まず訪れたいのは国立美術館。堂々たるイタリアルネッサンス様式の建物で、自国のアーティストはもとより、レンブラント、エル・グレコ、ルノワールなど、国外の著名芸術家の作品が意外なほど多数収蔵されています。ここから橋を渡ったシェップスホルメン島にある現代美術館も、これまたダリ、マティス、ピカソといった意外な大御所の作品を鑑賞することができます。
そんなストックホルムの「伝統」を継承すべくつくられたのがスカンセン。全国から集めた約150棟の伝統家屋が点在する、広大な野外博物館です。そこここで民族衣装を着たスタッフが当時のままの手仕事を実演しており、ふとタイムスリップしたような気分に……。
ユールゴーデン島にあるティールスカギャレリーの展示は、北欧を代表する芸術家が中心。実は北欧でムンクの作品の最大収蔵数を誇るのがこのギャラリーなのだとか。今年はムンク生誕150年にちなんだ特別イベントも開催される予定です。
14の島々からなるストックホルムは、エリアごとに特色がありますが、最も賑やかなのがセルゲル広場界隈。シンボルは中央に建つガラス片でつくられたタワーで、夜のライトアップは必見。周辺のドロットニングガータン通りやセルゲルガータン通りは、ショッピングとグルメの中心地。早朝から深夜まで、そぞろ歩きが楽しめます。
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