北欧アート散歩の幕開けは、やはりムンク美術館から。生誕150年に当たる今年最大の目玉は、国立美術館との共同企画展「Munch 150」(6月2日~10月13日)。ムンク美術館では前期、国立美術館では後期の合計約250点の作品が公開される予定です。ムンク美術館は中心部からやや外れているので、早起きして開館直後に訪れるのがおすすめ。来訪者も少なくゆっくりと鑑賞することができます。
ムンクを堪能した後は、ちょっと趣向を変えてノルウェー手工芸博物館へ。中心は18~20世紀のノルウェーメイドの家具や装飾品等ですが、中世から現在にいたるスカンジナビアンデザインの変遷もうかがい知ることができます。
オスロの今を知るなら外せないのがカール・ヨハン通り。中央駅と王宮を結ぶメインストリートで、ショッピングやダイニングはもちろん、さまざまなストリートパフォーマンスも楽しめます。またオスロでは昨年あたりからカフェブームだとかで、フグレンといった注目カフェも続々オープン中です。
1697年に建立されたオスロ大聖堂は、美しいフレスコ画とエマヌエル・ヴィーゲランのステンドグラスが必見。そのエマヌエルの兄グスタヴの212点もの彫像が置かれているのが、ヴィーゲラン公園です。市民の憩いの場として親しまれる一方、深い思索を誘うグスタヴの作品を見るために、世界中から足を運ぶファンも少なくない場所です。
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