対岸からワットポーを望むプチラグジュアリーホテル
ワットポーをイメージしたスタイリッシュなロゴで、バンコクに初お目見えしたサラのラタナコーシン。かつての王朝の名を戴いた全17室の美しいブティックホテルは、そのロゴが示すようにワットポーを望む、チャオプラヤ川沿いのソイ(小道)に建っています。周辺は豊かな川の流れと共に生活してきた下町で、昔ながらの風情がそこかしこに残り、バンコクが水の都だと言うことを改めて感じさせてくれるエリアです。
しかしホテルに一歩入れば、そこは別世界。古い建物の味わいを残しスタイリッシュに改装された館内は、コロニアル調の家具や調度品がノスタルジックなムードを醸し出しつつ、どこかシャープな現代性も。硬質なテイストながら温かみが漂うのも、年季のある建物にしかない風情を巧みに活かしているからに他なりません。
客室はモノトーンを基本とした、シンプルでスマートな空間。派手なデコレーションがなくとも、巨大なピクチャーウインドウから目に飛び込んでくる景観が、何にも代えがたい保養になります。ほとんどの部屋からワットポーが一望でき、特に夜の幻想的なライトアップは息をのむほど。時間を忘れて見入ってしまいそうです。
ホテルの施設は最低限ですが、その分贅が尽くされロマンティックなひとときを過ごすには申し分ありません。テラスラウンジやレストランでは、やはりワットポービューのテーブルを指定席に。またスパは各室で施術をしてもらうインルームスタイルですので、リラックスして身を任せることができるでしょう。チェックインにはボートを使い、川を渡って来館してみるのも素敵ですよ。
タイの新たなコロニアルスタイルを提唱する
セーンセープ運河に架かるフアチャン橋のたもとにオープンしたデザインホテル。マネジメントは、「バンコク一高いホテル」として有名なバイヨークスカイなどを手がけるグループで、今回のコンセプトはタイの新たなコロニアルスタイルを提唱すること。よって新しく建てられたビルは、典型的なコロニアルスタイルテイストを採り入れた白亜のエレガントな風情。周辺でも非常に目立つ存在です。
見た目だけでなく、ホワイトマーブルとデコラティブなロココ調の家具でまとめられたロビーエリアもまた、ヨーロッパの宮殿のようなゴージャスかつグラマラスな空間。一方で池やプールなどを大胆に配して、のどかなリゾートムードも演出しています。
客室はホワイトを基調に、レッドやパープルといった鮮やかなカラーリングをプラス。猫足ソファや据え置き型のバスタブ、刺繍入りのタオルなど、デザイン自体はシンプルながらどこまでもロマンティックで、こうしたテイストが好きな人にはたまらないものがありそうです。バスアメニティは、タイ発の有名コスメブランド「タン」を採用と、細部へのこだわりも満点です。
伝統的なタイスタイルの制服をまとったスタッフが迎えてくれるレストランやラウンジ、プールなどの館内施設も実に豪華で、滞在中はくまなく散策せずにはいられないほど。BTS駅やサイアムスクエアも徒歩圏内で、女性のひとり旅でも安心して過ごせるエリアです。友人と一緒にコテコテの乙女チック女子旅なんて、たまにはいかがですか?
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