湯冷めしにくく効能も折り紙つきの「子宝の湯」
部屋からの琵琶湖の眺めはきっと忘れられないはず
トリプルのアレンジも十分に対応できる広い客室
徒歩数分のところには長浜城歴史博物館も
子宝の湯「長浜太閤温泉」
子宝に恵まれずにいた太閤秀吉が、長浜城に移ったとたん男の子を授かった。その言い伝えから子宝の湯と呼ばれるようになった長浜太閤温泉のお湯は、最初は透明に近いのですが、空気に触れると徐々に酸化して茶褐色に変わっていきます。その、いかにも効能が詰まっていそうな秘湯を、琵琶湖を眺望する白亜の建物の中で楽しめるのが長浜ロイヤルホテル、別名「白亜のリゾート」です。
ホテルは「日本夕日百景」にも選ばれた、琵琶湖に沈んでゆく見事な夕日を一望できる最高のロケーションに建っています。赤々と燃える夕日、琵琶湖の青、周囲を取り巻く樹木の緑、そしてホテルの白。四季を通じて変わらないその美しい色彩の組み合わせは、この地を訪れる人に深い印象を与えることでしょう。
琵琶湖を愛し地元を愛する
長浜ロイヤルホテルは大規模な温泉リゾートとして、全国から足を運んでくる幅広いゲストを満足させるバラエティ豊かで充実した施設を有するだけでなく、ここを居城とした秀吉のように地元をこよなく愛し、母なる琵琶湖を守るための活動も行っています。もう数年になりますが、洗剤は界面活性剤不使用の石けんに変更。多くの生物が棲む湖に流れ込む水のことを考えたら、手間や効率ばかり重視するわけにはいきません。この「粉石けん運動」による成果も少しずつですが、確実に表れてきています。その一方で周辺地域の活性化を図るべく、長浜、彦根、米原、東近江などと協力し、新たな周辺観光促進のためにも尽力しているのです。これも、その昔、この地を水陸双方の交易地として発展させた秀吉の意志を、どこかで継いでいるような気がします。
黒壁スクエアで江戸時代にタイムスリップ
雄大な自然の景観は滞在のハイライトですが、近くには150もの店舗が建ち並ぶ必見観光スポットもあります。その風情は江戸時代さながら。歩いているうちに、江戸時代にタイムスリップしたような気分になりそうです。この黒壁スクエアは、京都の交通の要所であり、着物が名産だったかつての名残を感じさせる場所。地場産業を支えた古のスポンサー、黒壁銀行にちなんでその名が付けられました。他にも、秀吉が男子が生まれた喜びで砂金をまいたことがはじまりとされる「長浜曳山まつり」など、見どころ・イベントは多種多彩。長浜ロイヤルホテルに宿を求めれば、この地が大切に守ってきた「歴史」を肌で感じることができるのです。
滋賀県が誇る観光スポット「黒壁スクエア」は徒歩圏内
最上階のバ―は眺めもムードも申し分なし
長浜のランドマークといえば・・・
広―い大宴会ホールなら大騒ぎしても大丈夫!
