濃い緑の庭を抜けると白いビーチが!
スパニッシュコロニアル調の瀟洒な外観
異国情緒漂う寛ぎの別荘へようこそ
館内のいたるところにアートが散りばめられている
クチコミNo1のリゾートとは?
鳥たちのさえずりの向こうに波の音が聞こえる。プライベートビーチへのアプローチは本当に美しい緑のガーデン。さまざまな南洋の木々が風に揺れているけれど、野性のままであるかのようなギリギリの行き届いた管理をされている。ビーチリゾートでここまで植物が豊かなところは見たことがない。自然と鳥たちも集まってくるのだろう。プレートに記された木々の名前を眺めながら行くと、まっ白いビーチと青い海が開ける。この時点でもう泣きそうだ。天然の湾に静かに打ち寄せる波。あるがままの造形。ビーチベッドで横になろうか。ハンモックにしようか。少しマリンアクティビティで遊んでから…という手もある。なにしろ自分の時間。どう使おうが構いませんよ、と後ろに控えつつ、ありとあらゆる準備がされている。心したほうがいい。アリビラは、休日をどこまでも楽しみたいという願いにパーフェクトに応えてくれる。けれど、うかうかしていると、究極のリゾートの奥義を味わい尽くす前に時間は過ぎ去ってしまう…。
全国1位のホテルが沖縄の読谷村にある。それもリゾートだという。並み居る大都市圏の有名ホテルや古都の老舗旅館を押しのけ、そこまでの高評価を得るのはただごとではありません。何が理由なんだろう…というのがスタートでした。
究極につぐ究極
那覇空港から約1時間。残波岬をめざし、さとうきび畑を横目に海岸沿いの道を進んでいくと、白壁に赤褐色の瓦が乗った中層の建物が見えてきます。ホテル日航アリビラ。スペイン語で「くつろぎ」を意味するAlivioと別荘のVillaを合わせた造語。スパニッシュコロニアル様式でまとめられ、規模の大きさを感じさせない落ち着いた上質な空気が流れています。案内されつつ館内を進んでいくと、随所に品のいいアートが。「アリビラ美術館と呼んでいるんです」とセールス&マーケティング部の樋場昭子さん。それも作家の名前だけでなく、審美眼で選んでいるのがわかる。このリゾートがタダモノではないのは、さらに「あえて増築したように見せるデザインにしています」という点にも現れます。それはもちろん建築当初からの考え方。実際に足を運んで、その“究極の遊び心”を体験していただきたい。
エコフレンドリーリゾート
体裁の面だけでなく、アリビラは“エコフレンドリーリゾート”をテーマに、地に足のついた活動を展開。開発時に自然を活かすことでダメージを抑え、開業後も汚水を一切流失させていない、とのこと。沖縄県ホテル初のCO2排出量「国内クレジット制度」承認をはじめ、環境省の水質調査で最高ランクの「水質AA」に選ばれるなど、数多くの成果を上げています。いちばんわかりやすいのは「ウミガメが産卵にやってきて、無事孵化して海に帰っていくんです。環境NPOと連携して保全を進めています」という逸話。リスペクトすべきリゾートとは、ここのことを言うのだと思います。
ピクチャーウインドウの景色もおいしいベルデマール
料理のレベルは本当に高い!
遅い朝食は「美ら島ブランチ」でゆったり
独立式のチャペルは最高のロケーション!
