オリエンタルホテル広島 (広島県/広島市)

オリエンタルホテル広島
オリエンタルホテル広島
ロビーのいたるところに溢れる芸術性

ロビーのいたるところに溢れる芸術性

毎晩行われているジャズ演奏

毎晩行われているジャズ演奏

広島唯一の豊富なシガーをそろえるバー

広島唯一の豊富なシガーをそろえるバー

ひと月半ごとに内容を変えるギャラリー

ひと月半ごとに内容を変えるギャラリー

日本にも個性派ホテルが登場

人はそれぞれライフスタイルを持っています。通常は万人を対象とするホテルですが、最近は個性を全面にアピールするホテルも増えてきました。先駆けは90年代中頃からアメリカで流行した、いわゆる「ブティックホテル」でしょう。たとえばニューヨークなら、ハドソンリバーホテル、ロイヤルトン、Wホテル等。こうしたホテルは老舗ホテルとは全く違ったコンセプトを持ち、宿泊ゲストもバーに集まる人々も、独自の価値観を持つ個性派ばかりです。自分のライフスタイルに合った場に集まること。これこそが、彼らのステータスでありプライドでもあるのです。 オリエンタルホテル広島は、独自の個性を強く押し出すことで、ニューヨークのブティックホテルのような存在になろうとしています。オープンに際しては、そのコンセプトワークのために、6人の各界著名人が集結しました。内装を手掛けたインテリアデザイナー、ホテル内のアートを担当したアーティスト、ニューヨークカフェの壁画を手掛けたビジュアルアーティスト、ユニフォームをデザインしたファッションデザイナー、アメニティを担当した植物療法士。オープンから3年が過ぎた現在でも、彼らがそれぞれのセクションをしっかりコントロールしているのだそうです。

文化戦略も視野に入れて

オリエンタル広島のコンセプトは「都市と文化が響きあう、知的時間」。このイメージを体現すべくロビーにギャラリーを設置。1カ月半ごとに厳選された現代アート作品が飾られます。さらに定期的なコンサートや詩の朗読会も行います。要請を受けるのは、「オリエンタルホテル広島のイメージに合う」と見込まれたアーティストたち。単なる宿泊施設でなく、能動的に「知と情報」を発信する場になりたい。そんな姿勢が、個性的なライフスタイルを持つ人々をここに惹きつけているのです。

夜にはジャズ演奏が楽しめる「ニューヨークカフェ」

オリエンタルホテル広島で、最も人気のあるのがレストラン「ニューヨークカフェ」です。朝から深夜まで営業しているオールデイダイニングですが、ユニークなのが時間帯によってスタイルを変えていること。特に夜にはニューヨークのバーのようにジャズ演奏が入り、常時25~30種類のシガーも楽しめます。これは広島では唯一なのだそうで、ここで使われるグラスもバカラやラリックのもの。こんなところにも「個性」が隠されているのです。 これまで日本にないホテルを目指して、「知的時間」を大切にしてきたオリエンタルホテル広島。これからも個性的なアートやイベント開催で、トレンディな人々の耳目を集め続けていくのでしょう。

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