想像以上の開放的な空間が広がるロビーエリア
デザインはエレガントなモダンジャパニーズ
日本の伝統色を思わせる目にも優しい客室
スタッフはさりげなくゲストの動きに気を配る
日本初のコートヤード・ブランド
地下鉄東銀座駅から徒歩約1分、昭和通り向かいに歌舞伎座と新橋演舞場、背後には日本を代表する百貨店群を控えるコートヤード・マリオット 銀座東武ホテルの開業は1987年。当時からインターナショナル系のホテルとして運営されてきましたが、2007年に日本初進出のコートヤードブランドとして再スタートを切りました。
開業時からこのホテルとともに歩んできた宿泊部支配人の熊井尚さんは「マリオットの名が冠されたことは確かに大きなアドバンテージですが、その分、本部のチェックも非常に厳しい。世界的に見ても日本のホテルのホスピタリティやサービス、ハウスキーピングはかなりハイクラスだと思うのですが、それでも指摘を受ける部分がありますから」。たとえば、近年増えてきた外国人スタッフ。日本人なら当然のことも、彼らには「なぜ、どうして」から説明しなければなりません。「マニュアル通りではだめなんです。それがお客様のどういう満足度につながるかまで理解してもらわないと」。
お客様の元に自ら足を運ぶサービスを
インターナショナルホテルに連なる一員として、こうした世界水準の規定を満たすのは最優先事項。しかし熊井さんは同時に、創業当時から受け継がれてきた、銀座東武ホテルとしてのオリジナリティやアイデンティティもしっかり追求していこうと考えています。「海外研修に行って実感したのですが、向こうのサービスは陽気で、相手の懐に飛び込んでいくような積極性のあるものなんですね。日本のように一歩下がってかしこまるスタイルではない。これは非常に新鮮でした」。従来の日本的なサービスは、どうしてもゲストとスタッフの関係が「主・従」になってしまうもの。熊井さんは、それを少しずつ変えていきたいのだといいます。
パーソナルサービスの徹底
「まずは、もう一歩踏み込んだサービスから。改装にあたりアイランド型に変更したレセプションはその象徴です。カウンターの向こうで立って待っているだけでなく、お客様のもとに足を運ばせたい。どんなことを望んでおられるのかを自ら聞き出して提案できるような、パーソナルサービスを徹底したいですね」。銀座というかけがえのない場所で、時代の風雨にさらされながら守ってきた「心意気」が、いまコートヤード・マリオットというパートナーを得て開花しようとしています。
夕刻にはじまるワインバーは知る人ぞ知る穴場
和食レストラン「むらき」はランチタイムも大人気
エンターテインメント性もあるブッフェ
24時間使える本格的なフィットネス完備
使わないと損!ホテイチ&ホテチカ
各種宴会やイベント、カンファレンス会場として利用されることも多いコートヤード・マリオット 銀座東武ホテルは、とりわけ飲食施設に力を注いでいます。1階にはカフェレストラン「フィオーレ」と、ロビーラウンジ「オアシス」があり、フィオーレは朝食、ランチ、ディナーのいずれでもブッフェが楽しめるカジュアルなレストラン。ランチやディナーでは目の前で切り分けてくれるローストビーフや鉄板焼きステーキから、和、洋、中、エスニックまでバラエティ豊かなメニューがそろいます。デザートの注目は、やっぱりランチ・ディナーブッフェに登場するチョコレートファウンテン。なめらかなチョコレートソースにプチシューやバウムクーヘン、カットフルーツをくぐらせる楽しさは男性でもはまりそう!?
