「Ampersand」は「&」の正式名称。ロイヤルアルバートホール(=音楽)とチェルシーフィジックガーデン(=植物)を、文字通り「&」で結んだこのホテルは、音符が踊り、花々が咲き乱れるキュートでチャーミングな内装。とはいえ基本はモノトーンのイラストのため、雰囲気はあくまでシック。白を基調にミルキーなアクセントカラーを効果的にあしらい、ゲストのイマジネーションをとことん刺激します。
女性に人気のこのホテル、中でも圧倒的なのがカフェ「ドローイング・ルーム」のアフタヌーンティ。フランスのエスプリとブリティッシュスタイルが融合した、何もかもが最強にかわいい店内で、モダンなアレンジを施した伝統的なメニューが楽しめるとあって、滞在ゲストでも予約はマストの状態。シャンパンをプラスすることも可能なので、辛党や男性でも気兼ねなくくつろげます。
フィリップ・スタルクとイアン・シュレーガーが手がけた個性的ホテル。50年代の建物を統括するメインイメージはジャン・コクトー。かの詩人が夢見たアヴァンギャルドな世界観を投影し、さらにダリの作品や60年代及びルイ14世時代のバロックテイストまで、縦横無尽に想像力を爆発させた、実にスタルク&シュレーガーらしい1軒になっています。
全150室の客室は通常のホテルルームからアパートメント、ロフト、ペントハウスまで11カテゴリー。内装はさまざまなものの、透明感のあるカラーリングやファブリックが美しさを引き立てています。スタルクのホテルと言えば名物なのが、各界セレブやカッティングエッジなロコが集まるバー。ここの「ロングバー」も2.5メートル近いスツールが並ぶ長いカウンターが壮観で、客室同様透明感のある内装が施されており、従来のバーのイメージを覆す不思議空間にきっと驚かされますよ!
クラシックで重厚なデザインと、現代的なオブジェのミステリアスなマリアージュ・・・。2007年にフィリップ・スタルクがリニューアルを監修したル ムーリスは、イギリスからワールドツアーに訪れる富裕層の宿泊所として誕生したその昔から、変わらぬ格式と品格を保ち続けている老舗。誰もが一度は泊まってみたいと願うパリを代表するホテルです。
その名を飛躍的に高めたのが、2003年にシェフとして招聘されたヤニック・アレノ。彼の実力は異例のスピードでミシュラン3ツ星を獲得したことでも実証済み。伝統の中に斬新な解釈を採り入れたこのスターシェフの料理は、半年先までランチ・ディナーともに予約でいっぱいのため、キャンセル待ちの長いリストができあがっているのだそう。ムードもサービスも3ツ星の名に違わないムーリスのレストランは、世界中のグルマンにとっても特別な存在なのです。
すぐ近くにエッフェル塔を抱くように建つシャングリラ ホテル パリ。きらめくシャンデリアや大理石のフロア、ネオクラシック様式の中にほのかに浮かび上がる東洋的なテイスト等々、「これぞパリのホテル!」という気品とエレガンスにあふれたインテリアが印象的です。いちばん人気はバスルームからエッフェル塔が望める部屋。夜間のライトアップを眺めながら楽しむバスタイムは、至福のひと言に尽きるでしょう。
さてシャングリラといえば名高いのがハイクオリティのスパ。心身のリラクゼーションからビューティアップまで、多種多様なプログラムを誇る「氣(Chi)」は、2010年のオープン以来待望されてきた施設です。アナウンスによると、スパを含むウエルネスエリアや屋内プールなどが、近々オープンの運びになる模様。身も心もうっとりするような、極上の滞在が楽しめる日も遠くありません。
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