最先端の技術が投入されたインテリジェントホテル
「マンハッタンラウンジ」には長年のファンがいます
囲碁サロン解説は画期的なアイデアでした
部屋からの素晴らしい眺めに心がなごみます
文化と情報の発信地「アークヒルズ」
AkasakaとRoppongiをKnot(結ぶ)の頭文字から名付けられたアーク(ARK)ヒルズは、コンサートホール、テレビ局、オフィスビル、ホテルを内包する華やかな複合シティ。文化と情報の発信地としてはもちろんのこと、1986年の完成当時からバリアフリー空間を積極的に導入し、厨房排水や雨水、プールの水などをバイオ処理してトイレのフラッシュや洗浄水に再生するといった、最先端のエコロジー技術を駆使したことでも各界から大きな注目を浴びました。
このインテリジェントシティの一角を担うのが、ANAインターコンチネンタルホテル東京です。どこから見てもスマートな近代的ビルですが、実際は三方がぐっと迫り出したちょっと変わった三角形になっています。その理由は景観。それぞれの面が皇居、富士山、東京湾を望むように設計されているので、どの客室に滞在しても東京、もっといえば日本ならではの眺めが楽しめるのです。とりわけ36階の「マンハッタン ラウンジ」は、「1日の終わりにここからの景色を眺めるのが何よりも楽しみ」というファンが立ち寄る絶景スポット。季節のフルーツを使ったオリジナルカクテルを味わいながら、ニューヨークスタイルの粋な空間で過ぎていく時間をゆっくり楽しむ・・・なんて、気分はすっかりムービースター!?
都会派にして個性的
ところで、ロケーションもスタイルも申し分のない都会派であるANAインターコンチネンタルホテル東京ですが、ここに囲碁サロンがあると聞くと驚く人も多いのではないでしょうか。ホテル開業当時から愛されている「ランカ」が、それです。有名プロ棋士やインストラクターとの指導対局や、リーグ戦も行われる本格的な会員制囲碁サロンですが、宿泊ゲストの利用も可能。「世界で一番空に近い」囲碁サロンでの優雅な一局は、他ではなかなか味わえない快感です。各種イベントも行われているので、滞在時にはぜひ確認してみてください。
「伝説」のドアマン
個性的といえば、2000人もの顔を覚えているという有名なドアマンをスカウトしたことも、このホテルの「伝説」のひとつかもしれません。多数の大宴会場で絶えず開催される多種多彩な会合、そこに訪れる各界著名人。そのひとりひとりの名前を把握できるドアマンがいる。その存在が、どれほどこのホテルにとって得難いものであったかは想像に難くありません。彼が現在でもその技能を活かして同じ部署で仕事を続けていることが、ANAインターコンチネンタルホテル東京のホスピタリティ意識の高さを如実に物語っているのです。
都内のホテルでは最大規模のラウンジ
眺望を横目に楽しむ朝食やカクテル
ラウンジ内の会議室は2時間まで無料で借りられます
35~28階の客室は眺望も抜群
充実したサービスを誇る特別フロア
クラブインターコンチネンタルフロアのサービス内容を知ったら、絶対にここの客室を予約したくなることでしょう。フロア滞在ゲスト専用のシックでスマートなラウンジ。朝食サービス、ティーサービス、そしてカクテルタイムに用意されるメニューは、どれもこれもひと工夫された逸品ばかり。天気の良い日は青い空を背景に眩しく光る富士を眺めながら朝食をとり、夕刻にはカクテル片手に赤く染まる富士を見る。いつ足を運んでも、贅沢な時間を過ごせる特別の場所なのです。
2時間まで無料のミーティングルーム
クラブフロアを予約したゲストが受けられるサービスは、それだけではありません。専用ラウンジでのチェックイン&アウト、専任のコンシェルジェサービス、用意されているマッサージチェアやPCブース、無線LAN接続の利用等々。特にビジネスマンに好評なのが、同ラウンジ内のミーティングルームを2時間まで無料で利用できること。わざわざ会合場所をアレンジする手間や費用が省けるだけでなく、ホテルのブランド力で参加者に大きなインパクトを与えることができるのです。
