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将来に控えるビッグイベントに向けて日々刻々姿を変え続けている南米最大の都市サン・パウロ。大阪と商業姉妹都市でもあり、かつて日系移民が暮らした東洋人街には色濃く日本情緒が漂っています。さまざまなカルチャーが渦巻く大都会の熱気を肌で感じてみてください。

セントロの中心となるのが、カテドラル・メトロポリターナ。旧市街の見所はここから徒歩あるいは地下鉄を乗り継いで回るといいでしょう。かつての日系移民たちが住み暮らし、母国の風習や文化を定着させてきたのがセー広場の南側に広がる東洋人街。日本語の看板や商店がひしめくエリアは、懐かしいような不思議なようなムードでいっぱい。移民たちの艱難辛苦の歴史はブラジル日本移民資料館で学べます。

アート好きなら外せないミュージアムが多数あるのもサン・パウロの魅力です。中世初期宗教画から19世紀の名画までの、世界的に有名なシャトーブリアン・コレクションが一堂に会するサン・パウロ美術館、近代作品を筆頭に4000点以上を収蔵する州立ピナコテッカ美術館、ヴェルサイユ宮殿を模したとされ、昔の貴族の生活を伝えるパウリスタ博物館。いずれもたっぷり時間を取って出かけましょう。

大都市だけに、ショッピングの楽しみも尽きないのがサン・パウロ。有名ブラジルブランドの本店が軒を連ねるオスカー・フレイレ通り、カジュアルアイテムや雑貨店が集まるヘプブリカ広場界隈、洗練されたショップが並ぶハウディン・パウリスタ通りなど気になるストリートは目白押し。毎週日曜日に開催されるノミの市やアンティーク市にも掘り出し物が・・・！？

サン・パウロFC、コリンチャンスなど、この地を本拠地とするクラブチームの試合がある日は、勝っても負けても町中夜通し大騒ぎ。スタジアムに出かけて本場の雰囲気を楽しむだけでなく、サッカーのすべてがわかる博物館にも出かけてみたいもの。日本語の解説はありませんが、ビジュアル展示が多く思わず引き込まれます。ギフトショップの品揃えも豊富です。サッカーファンならぜひ！