秘密にしておきたいワインバー
ロビーラウンジ「オアシス」は、本格的なアフタヌーンティーセットが人気ですが、知る人ぞ知るもう一つの穴場でもあるのです。それが毎晩18時から22時までオープンしているワインバーとしての存在。なんとグラスワインは300円、ボトルワインが1500円から、料理は一皿500円からと目を疑う価格設定。びっくり価格といえば、地下の日本料理「銀座むらき」も同様です。ランチタイム開始と同時にほぼ満席。ゲストのお目当ては「丼ぶり御膳」。なかでも天丼御膳はお値段たったの1000円! ディナーコースの特選会席コースも、本格和食がこれでもかというボリュームで供されて5000円から。その他、折々にさまざまなフェアが開催されているので、宿泊はもちろん銀座で食事を・・・という時にも忘れずにチェックを。
周辺で唯一の本格的フィットネス施設が完備
大改装で増設されたフィットネスセンターは地下1階。この規模のホテルとしてはかなり広いスペースと機器数を備え、本格的・日常的なワークアウトを望むゲストに好評です。オープンは24時間、タオルとミネラルウオーターが用意されています。地下1階にはビジネスセンターも。宿泊ゲストはここでインターネットが無料で利用できますので、パソコンを持たずに滞在しても不自由しません。スタッフ曰く「滞在中に便利な施設が用意されているにもかかわらず、うまく使いこなしてくださるお客様は少ない」とのこと。何か気になることがあったらどんどん質問してみるべし。ホテルを知ることで、滞在お得度・満足度はさらにアップすることでしょう。
鏡を効果的に使い広がりを演出。どの部屋も明るい
ワイドミラーや広く低めの洗面台は女性を意識
コートヤードフロアのダブルルームは窓際に寝椅子
ラウンジは無線、客室内は有線でインターネット完備
誰もがくつろげる「優しい」客室
コートヤード・マリオット 銀座東武ホテル客室は全てキーコントロール式。差し込み型ではなく操作簡易なタッチ型で、エレベータ内でカードを触れると自動的に滞在階のランプが付くため、セキュリティレベルもぐっと向上しています。客室はコートヤードとプレミアムの2フロア。室内は和テイストを取り入れたモダンな内装。障子戸をイメージしたスリットが、シンプルながら絶妙なアクセントになっています。カラーリングも独特で、シルバーやワインレッドというよりは銀鼠、弁柄色という方がしっくりきそうな渋めのチョイス。フェミニンになりがちな装飾をキリッと引き締めています。
ゆったりとした客室
スタンダードにあたるコートヤードフロアのダブルルームは26平米。しかし、窓の両サイドにあしらわれた鏡や作り付けのワークデスクが広さを演出しているせいか、かなりゆったりとした感じを受けます。またダブルの客室は可動式ティーテーブルを備えた片肘の寝椅子が置かれているのですが、見た目はコンパクトでも、大人がゆっくり体を横たえることができる優れもの。服を着たままベッドでくつろぎたくない人には最適のリラックススペースです。ベッド周りには肌触りのよいエジプト綿のリネンと、低反発パッドを加えた少し高めのマットレスを用意。やや硬めの寝心地や乗り降りの快適さが心身の疲れを和らげてくれるでしょう。壁紙には空気浄化効果もプラスされています。ワークデスクには万能型アダプタとインターネットケーブルも常設。ビジネスユースへの対応もきめ細やかです。
どんなニーズにも応えてくれるプチ隠れ家
バスルームは、改装に際して最もこだわったアイテムのひとつということもあり、通常のユニットタイプながら使い勝手は文句なし。壁一面の大きな鏡や広い洗面台、低めのウオッシュボウルは小柄な女性にも負担のない造り。後方がカーブした深めのバスタブ、斜めに取り付けられたサポートバー、また緩やかに弧を描くシャワーカーテンのレール、お湯の出る早さなど、ストレスのないバスタイムが満喫できる工夫が随所に凝らされています。エレガントなプライベートオフィス、小粋なアーバンリゾート、そして東京をとことん楽しむための基地。ニーズに応じてさまざまにその「顔」を変えてくれるのが、ここコートヤード・マリオット 銀座東武ホテルです。