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数あるブラジルの世界遺産の中でもトップクラスの知名度と人気を誇るのが、イグアスの滝。アルゼンチンとの国境にかかる大瀑布は、大自然の驚異と迫力をこれでもかと見せつけてくれるはず。ブラジル、アルゼンチン双方のビューポイントを巡れば感激もひとしお。念のためパスポートを携帯して行きましょう。

主要空港から直行便が出ているほか、長距離バスの運行もありますが15～22時間という長旅。日程に余裕がないなら迷わず空路を選択しましょう。大瀑布見学の拠点となるのはフォス・ド・イグアス。各種資料等はここにあるビジターセンターで入手できます。ビューポイントへはローカルバスやタクシーでも可能ですが、効率よくまた安全に移動するなら現地ツアーへの参加がベストです。

イグアス国立公園内にある展望台へは、公園入り口から専用バスが往復しています。降車は遊歩道入り口。ここから約1.2kmで、最大のビューポイントとなる「悪魔ののどぶえ」が見渡せる場所に。近くには上流まで運行しているエレベータがあるので、さほどつらい思いをせず滝の全容を眺めることができます。滑らない靴、濡れてもいい服、そして着替えも忘れずに。

より迫力のある滝の景観を眺めたいなら、対岸のアルゼンチンに渡ってみましょう。ブラジル側のフォス・ド・イグアスから、バスでプエルト・イグアスに行き、ここからさらにバスに乗り換え国立公園ゲートに移動します。公園内の地図を入手して遊歩道か無料の鉄道で展望台へ。アルゼンチン側からは見る「悪魔ののどぶえ」は絶句モノですよ！

遊歩道はブラジル側に比べ、行程・構造ともにやや複雑で時間もかかりますが、その分、豊かな自然や多彩な生物の観察も楽しめます。現地ツアーでの一番人気は滝の下流をクルーズするボートツアー。またサン・マルティン島まで足を伸ばせば、また違った滝の景観を望めると同時に、透明度抜群の滝壺での水遊びも。ツアー参加には要パスポートのケースが多いので事前に確認してください。