッフに「予約」した方が賢明です。
アマルフィを車で周遊する旅には、イチ押しの1軒です。アマルフィの町を見下ろす断崖に位置しているため、車がない場合はホテルが運行しているミニバスかタクシーを利用するしかありません。それでも世界中に大勢のリピーターを有しているのは、ここからの眺めが比類のないものだからに他なりません。
バルコニー付きの客室は決して豪華ではありませんが、手入れが行き届き、広々としたバスルームはバスタブ完備。どの部屋も景観を楽しんでもらうためか、バルコニーにいたるアプローチに心憎い趣向が施されています。サンライズを眺めながらの朝食、ロマンティックなサンライズ、昼間の日光浴と1日を太陽と海と共に過ごせる何とも贅沢なホテルです。
代々商業や貿易で莫大な富を得た人々が暮らし、その素晴らしい景観と華やかな雰囲気に憧れて訪れるアーティストたちによって、イタリアでも指折りの高級リゾートとして君臨しているのがポジターノです。断崖絶壁に建ち並ぶ色とりどりの家並みは、誰もがシャッターを切らずにはいられないほどフォトジェニック。
町中にも旅人を魅了してやまない楽しみがぎっしり詰まっています。その代表が女性たちを虜にする逸品の数々。レモンを使った香水やリキュール、ポジターノスタイルの定番レザーサンダル、そしてエレガントなリゾートウエアと、お土産よりも自分のために買いたいものばかり。こんな町に滞在するなら予算を気にせず、優雅な雰囲気に浸ってみたいものですね。
見晴らしのよい丘の上に建つヴィラ フランカは、町の中心から歩いて約15分。道中は結構な坂道ですが、道々心引かれる店がたくさんあるので、荷物のある時以外はその距離も苦にならないのでは……。たどり着くのは、ヴィラと冠されているように、瀟洒な別荘を思わせる世にも美しいホテルです。
まずはエントランスの装飾タイルにため息。高級感あふれるロビーから客室への移動も心躍りますが、ドアを開けてまた驚嘆。室内は白とサンドベージュでまとめられた貴族の寝室のよう。ここでも装飾タイルがその品格をいっそう際立たせています。夜はおしゃれをしてメインダイニングでキャンドルディナーを。見事な夜景が忘れられないひとときを彩ってくれるでしょう。
V字に走るバジデア通り東側の斜面に建つ、フレッシュなエネルギーを感じるホテルです。名前にもある通り、館内にはオーナーがこれぞと見込んだ各国アーティストの作品があちこちに展示されており、まさにギャラリーの雰囲気。入れ替えもあるので、それを楽しみに訪れるリピーターも少なくありません。
客室はシンプルな地中海スタイル。白い壁と石タイル貼りの床が心地よく、気兼ねなくくつろげるのが魅力です。バスルームも白とブルーのすがすがしいカラーリング。こちらも広く爽快です。レストランではカンパーニャ州の伝統料理が楽しめますが、自慢はイタリア全土から集めてきたワインの数々。ここでしか飲めない1本に巡り合えるかもしれません。
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