インターナショナル ガーデンホテル成田 (千葉県/成田)

インターナショナル ガーデンホテル成田
インターナショナル ガーデンホテル成田
大理石で彩られた高級感のあるロビー

大理石で彩られた高級感のあるロビー

壁にかかっている山下清の複製画

壁にかかっている山下清の複製画

障子風の窓がほのかに和を演出する

障子風の窓がほのかに和を演出する

裏庭を望む居心地のいいテラス

裏庭を望む居心地のいいテラス

スペックに現れない利点「ホスピタリティ」

シティホテルの個性とは何でしょう。快適で、清潔で、プライバシーが十分に確保されて・・・。それらの条件は最低限守られるものだとしたら、あとはどこで選ぶのか。もちろん土地の属性は大きなポイントです。目的地からあまりにアクセスの悪いホテルは意味をなさないし、疲れてホテルに戻るとき周辺環境が賑やかすぎるのも考えもの。また、トータルで安心だからと最終的に大手のチェーンを選ぶということもあるでしょう。ただ、ホテルのハード的な側面は事前に調べればいいのですが、問題はソフト面です。スペックに現れない利点。ホスピタリティ。「神は細部に宿る」と語ったのは建築家のミース・ファンデルローエだと言われていますが、確かにほんの些細なことが全体を大きく左右するのだから重要です。

さりげなく日本を感じる

言葉では表しにくいソフト面での思いについて、インターナショナルガーデン ホテル成田では「日本を感じる」と表現しています。もちろん成田のホテルですから、国の玄関口として“らしさ”をできるだけ味わってもらいたい・・・という気持ちは当然でしょう。でも、その「日本」とは何か。礼節。おもてなし。四季の風雅を愛でるこころ。陰影礼賛。一期一会の精神。一見、シティホテルとは逆に向かうベクトル。しかも、インターナショナルガーデンホテル成田が表面上それほど日本的とは思えません。しかし、ベースの部分には、たしかに「日本」がいたるところで表現されているようです。

そこはかとない和の感覚になごむ

障子をイメージした窓からやわらかな月あかりが客室内を照らす。純白のベッドに腰を下ろすと羽毛布団の軽い肌ざわりが気持ちを溶かしていく。シティホテルの表現としてはいささかミスマッチかもしれませんが、こんな一面にもインターナショナルガーデンホテル成田の「日本」を感じることができます。それにスタッフの、出すぎず引きすぎず、ちょうどいい塩梅で客と接する距離感。先回りして言いたいことを察してくれる以心伝心。日本のホスピタリティ。茶室や和の装飾などを誇るわけではないし、大理石をあしらった吹き抜けのロビーなど、ぱっと見はいわゆるシティホテルだけど、そこにはたしかに日本があります。 さらに支配人もまだまだ改善できる点があると意欲的。最寄りの駅や街からも、空港からも、ほどよく近い立地。環境も緑豊かな地で、以前果樹園としても使われていた畑が裏手にあり、いつかまた実をつけることでしょう。新たなホテルへと進化の歩みをゆるめないインターナショナルガーデンホテル成田。ちょっと注目の存在です。

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