名前に「お互いが歓待する」といった意味を持つギリシャ語を冠しているように、遠くから訪れるゲストを我が家のように温かく迎えようというのが、ホテル キセニア ロンドンのコンセプト。外観もかわいらしいジョージアンスタイルのタウンハウス風で、たどり着いたら誰もがホッとするようなやさしいムードに満ちています。
フレンドリーなスタッフが案内してくれる客室は、友人の家のゲストルームのよう。しつらえはシンプルですが、家具やブランケットはハンドメイドというように、ゲストの五感をくつろがせてくれるさりげない工夫がいっぱい。クラシックルームからスイートまでこの姿勢は一貫しており、広さこそ異なるものの、どこを選んでも心地よい空気がゲストを包みこみます。99室という客室数の割にダイニングが充実しているのも魅力で、特にシャンパンバーとカクテルバーは、一度は足を運びたいニュートレンドスポットです。
高級ホテルのクオリティと、ゲストハウスならではの気楽さやオリジナリティを求めるなら、このアドリア ロンドン ブティック ホテルにぜひ注目してください。客室はわずか24室。サウス・ケンジントンの閑静な住宅街にひっそりと建つ19世紀のタウンハウスを改装したもので、白壁の優美な外観同様、館内も隅々まで手入れの行き届いた素晴らしいインテリアが印象的。
小規模なだけに喧噪とは無縁で、自分だけの時間を暮らすように過ごすことができるはず。客室はわずか7平米のシングルルームから、44平米のクイーンスイートまで全6カテゴリー。寄木細工のフロアやエレガントなファブリックなど、クラシックモダンなインテリアが施されています。各室少しずつ内装が異なるので、可能であれば見学させてもらいましょう。嬉しいのは朝食が部屋にサーブされること。ベッドの中で熱々のコーヒーと甘~いペストリーを味わえる……なんてハッピー!
インターコンチネンタルホテルズのデザインブランド、インディゴはその土地のカルチャーを取り入れたフレッシュでユニークな意匠が特徴です。タウンハウスがずらりと並ぶパークズトン・ガーデンズに位置するこのホテルもまた、歴史のある建物を改装し、ヒップでホップなトレンディ空間を造りあげています。館内は現代的だけれど、ロビーエリアをはじめ、どこか古き良きイングランドを思い起こさせるモチーフがあちこちにちりばめられ、ロンドンに来たという実感を与えてくれそう。
ビビッドなカラーリングが目を引く客室もややゆとりがあり、気取らず気ままに過ごせます。オールデイダイニングの「キングストン・クオーター」は、カジュアルなムードが人気。疲れて外出したくない時は、地中海スタイルのタパスをつまみながら、ハッピーアワーをのんびり楽しんでみるのもいいですね。初めてのロンドン滞在にもおすすめの「外さない」1軒です。
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