アーバングルメポートのビルからは直接ロビーへ
ロビーエリアにはゆったりとソファセットを配置
1室だけある端正な和室は隠れた人気
うっとりするような夜景が目の前に広がります
すっくと立つ姿が被災者の心の支えに
六甲アイランドは、ポートアイランドに次ぐ神戸で2番目の人工島。そのアイランドセンター駅に直結した神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズがオープンしたのは1992年のこと。充実した館内施設を有したインターナショナル系デラックスホテルとして、界隈の外資系企業を訪れる外国人や航空会社のクルーらに愛され、常に華やかな雰囲気が横溢していました。そんな時に起きたのが、阪神地区を襲った大震災です。
セールス&マーケティング部マーケティングコミュニケーション課の係長は当時を振り返ります。「館内は壊滅的な状態でしたが、建物は無事でした。その姿が周辺の方々の心の支えにもなったと聞きます。私はようやく1週間後に自転車で駆けつけることができましたが、現場にいたスタッフは滞在していらしたお客様のケアをするとともに、沿岸部の復旧作業の手伝いにも力を注いだそうです。周辺はひどい被害で、中には自宅を離れここに移ってこられた方も・・・。完全復活したのは2年後。昔通りの姿で再開できて感無量でした」。震災から14年。しかし、まだその記憶は鮮明です。
全スタッフが心をこめてゲストに対応
「そんな体験を経てきたこともあり、スタッフの結束は固いですね。ひとりひとりのお客様を大切にしよう、わざわざ足を運んでくださる方に礼を尽くそう、リピーターを大事にしようという共有意識は今でも変わっていません」。その最たる事柄が「待たせない」サービスです。フロントでは決してゲストを並ばせることはありません。ゲストが集中しだすとバックヤードから手空きのスタッフが出てきて、スムーズに手続きを進めます。また荷物はできる限り手持ちで室内まで届けるなど、心をこめてゲストに対応する姿勢が全スタッフに備わっているのです。だから「サービスがよかったと言っていただけるのが、いちばん嬉しいのです」。
魅力的なイベントで「足を運んでもらう」
2008年にはタワーズフロアを全面改装。居住性とグレードに磨きをかけました。しかし悩みのタネが足回りが悪いと思われていること。「新神戸駅、三ノ宮駅、USJ、関西国際空港、御影のいずれからも直通バスが出ています。どこに行くにも全く不自由しない立地なのです」。それをアピールするには、実際に足を運んでもらうことが先決です。効果的なのが魅力的なイベントの企画。「最近では、ワインフェスティバルが大好評をいただいています。春と秋の2回開催ですが、2000円で300種類のワインが試飲できるんですよ」。300種類! 「ええ、神戸ならではでしょうか」。高いクオリティと心憎いサービス。神戸ベイ シェラトン&タワーズは、これからもゲストに愛されるシティリゾートホテルとして、すっくと立ち続けます。
特別な日に特別な人と訪れたい「神戸グリル」
神戸といえばステーキ。最高級の牛肉を鉄板焼で
終日お得なブッフェが楽しめる「ガーデンカフェ」
サロンでも客室でも施術可能なエステでリラックス
イチ押しは「神戸グリル」
8つのレストランとバーを有する神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ。「中でもイチ押しは、21階にある『神戸グリル』です」。セールス&マーケティング部のスタッフによると「ここは、かつて別々だったレストランを合体させて、ダイニング、オープンキッチン、鉄板焼カウンター、バーをワンフロアに融合したスタイリッシュな空間です」。
段差を設け、どの席からも夜景が眺められるように構成されたダイニングで供されるのは創作フレンチ。ストックされているワインは300種類、ハーフボトルが充実しているのも特徴です。ゆったりと配置されたテーブルは、深紅をアクセントにした美しいセッティング。地元カップルの「キメ」の1軒としても名高いのだそう。「初めてのデートでここへ連れてきてもらえたら、かなり嬉しいですよね」とスタッフもニッコリ。
外国人に人気があるのは鉄板焼カウンター。海を見ながら焼き物というシチュエーションが珍しいだけでなく、エンターテインメント性も抜群なのがその理由。スペースは巧みに隔絶されているので、鉄板の煙がダイニングの料理の邪魔をすることはありません。そのまま夜景を楽しみたければ、バーへ移動しましょう。ここでは手軽なタパスメニューをどうぞ。
絶対お得なオールデイバイキング
そして1階の「ガーデンカフェ」。ここで地元女性の絶大な支持を得ているのがバイキングです。ランチ、ディナーはもちろん、今注目を集めているのがその間の時間帯に開催されている「おやつバイキング」。バラエティ豊かなスウィーツ、フルーツ、サンドイッチ、パスタ、サラダまで盛りだくさん。紅茶はマリアージュフレールのフレーバーティーも。しかもこのバイキング、大人1名様1500円とかなりお得。採算が取れるのか心配になってきますが、スタッフは「それでもお客様が足を運んでくださることに価値があるのです」と言います。
最後はエステでリラックス。極楽!