「朝食がおいしいホテルランキング」で堂々の1位を獲得
アリビラのピカイチは数多いけれど、やはり気になるレストラン。某クチコミサイトの「朝食がおいしいホテルランキング」で堂々の1位を獲得。ホテルの朝食はサービス的な意味合いも強く、とくにリゾートの場合、他所に選択肢が薄いため消去法的に選ぶケースも少なくないもの。そういった側面を考えても、いかに食に対する満足度が高いかが想像できます。
和洋中、すべて整っているのは、アリビラの名声から考えれば驚くものではありません。ただし、そのレベルの高さです。どこも大都市圏の専門店が舌を巻くクオリティ。レストランやバーは全部で9店。本格的なコース料理が楽しめるブラッスリーから、カフェ、カラオケルームまで。食のニーズすべてをまかなう幅広さでありながら、それぞれが技を競い合っている感じ。地産地消は当たり前。ピクチャーウインドウからの絶景あり。島唄ライブあり。リゾートならではのエンターテインメント要素も盛りだくさん。
和洋ミックスの健康朝食メニュー「美ら島ブランチ」
さらにブレックファストやディナーだけでなく、遅めの朝にうれしい極上のメニューもあります。鉄板焼の護佐丸で供される「美ら島ブランチ」は、自然農法の沖縄産野菜をはじめ、和洋ミックスの健康朝食メニュー。これがまた感涙ものなのです。シェフが丁寧に焼いてくれるのをそばで見ながら、ゆったりと味わう時間。まさに上質リゾートならではのひとときです。フレンチトーストがおいしい!と絶賛したら「添えてある紅芋ジャムとパインバター、これがまた人気なんです。最初はホテル内だけで消費していたのですが、ぜひお土産にしたい!という声が多くて。厳格なチェック体制があって合格するほんの一握りの商品しか紹介しない某誌でも取り上げていただいたんですよ」とセールス&マーケティング部の小泉さんも嬉しそうです。
天国に一番近い日本でウエディングを
こんなリゾートでウエディングを…と憧れる人が多いのは道理です。別棟に建てられているグローリー教会。県内最長のヴァージンロードを誇り、厳かなパイプオルガンの鳴る向こうに一望する海。「ロケ地に選ばれることも多いんです」と小泉さん。6月に梅雨明けするのでジューンブライドが可能なこともあり、繁忙期には物凄い予約数に。「ときどきチャペルも宿泊も満杯だったけどせっかくのドレスで写真だけでも…という方もいて、大変心苦しいのですが…」と申し訳なさそう。それほどの人気だそうです。ふたりの思い出にはもちろん、なんと言っても招待したゲストの満足度が大きい。家族も、親戚も、友だちも、おじいちゃんおばあちゃんも、日本語が通じる完璧なリゾート体験はなかなかできませんから。
プラシエンテツインでは特別なサービスも
ビーチにプールに…長期休暇を取って訪問したい
マリンアクティビティをとことん楽しめる
沖縄ならではの三線教室も
ハートがアリビラの記憶をつくる
施設や環境だけがいくら素晴らしくても、それだけではクチコミ全国No1の評価を得ることはできません。でも、逆に言えば、それらがハイレベルであることは絶対条件。ハードとソフト。いずれも極めて高いレベルで両立されているのがホテル日航アリビラと言えます。
「“太陽が幸せをつくる”が合い言葉です」と笑顔で話してくれたのはセールス&マーケティング部の小泉メリアンさん。礼節を美徳とし、冊封使の時代から遠来のゲストに対する心づくしのもてなしを伝統にしてきた沖縄の地。そのDNAを大切にしているのだそうです。スタッフも地元出身の人が多く、物腰やわらかく控えめながらも、決してマニュアルでは表現できない“心の通わせ方”を熟知しているのがわかります。所作のひとつひとつ。会話のトーン。そして、共通するのが「このホテルが好き」なこと。その幸せな空気が伝染するのでしょう。ゲストもスタッフも、ここではみんな笑顔です。
全室オーシャンビューで、ゆったりした客室
客室はすべて43平米を越える広さ。全室オーシャンビュー。テラコッタ貼りの入口から、瞬時に“アリビラに来た”実感が湧きます。カラフルなのに抑えられたトーン、独特なのに落ち着いた雰囲気。二律背反の「ああ、これがアリビラなんだ」という個性に嬉しくなります。壁に掛かるのは読谷山花織のアート。お茶碗も読谷の“やちむん”。どことも違う個性なのに、なぜか心が安まる魔法を感じるのは、こういった島文化へのリスペクトによるものでしょう。バスルームもタブと洗い場をセパレートした日本人に嬉しいタイプ。ビーチで遊んでも、遊ばなくても、こうしてゆったりできるのは有り難い。アメニティー類も充実。これはひとえに“アリビラでの休日を心の底から堪能してほしい”気持ちが根底にあるからに違いありません。
たっぷりパンフレット1冊分の楽しみが
ロゴマークも表すように、アリビラは太陽に祝福されたリゾート。各種アクティビティの充実度もトップクラスです。ウエイクボード、ビーチカヌー…。さらに、アリビラでの記憶を忘れがたいものにするのが、学び(education)と楽しみ(entertainment)をミックスした「エデュテイメントプログラム」です。読谷の美しい自然環境の中、沖縄では“イノー”と呼ばれる干潮時に現れた浅瀬で、リーフトレイルやビーチコーミングなどを実施。リゾートの達人とともに自然や文化に触れる体験は、なかなかよそではできないものです。ほかにもシーサーの絵付けやジェルアート、手づくり三線などに挑戦したり…。沖縄の休日を心と身体で味わうメニューがたっぷり24ページのパンフレット1冊分もあるのです。