最高のサービスを生むために
長浜ロイヤルホテルのフロントスタッフの胸には、それぞれ異なったバッヂがついています。ある人は中国の国旗、ある人はアメリカの国旗・・。お、ドイツの国旗も見つけました。これはスタッフが話せる言葉のアイコン。このホテルにはビジネスで宿泊する外国人ゲストも少なくないため、スタッフは日夜、必要な語学の勉強に励んでいるのだそうです。またチェックアウトの際に回収された客室アンケートは、時間を置かずすぐにマネージャーが目を通します。「問題があれば、次のゲストが入ってくるまでの短時間で解決します。毎日、時間との真剣勝負という感じですね」。
ホテルのサービスを行政へも
こうした努力によって生み出される長浜ロイヤルホテルの、質の高いサービスとホスピタリティ。それをホテルのものだけにしておくのはもったいないと、乗り出してきたのが地元行政です。長浜は秀吉の時代から観光開発に力を入れてきた土地。行政も観光をないがしろにしては成り立ちません。そこで発足したのが、長浜ロイヤルホテルでの研修制度。行政に携わる人間や滋賀県教職員、また長浜市職員などが、コミュニケーションスキルを学ぶべく、長浜ロイヤルホテルに通ってくるのです。
およそ400年前に、観光都市として長浜が発展してゆく素地が作られて以来、ここに住む人々は、大きな利益をもたらしてくれる観光産業の拡大を望んできました。今日では旅行業を営む人々と行政とが一丸となり、さらなる質の向上を目指しています。その中心的役割を担う長浜ロイヤルホテルは、常に大きな期待を背負いながら地元の発展のために貢献しているのです。
四季折々の演出でもてなす
長浜は四季を通して楽しみがあるところ。冬の目玉はなんと言ってもスキーですが、それ以外の楽しみを求めている人にも、何か魅力的な提案をしたいーー。そこでスタートしたのが盆梅展。数百年もの寿命を持つ巨大な梅の盆栽を見てもらおうと、地元ぐるみでのイベントを立ち上げました。長浜ロイヤルホテルをはじめ、地元の旅行業界も全面的にバックアップ。こうした「観光興し」も、長浜を「行ってみたい場所」と認識してもらうための重要な課題なのです。
洋室はセミダブルベッド2台が「基本形」です
三世代旅行やグループには気楽な和室をどうぞ
「日本夕日百景」に選ばれた場所に建っています
広い大浴場は深夜1時まで利用可なのが嬉しい
まずは浴衣で大浴場へ
うっそうとした木々に囲まれて建つ長浜ロイヤルホテル。目の前には琵琶湖が広がっています。エントランスを入ると、たくさんのゲストが浴衣にスリッパをひっかけ、広々としたロビーエリアをそぞろ歩く光景に出くわします。うちわ片手に売店をのぞきこむ人、タオルを首にかけてのんびりソファでくつろぐ人。みな、大浴場からの帰りなのでしょう。ピカピカの肌に、とてもさっぱりとした表情をしています。
さっそく重い服を脱ぎ捨て浴衣を羽織り、大浴場へと向かいましょう。巨大な円柱が目を引くお風呂は、ちょっとしたプールほどの大きさ。岩に囲まれた露天風呂も負けてはいません。これぞ秀吉に世継ぎを授けた「子宝の湯」。茶褐色のお湯は入るのに少し勇気がいりますが、さまざまな疾病に効果があるというありがたーいもの。ぬるめなので、年配の方でもじっくりゆっくり堪能できると好評です。「もっとバキッとリフレッシュしたい!」時には、サウナと水風呂で代謝を高めるといいでしょう。ちなみに入浴時間は深夜1時まで。夕食を食べて一休みした後でも、余裕で利用できるのが嬉しいですね。
温泉とホテルのいいとこ取りでリラックス
滞在基地となる客室は、和室から洋室まで全7カテゴリー。2010年4月にはスーペリアツインとハリウッドツインがリニューアルしたばかり。大きなベッドを2台置いてもゆとりは十分。琵琶湖をイメージした深いブルーとアースカラーを基調にした、心安らぐ内装です。枕はそば殻や低反撥素材のものが各種用意されておりリクエスト可。自分の一番快適なスタイルで眠ることができそうです。ファミリー層やグループで滞在したいのが、気楽な和室。旅館のようにスタッフが布団の上げ下げをしてくれます。より健康志向の人には、高いリラックス効果がるといわれる備長炭を使った和室が人気です。そして大きな窓の外はどこまでも続く青々とした湖面。右手には長浜城を再構築した歴史博物館、その背後に伊吹山。自然の雄大な光景には誰もが胸を打たれることでしょう。
四季を通して楽しめるリゾート
客室同様、長浜ロイヤルホテルは館内のレストランもとにかく充実しています。和洋中はもちろん、バイキング、ステーキハウス、いろり焼きに居酒屋に麺類にお寿司。もはや外食する必要などありません。食事が終わったあとのお楽しみに、カラオケボックスまで完備。この館内にひとたび足を入れたら、一歩も外に出ずに楽しい思いをして帰ることだってできてしまうのです。