おいしい食事を堪能したら、エステでボディケアもしてみませんか。フィットネス内にあるサロンに出かけてもいいのですが、「キャビン・ミィモザァ」は客室でも施術可能なメニューが大半。フェイシャルからボディトリートメント、ヘッドスパやフットケアも思いのまま。セラピストに出張してきてもらえば、施術後のわずらわしさもなく、そのままベッドでぐっすり眠ってしまってもOK。神戸ベイシェラトン&タワーズは、「用意されている楽しみをとことん味わい尽くしてくれるゲスト大歓迎」なのです。
タワーズフロアの客室は装飾品にも注目して
スイート・スリーパーベッドはシェラトンの自慢
終日くつろぎたいタワーズフロアのラウンジ
周辺がチーク材のプール。何とも独特な雰囲気
シティリゾートを名乗るにふさわしい贅沢な造り
神戸ベイ シェラトン&タワーズのデザインのテーマは「ネオ・クラシック」。ナチュラルテイストを全面に活かし、家具は全てオーダーメイドという、優雅さと落ち着きを兼ね備えた実に贅沢な造りです。廊下のカーペットも、海外のシェラトンを利用したことがあるなら「あ、懐かしい」と感じるはず。ゆったりとしたユーティリティやシースルーのエレベータにも、シティリゾートホテルらしい開放感が漂います。
客室は全276室。上品でシンプルな内装と機能性のよさが兼ね合い、スタンダードクラスでも不自由なく過ごせます。でも、もっと快適な滞在を求めるならダブルもしくは14階以上の客室をリクエストしましょう。そこには「天使に抱かれるような」と形容されるシェラトン・スイート・スリーパーベッドが導入されているのです。厚さは約30cm、ちょっと手で押してみるとかなり柔らかな印象ですが、この特性マットレスはどんな体型でも無理なく体にフィットするという優れもの。最上質のコットンシーツと、ふんわりとしたデュベ、フェザーダウンの枕も快適な眠りのための応援団。「ベッド丸ごと持ち帰りたい!」と夢見るゲストもいるようです。
タワーズフロアでワンランク上の滞在を
18階から20階を占めるタワーズフロアは。ワンランク上の滞在を提供するいわゆるエグゼクティブフロア。2008年に全面改装され、インテリアもスタイリッシュに生まれ変わりました。高層階とは思えない高い天井の客室は、まるでヨーロッパのホテルのよう。エスプレッソマシン、ズボンプレッサー、アロマ空気清浄機など機器や備品も特別感いっぱいです。バスルームは重厚な大理石。広い洗面台やコスメキット入りのオリジナルポーチは、女性ゲストには嬉しい配慮です。その他、チェックイン、チェックアウトの手続きもできる専用ラウンジには、朝食だけでなくドリンクやスナックが用意されており、フロアゲストは全て無料で利用可能です。
チーク材で仕上げた屋内プール!?
またオープン当初から外国人ゲストに高い評価を得ているのが、フィットネス施設です。ジムや屋外テニスコートではトレーナーによる個人レッスンもできるそうで、セレブ感を味わうこともできそう。キット誰もが驚くのは、周囲をチーク材で仕上げた屋内プールでしょう。プールというよりは温泉のようなその雰囲気。他では見ることのできないユニークなしつらえです。スポーツクラブもかくやという充実の施設、滞在するならぜひ積極的に足を運んでみてください。