意外な場所に建った意外なホテル

1996年、かつて劇場だった場所に1軒のホテルが建ちました。宿泊施設は3階以上を占め、日本には珍しく全室の7割がキングサイズベッドルーム。装飾もきらびやかなヨーロッパ調です。しかし、ここは大阪きっての繁華街、難波の中心。いかにも「大阪！」というイメージの中で、ヨーロピアンスタイルのこのなんばオリエンタルホテルは、いかにその存在をアピールしているのでしょうか。 その重要な役割を担っているのが、レストラン「和（な）ぎ」。家族団らんにも商用接待にも使える、しゃぶしゃぶ専門店です。何よりのこだわりは、古くから大阪市内で栽培され、人々に親しまれてきたなにわ伝統野菜や、やはり地元産のウメビーフ、犬鳴ポークなどの新鮮で安全な食材を使っていること。大阪でしか味わうことのできない個性的なしゃぶしゃぶが、リーズナブルに味わえるとあって、予約の絶えない有名店として知られています。 その人気の高さゆえでしょうか「2003年の改装の際にも、このレストランは存続することになりました。本当に嬉しかったです」とマネージャー。彼だけでなく、大阪らしさを伝えるホテルでありたいと願うスタッフ全員にとって、「和ぎ」は、なんばオリエンタルホテルのシンボル的な存在なのです。

思い出に残るひとときのために

このホテルの利用客の多くがビジネスマン。商店街からわずか50メートルというロケーションのよさで、常連ゲストも少なくありません。しかしスタッフによると「ビジネスマンが利用するのは、ほとんどがキングサイズベッドが置かれた客室。ですから実はツインに比較的余裕があるのです。ご家族連れにぜひご利用いただきたいですね」。

何をするにも、どこに行くにも便利な立地

ホテルが入っているビルにはハンバーガーショップがあり、すぐ近くには大阪名物たこ焼きやお好み焼きなどの店も。吉本劇場までは徒歩数分、ユニバーサルスタジオにも電車で約15分。子供連れで何をするにも、どこに行くにも便利な立地なだけでなく、ツインの客室はファミリーでも快適に過ごせる広さと機器・備品を備えているのが自慢です。さらに安全面で徹底的な配慮を施し、人間としての魅力にあふれたホテルマンになるための人材育成にも力を入れている、なんばオリエンタルホテル。「親にとって、子供の喜びこそが自分の喜び。子供がいつまでも「楽しかったね」と思い出せるようなひとときを、ここで作ってもらえたらそれ以上の喜びはありません」。