2年に一度、北欧ブランドがすべて集結するコペンハーゲンファッションウイーク。出展者1600以上、ブランドは2800以上を数え、北欧では最大級となるこのファッションイベントは、今年で第4回目。その開催が8月11日〜15日に決まりました。期間中は町中がモード一色となり、関係者やモデル、街のトレンドセッターなどが思い思いに最先端ファッションをアピールします。
おとぎ話に出てくるような白壁のこぢんまりとした館。その中はというと、21人のアーティストが思い思いのアイデアをつめこんだ、61の個性的な部屋が集まるユニークなホテル!パンキッシュなテイストの206号室、不思議の国のアリス風の309号室、ロマンティックなヴェルサイユ調の510号室、ぬいぐるみ王国の214号室、怪しげなジャパニーズガールが切れ長の目で微笑む204号室、ペイント・イット・レッドな117号室、目指すは日本間風の404号室などなど、すべてが面白&へんてこワールド。
全体的に日本の「マンガ」が、デンマークのアーティストたちに大きな影響を与えていることがわかります。ぜひ、事前にサイトで確認して、お気に入りの部屋を見つけてください。館内レストランも海草やカリフォルニアロール、わさび豆にも果敢に挑戦した、日本人には嬉しいメニューがずらり。こんなところにも、日本の影響力が!?
個性的なホテルが集まるニューハウンでも、ダントツに観光客の人気を集めているのがこのホテル。前身は、1787年に造られた貿易船用の貯蔵庫だったのだとか。どっしりとした外観は日が暮れると美しくライトアップされ、運河沿いの通りにはその幻想的な眺めを楽しもうと、多くの人々が集まってきます。素晴らしい景観に驚かされるのは館内も同じこと。太い梁が巡らされたロビーは、切り出したばかりのような木材を使った家具や調度品で彩られ、可憐な花々が華やぎを添えています。
客室のモチーフは船。ミッドナイトブルーのカーペットを海に見立て、サンドモカとペールブルーをアクセントにした不思議なぬくもりのあるインテリアが、ゲストを「夢の航海」に誘います。家具はデンマークの有名メーカー、トリップトラップ社のオリジナル。コンラン卿がプロデュースしたレストラン「ソルト」も、オープン時と変わらず盛況しています。
国鉄ディボルズブロ駅から徒歩約5分、フィスケ・トルベットのショッピングモールを望む、ウオーターフロントにある人工の島に建つのがコペンハーゲン アイランドです。白壁に整然と窓が並ぶモダンな建物は、まるでインテリジェントビルのよう。デザインを手がけたのは、世界的に有名な建築家ファミリーの一員、キム・ウォッツンです。イメージは「光り輝く海」でしょうか。客室は高めの天井が開放感を、白一色の壁や天井とスティールの家具・調度品が爽快感を演出しています。
大きな窓の外に広がる運河の眺めは、北欧というより何だかシドニーのハーバーのよう。シドニーのオペラハウスを手がけた父ヨーン・ウッツォンのテイストと、どこかシンクロしているようです。ユニークなアトリウムを設けたロビーエリアやレストランも、外光がたっぷり入る構成。ちなみにレセプションに飾られたガラスパネルのアートは、キムの妹リンの作品なのだとか。
ニューハウンの71番地にあり、オープンも1971年と、71に深い縁があるホテル。アドミラルと同じく、1804年に極東から運ばれてきたスパイス用の倉庫として造られた建物で、年季の入った外観がその永い歴史を物語っています。館内は当時のままの木材や石材が残されており、その風合いとアーバンテイストのゴージャスな家具が見事にマッチ。互いの存在感を引き立てるスタイリッシュなインテリアになっています。
客室はややコンパクト。シンプルかつ機能的な家具・調度品で品よくまとめ、外光を採り込んだ穏やかで落ち着きのある空間になっています。人気があるのは、やはりハーバーが一望できる部屋。予算があるならエグゼクティブのコーナールームもおすすめです。全室インターネット接続は無料。周辺はおしゃれなカフェや話題のレストランが集まるグルメなエリア。朝食のついでに港沿いに朝の散歩を楽しむのもいいですね。
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