シルケン グラン ドミネ ビルバオ
向かいはグッケンハイム美術館
シルケン グラン ドミネ ビルバオは、バルセロナ・オリンピックのマスコットや、日西交流400年記念でキティちゃんともコラボしたスペインを代表するアーティスト、ハビエル・マリスカルが主としてデザインを手がけたアバンギャルドなホテルです。ホテルの敷地内には個性的なスペースやオブジェがあちこちに配されており、向かいに鎮座するグッケンハイム美術館がそのまま延長してきたようなアーティスティックなムードが漂います。
マリスカル作品を独り占めできる時間
客室はいたってシンプルなしつらえ。これは壁に飾られたマリスカルの作品が強い印象を与えるよう計算されたもの。とはいえ家具や調度品も、よく見ると厳選されたデザインのものばかり。各室にはイメージに合わせた音楽ディスクも置いてあり、まるでプライベートギャラリーのような時間が過ごせます。素晴らしい景色が広がる屋上レストランに出向けば、ちらほらと有名人の姿が……。ここは各界VIPも好んで訪れるデスティネーションホテルでもあるのです。
ホテル カールトン
波乱の時代を生き抜いた夢のホテル
建築家マヌエル・マリア・スミス・イバッラが、ビルバオの地に高級ホテルを建てるべく構想を練り始めたのが1919年。それから7年の歳月をかけて完成したのがホテル カールトンです。「地方都市にもラグジュアリーホテルを」と言う建築家の願いを受け、その外観は華麗にして重厚。スペイン市民戦争時代はバスク市庁舎として使われたこともありましたが、波乱の時代を経た今でもなお堂々たる風格は失われていません。
スペイン初のバスルーム付き客室
このホテルが特徴的だったのは、そのデザインだけでなく、スペインで初めて200室の全客室に専用バスルームが付帯していたこと。近年は改装が徐々に進み、客室はもとよりバスルームも最新の機器・設備を取り入れたアバンギャルドなデザインに進化しつつあります。クラシックなヨーロピアンスタイルの客室が好みの人は今がラストチャンスかもしれません。素晴らしく優雅なレストランも往年を思わせる雰囲気です。
ホテル セルコテル コリセオ
ビルバオの歴史を伝える建造物
宮殿を思わせる白亜の壮麗な建物は、かつてオペラ座として使われていた歴史的建造物。1916年オープンのホテル セルコテル コリセオはその一角を占め、来年に開業100周年を迎える、ビルバオを代表する老舗ホテルの1軒です。市内中心部のビジネスディストリクトに位置することから、長らく上流階級やエリートビジネスマンの溜り場として利用され、2011年に全面改装を終えた今日でも、豪華な館内には当時の華やいだ空気が漂っているかのようです。
洗練されたデザインとサービス
客室はシックでスマートなアーバンスタイル。スタンダードルームでもゆとりがあり、全室バスタブ付き。くつろいだひとときを過ごすには申し分ありませんが、予算が許すならロフト風のサロンスペースが楽しいスーペリアルームがおすすめです。多彩なミーティングスペースや、ゲストが自由に利用できるカフェテリアなど、ビジネスユースを意識したワンランク上のサービスが充実しているのも魅力的。カジノに隣接していますが騒がしさとは無縁です。
ミロ ホテル
スペインが誇るデザイナーの小宇宙
スペインのベストデザイナーとしてクリストバル・バレンシアガ賞を受賞し、バルセロナ・オリンピックで選手団のユニフォームをデザインした国民的ファッションデザイナー、アントニオ・ミロが手がけたデザインホテルがここ。スタイリッシュな外観から一歩館内に入れば、そこは異素材を巧みにマッチさせたミロ独特の小宇宙。目を見張るような空間がゲストを迎えます。
不思議な落ち着きに包まれて
客室はわずか50室。スイートを含めた7カテゴリーのいずれも、ホワイトとグレーを基調にしたシンプルなインテリアで、仰々しさや過剰なデコレーションはとことん排除。絶妙なバランスで落ち着きのある空間をつくりあげています。ギャラリーとしても使われるロビーバーは地元の人気スポット。新進アーティストの作品にいち早く触れることができる、もうひとつの「美術館」です。グッゲンハイム美術館とビルバオ美術館の間という立地の良さも相まって、定宿にしているクリエイターも少なくありません。
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