マダムヨーコの辛口旅サロン「目指せエレガント・トラベラー」
Vol.
68

1年ぶりのハワイで大コーフン!

マダムヨーコの辛口旅サロン 1年ぶりのハワイで大コーフン!

みなさま、今年の夏のご予定はもうお決まりですか? 現在モーレツに多忙な毎日を送っているわたくし、一区切りついたら「ヨーロッパで豪遊!」を密かに企んでいるのですが・・・なんだか・・・飛行機もホテルも妙に高くありません? ナゼ? ああっ、もしかしてオリンピック!? ロンドンはドイツやフランスからでもご近所感覚で行けちゃうから? それで一緒に値上がっているってこと? マジですか!?

またしてもハワイに行きたいその理由

う?ん、ヨーロッパに手も足も出ないなら、ハワイに行っちゃおうかな?・・・って、アナタ、4月に行ってきたばかりじゃないの! はい、友人マダム連からの激しいツッコミが目に浮かぶようでございます。だって、だって。1年ぶりのハワイは、これまで以上に居心地がよく、本当に幸せなバカンスを過ごせたんですもの。もう一度、あの甘い汁を思いっ切り吸いたいんですのよーう。

おしゃれに生まれ変わったワイキキのホテル

わたくし思いますに、今回の極楽滞在の勝因はホテルにあったと確信しております。昨年は値ごろ感&立地優先でオハナ イーストをチョイス。エレベータの操作音が我慢できずにルームチェンジしてもらうというハプニングがありましたが、気軽で気さくで十分のんびり過ごすことができました。しかし! 今年は違います。なにせ同行は、あの美意識に超ウルサイ駒込マダムでございます。最初のうちは「オハナ系やアクア系でも」「アストンもね」「ゲートウェイは?」「ココナッツもよさそう」と、まあ、そこそこのレベルでの協議がスタート。

というのも、あちこちで繰り広げられていたワイキキリニューアルがほぼ終了し、街中だけでなくホテルもその多くがマネジメント変更になったり、全面改装したりと、カジュアルクラスでも非常に大魅力的に変身していたからなのでございます。しかし、しだいに欲の皮が突っ張ってくるわたくしたち。「いっそのことハワイアンヴィレッジに連泊して、アリイタワーのオーシャンビューにアップグレードしてもらっちゃう?」「ならトランプも捨てがたい?」「ま、定宿はハレクラニだけど」と、何様発言のオンパレード。どうしても譲れないのは「開放感」「風が吹きつけてこないプール」「ワイキキ西寄り」の3点。ビルの合間はイヤだけど海は見えればもうけもの、くらいの認識です。

オーシャンフロントルームが衝撃プライス!

あーだこーだと話しながら予約サイトをチェックしていたわたくし、ふと手が止まりました。「ちょ、ちょっと。アップルワールドのアウトリガーリーフ見てよ! オーシャンフロント1泊200ドル少しで出てる!」「はあ? あり得んでしょ、それ・・・あっ、ほんとだ。押さえてっ。すぐ押さえてっ。もし間違いでも、予約しちゃえばこっちのものだしっ」。はい、予約完了?。オンザビーチのオーシャンフロントでこの料金! とても信じられないのですが、本当のお話でございます。しかも、その日の午後には、すでに料金表からこのカテゴリーが消えているという、まさしく一期一会の大チャンス。いつアップルから「すみません、あの料金間違いでした」とお詫びが来るかドキドキしていましたが、しっかり予約確認のメールが届いたのでした。

ワイキキにニューヨークスタイル参入

こうなると、もうお大臣気分は止まりません。「どうせなら2泊くらい変わったところにしない?」「じゃあね、モダン!」「Yes!」。そう、2010年にエディションの名でオープンし、ニューヨークブティックスタイルをワイキキに持ち込んだ、カッティングエッジなホテルとして注目を浴びた物件です。昨年、名称をモダンに変更するとともに内装も一新。以前のシックなスタイルも素敵でしたが、今度は白を基調にしたアーバンリゾート風。何よりもプールがわたくしたちの理想にドンピシャだったのです。こちらは、さんざん比較した結果、ホテルのオウンサイトで予約するのがベストと判断。円高の恩恵感じまくりです。

心配だったのはモダンの立地。エリアとしてはワイキキ外のアラワイヨットハーバー近く。カハラやニューオータニほど離れていないとはいえ、徒歩での移動はカラカウア周辺が限界という年齢層(わたくしたち)に、この場所は優しいのかそうでないのか。まあ、初日はアラモアナに行くことだし?と納得し、ついにすべての手続きが完了しました。

プールサイドのデイベッドでマダム焼き

結論から申しますと、モダン最高?! タクシーはもちろん、シャトルバスでもいち早く停車するエリアだけに、乗合いによる市中引き回しのストレスはゼロ。スタッフのフレンドリーな応対や、カジュアルなのにスマートなユニフォーム、いちいち面白い家具・調度類など、シュレーガーらしさが大爆発。客室も想像以上に広く、ローライズでシンプルな家具が快適です。アラモアナ大通りの騒音が少し届きますが、気になるほどでもなし。唯一の不満はシャワーの水圧です。が、もう、それは大目に見ましょう!

