東南アジア滞在中のエクスカーションとしても人気のカンボジア。世界的に有名なアンコールワットだけでなく多数の見どころが点在するシェムリアップ、そして「東洋のパリ」とたたえられるプノンペン。成長著しいこの国の未来に向かって沸き上がるパワーは、訪れる人にも元気を与えてくれます。
Victoria Angkor Resort & Spa
(ヴィクトリア アンコール リゾート & スパ)
ツアーでも女性のひとり旅でも高い評価を得ているのが、このヴィクトリア アンコール リゾート&スパです。空港から車で10分前後というロケーションで周辺にも各種ショップや飲食店があり、夜間到着の場合でも安心して移動でき、また外出することができます。さらに最大の観光スポットであるアンコールワットからも近いため、体調や天候に合わせた柔軟なスケジューリングが可能。心強い滞在拠点となってくれるのです。
旅人が安らげる環境づくりは館内すべてに徹底しています。客室は広すぎず狭すぎず。アジア人にちょうどいいサイズの空間で、木材を多用した温もりのあるインテリア。バスルームの快適性も折り紙付きです。古き良き時代のフレンチコロニアルスタイルを再現した館内も、散策にはピッタリ。開放的なプールでのんびり日光浴をしたり、スパで心身をリフレッシュしたり……アクティブに過ごして疲れた体を癒してくれる、さまざまなサービスが充実しています。特に人気なのがバリエーション豊かな朝食ブッフェ。何とシャンパンまでメニューに登場し、朝から豪勢な気分になれること請け合い。シェムリアップ初心者にもイチ押しの1軒です。
Anantara Angkor Resort & Spa
(アナンタラ アンコール リゾート & スパ)
2013年11月にソフィアホテルから変更、ラグジュアリーホテルとして生まれ変わったばかりのアナンタラ アンコール リゾート&スパは、カンボジアンカルチャーセンターの隣に、ひっそりとたたずむ2階建てのリゾートです。クメール調のデザインがモダンにアレンジされた客室数は全39。すべてのゲストにワンランク上の滞在を提供すべく、高いホスピタリティときめ細かなサービスを徹底した「ブティックリトリート」としてクチコミで評判が広がり、お忍び滞在で利用する各界VIPも少なくありません。
中庭に設けられたプールを見渡すように配された客室は、高い天井と大きな窓が開放感を演出している美しい空間。装飾や備品にも格調の高さが漂い、贅沢な気分を味わわせてくれます。デラックスのカテゴリーはフロアごと、スイートは各室にバトラーが常駐。ルームサービスから外出や観光のサポートまで、あらゆる相談に乗ってくれる頼もしい存在です。そう、このリゾートを満喫するには、このバトラーといかにうまくつきあうかが肝心なのです。みなにこやかで礼儀正しくとても親しみやすいので、「バトラーは気後れして……」という人でも気兼ねなく接することができるでしょう。ぜひトライしてみてください。
Sofitel Phnom Penh Phokeethra
(ソフィテル プノンペン ポキットラー)
旅行誌「コンデナストトラベラー」で2013年、東南アジアのベストホテル第2位に輝いたソフィテル プノンペン ポキットラー。ドラゴン橋を望む旧フランス人居住地内に広大な敷地を構え、その実績が語るようにレジャーでもビジネスでも高い支持を得ている1軒です。堂々たるロータリーから一歩入れば、シャンデリアがきらめく吹き抜けのロビー。そこかしこにフレンチコロニアルのエッセンスを散りばめ、スタッフの応対もエレガントかつスマート。滞在への期待が一気に高まる瞬間です。
客室はスーペリア、ラグジュアリーと3タイプのスイートの全5カテゴリー。最低でも40平米というゆとりのある間取りで、天上まで届く大きな窓とシーリングファンがリゾートムードを、いっぽう重厚感あふれる家具やしゃれた調度品などは都会的な雰囲気を演出。3分の2以上がリバービューと景観にもこだわっています。ダイニングは鬼才クレイグ・ナッパー指揮の下、インターナショナル、フレンチ、イタリアンからジャパニーズまで、クリエイティビティに富んだメニューを用意。何回通っても飽きない魅力にあふれています。
Raffles Hotel Le Royal
(ラッフルズ ホテル ル ロイヤル)
ラッフルズ ホテル ル ロイヤルの開業は1929年。その華やかな外観にふさわしく、かつてはジャクリーン・ケネディやサマセット・モームなど、世界の著名人が投宿。上流階級の社交場として圧倒的な存在感を誇ってきました。しかし共産主義の時代になるとその役割は禁じられ、見る影もなく荒れ果ててしまいます。そして大改装が行われたのが1997年のこと。近代的に化粧直しをされたラッフルズ ホテル ル ロイヤルは、往年の輝きを取り戻し、プノンペンを代表するラグジュアリーホテルとしてよみがえったのでした。
シンプルなフレンチコロニアルスタイルのファサードをくぐり、ロビーへ。アールデコ調のデザインが施されたここは、最も古き良き時代を感じさせる場所。客室にも優美な家具や調度品が置かれ、VIP気分で過ごすことができるでしょう。またラッフルズと言えば、忘れてはならないのがアフタヌーンティ。舞台はライターズ・バー。インハウスからウオークインまで、毎日多くのゲストが優美な時間を求めて足を運んできます。主要観光スポットへのアクセスにも便利なロケーション。いろいろな意味でプノンペンの歴史を感じられるホテルと言えるでしょう。
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