一度滞在すればほとんどがリピーターに
もし早朝にホテルに到着してしまっても、クラブフロアを予約していれば、チェックインタイムまでどこかで時間をつぶす必要はありません。そのままラウンジに向かい、部屋の準備ができるまでの間そこでくつろいでいればいいのです。荷物を預けたあと外出する予定があったり、気分をリフレッシュしたい場合は、併設のシャワールームを使うことも可能です。
選ばれたゲストのため隅々まで手入れが行き届いた客室は、28階から35階の素晴らしい眺望が約束された高層階。インテリアの基調になっているダークブラウントライとベージュの巧みなコントラストは高級感を醸し出し、ワーキングスペースも機能的かつ優美なしつらえ。バスルームの液晶テレビやiPodスピーカーなど、リラックスタイムのための備品も豪華です。都内にあるホテルの中でも指折りの施設を誇るという、ANAインターコンチネンタルホテル東京のクラブインターコンチネンタルフロア。デラックスフロアとの差はさほど高額ではないのに、施設設備やサービスが驚くほどグレードアップするのですから、ゲストが「一度滞在すると2回目以降も必ずクラブフロアを選ぶ」というのも大いに納得できる話なのです。
布団はホワイトグースの羽毛布団です
仕事帰りのOLで賑わう「シャンパン・バー」
開放感を演出するバスルームのレイアウト
この景色に魅せられた常連客がたくさんいます
エグゼクティブを喜ばせる送迎サービス
ANAインターコンチネンタルホテル東京の滞在者の約6割が海外からのゲスト。「成田空港からお越しになる方がほとんどですが、最近はヘリコプターの送迎サービスを利用されるお客様もいらっしゃいます」。飛行時間は約12分。到着は隣接するアーク森ビルのヘリポートですが、乗り場までの移動時間を含めても移動時間は30分ほどと信じられないほどスピーディ。そのためこの贅沢なサービスは、「時は金なり」を実践する欧米のエグゼクティブに受けているのだそうです。
魅力的なバーラウンジ
このように欧米からのゲスト、しかもアッパークラスを多数受け入れているデラックスホテルならではといえるのが、バーラウンジを4軒も有していることでしょう。「欧米からいらしたお客様が館内のバーをご利用になることが多いことや、赤坂と六本木という指折りのナイトスポットに挟まれていることなどなど、多数のバーラウンジを設けた理由はいくつもあります」。
待ち合わせだけでなく、ちょっと一息というときにシェルターのような心地よさを提供してくれる「アトリウムラウンジ」、シックでロマンティックなメインバー「ダビンチ」、女性に圧倒的な人気を誇る「シャンパン・バー」、そしていながらにしてニューヨークにトリップできる「マンハッタン ラウンジ」。それぞれが際立ったコンセプトを持ち、目的に応じて使い分けが可能。しかも、どこを利用してもステータスを感じることができるのは、さすがとしか言いようがありません。
7割以上の客室がシングルベッド
ANAインターコンチネンタルホテル東京の客室は、景観のよさと同時に高い居住性も兼ね備えています。シモンズ社製ポケットコイルスプリングベッドとホワイトグースの羽毛布団が提供してくれる快適な寝心地、仕切りがガラスのバスルームが演出する広がりと開放感。それを実感できるのが、全体の7割にあたるというシングルベッドの部屋に滞在したときです。
日本ではひとりでも二人でもツインベッドの客室を好む傾向があるため、多くのホテルがその比率を高めにしていますが、旅慣れた人ならご存じのように、海外ではその割合が逆転します。ANAインターコンチネンタルホテル東京は、その点でも外国人ゲストのニーズをよく見極めていると言えますが、実は日本人にも「ツインのシングルユースではなく、大きなベッドでのびのび眠りたい」という人が少なくありません。セミダブルベッドの置かれたクラシックシングルは、こうしたこだわり派を満足させてくれる人気のカテゴリーです。