そして、ああ! プールの爽快さよ! モダンには大人しか利用でいないラウンジ風サンセットプールと、お子様OKのサンライズプールの2つがありますが、狙い目はサンライズに設置されているダブルサイズのデイベッド。常に予約札が置いてあるものの、あれはほぼダミーと見た! だって、スタッフに「あそこで休みたいの?」と甘えたら、ソッコーでタオルをセッティングしてくれたんですもの。女優ハットで顔面とデコルテのみカバーして、手足はがんがんマダム焼きにいそしみます。プールバーのスタッフが冷たいおしぼりやジュース、ソルベを持って巡回するというサービスもニクかったですわねえ。海は遠くにしか見えませんが、空気も雰囲気も申し分なしでございます。

スマートなゲストが集う大人のホテル

また、夕暮れになるとレセセプションの向かいにある巨大な本棚が回転し、バーラウンジが現れるという鮮やかな演出も見事でした。ワイキキから離れているのが幸いし、飲みにくるのはスマートなゲイカップルや、年配のおしどりカップルがメイン。金額も良心的で、静かでムーディな時間が流れていきます。ハッピーアワーもありますから、こちらも滞在中は一度は足を運ぶことをおすすめしますわ! ところで懸念のロケーションですが、アラモアナショッピングセンターまで約10分、ビーチウオークまで約15分と、そうつらい距離ではありませんでした。お手持ちのカードにJCBかVISAのマークがあれば、同行者と2人まで無料で乗れるトロリーも走っていますから、もう歩きたくない時に気軽に利用できますわよ。

ああっ。モダンの思い出に浸っていたら、今回はいっぱいいっぱいになってしまいました。感動のオーシャンフロントルームとワイキキのショッピング&グルメ報告は、次回に持ち越しいたしますわね。どうぞ、お楽しみに。それではみなさま、楽しいバカンスのことを考えて、梅雨を乗り切りましょう。また来月。Ciao!

聞かせて、あなたの声を

「私も台湾にはまっています」と、熱烈な台湾LOVEのお便りをくださったのはトキ姫様。震災後に街角で「日本がんばれ?まけないで」の手書きメッセージを見て、涙が止まらなかったのだそう。「おおらかで親切でほんとにいいところですよね」。まさしく! そしてトキ姫様のおすすめは「昼間は何もない場所が、夕方からお店が出て夜市が始まり、カフェの前でおじさんがエレクトーン引きながら歌って」くれちゃう花連と、「港町で食べるものも安くて美味しい」という高雄。私も次回は新幹線で遠出してみます。またいろいろな台湾情報をお教えくださいませ?。

ついにお便りが90通を超えたH.Y様! 「心の感度が鈍りっぱなしなので、久しぶりにニューヨークに行き、極上の美術品に囲まれて心蕩ける時を過ごしたいです。妻に告げると『まるで、旅行中毒ね!』と言われました。極上の時間(旅行)を楽しめる絶好の良い機会なのに残念」。ふふふ、H.Y様のお気持ちも、奥様のお気持ちもどちらもよくわかります?。そして「ニューヨークの美味しいレストランを見つけて妻を口説こうかな!」ですって。ああ、なんてうらやましいご夫婦。クルーズの旅が、早く実現なさいますように!

使えるワンポイント英会話

「Do you charge for this?」

「これは有料ですか?」とたずねるときのフレーズです。ホテル内に置いてある冊子や新聞、フルーツやドリンク類をもらいたい時、自由に持って行っていいのかどうか迷ったらスタッフにこう確認してみましょう。ちなみに「Complimentaly」の表示があれば無料です。

他にも、あらゆるシーンで役立つ英会話がそろってます!

マダムイラスト
マダムイラスト

度胸なければチャンスなし

チャンスは基本的に瞬間的なもの。ここいちばんで即決する度胸がなければ、そのチャンスは二度と巡ってこないと肝に銘じよ、という意味の格言。

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