西側の景色。札幌市内が一望できます
スタンダードルーム(ダブル)
ロビーラウンジは地元の人も打ち合わせなどで多用
ランチブッフェは並ぶ人もいるほど人気
全日空ホテルズの第一号
冬には雪に埋もれる北国の中で最も都会ながら落ち着きあるたたずまいの、まさに白い都「札幌」。そんな街並みにしっとり馴染む札幌全日空ホテルは、1974年に全日空ホテルズの第一号としてオープンしました。以来、全日空ブランドとしてゲストから寄せられる信頼感に応えながら、札幌の観光・ビジネスの拠点として、また札幌という街のシンボルそのものとして歴史を重ねてきました。2007年にはIHG・ANAホテルグループのメンバーとしてリニューアル、今日に至っています。
観光・ビジネスの拠点として
札幌全日空ホテルについて特筆すべきポイントはその立地。JR札幌駅改札から徒歩約7分、最寄りの地下道出口からは徒歩約1分という場所に位置しており交通至便。幸運なことにその周囲には視界を遮る建物はほとんどありません。この立地条件を最大に楽しめるのが高層階のレストラン。札幌の街並みを心ゆくまで堪能、ロマンチックな時間を過ごすことができます(詳細は「やど自慢」をご一読ください)。
札幌市内の観光拠点としても便利。時計台、大通公園など、札幌を代表する景勝地までも徒歩圏内ですから、ちょっとしたお散歩を楽しんで。ちなみに迷っても札幌の街は碁盤の目のように区分けされていますからリカバリーは簡単!“迷子の達人”が言うのですから間違いありません。
札幌市内にとどまらず道央エリアの観光拠点としても同ホテルは有効。例えば小樽、旭川なども、日帰り旅行が可能です。「出張で来たけれど1日休みを取れそう」なんて時に同ホテルをセレクトしていれば、荷物を札幌に置いたままゴー!なんてプランも問題なしです。
北海道の文化を良く知る人によると 「北海道は1つの市で“県”のようなもの。隣の市は別の文化圏なのだから1つの町に満足せずどんどん出掛けるべし!」とのこと。札幌全日空ホテルを拠点に、足を伸ばしてみましょうか。
スタッフが知恵を出した、アイデアたっぷりのプラン
札幌全日空ホテルの自慢の1つに「アイデアたっぷりの宿泊プランとサービス」が挙げられます。IHG・ANAホテルグループメンバーとしてのおもてなしはもちろんですが、それ以上にあらゆる部門・部署のスタッフが知恵を出し合い、様々なアイデアを盛り込んだお得感たっぷりのプランがたっぷり用意されています。
例えば牧場体験やチーズ作りなど、札幌ならではの自然との触れ合い体験を楽しむプランもその1つ。まさに「大人の社会科見学」といった様相ですが、大人になってからだとこれがびっくりするほど楽しい!比較的近場で楽しむことができますから、仕事が終わる頃合いを見計らって家族と合流、北海道での休日を過ごす、なんて企画にしてもいいですね。
今後もこうしたプランやサービスを拡充していくとのこと。予約を取るときには入念なプランチェックで、より充実した札幌ステイをお楽しみください。
サッポロビューにて。上質な寛ぎ時間を、あなたに
女性ゲスト1人でも臆せずどうぞ
札幌っ子はデートの待ち合わせで使うとか…
すすき野まで見通すことができます
心安らぐ時間を最上階で
札幌全日空ホテルの最上階に位置する「サッポロビュー」「トップオブサッポロ」は大人が上質な時間を過ごすためのラウンジ、「鉄板焼き 石狩亭」は文字通り鉄板焼きのお店。女性1人でも居心地よく過ごせますから、臆せず足を運んでみて。1人時間を楽しむ贅沢を知る大人にこそ味わってもらいたい隠れ家スポットです。
見逃さないで欲しいのがその景色。札幌広しと言えども、この夜景を楽しめるのは札幌全日空ホテルだけと言っても過言ではないでしょう。繁華街の中にありながら周囲に高層ビルがほとんどない同ホテルの最上階からの眺めは、札幌でも指折り。東側と西側の両方でそれぞれに異なる表情を楽しめます。
最上階の北側に位置している「サッポロビュー」では東側に石狩平野を、西側に札幌市街地を眺められます。派手なネオンが少なく、道路に沿ってオレンジや白の電灯が淡く灯る石狩平野の夜は幻想的。一方、札幌市街地はちょっと賑やかな眺めです。それもそのはず、ネオン輝くすすきのを擁していますから。どちらの景色もそれぞれ趣きがあり、後は好み次第。ちなみに南西に位置する「トップオブサッポロ」からは札幌市街地を、南東に位置する「鉄板焼き 石狩亭」からは石狩平野を見ることができます。
雪が舞い上がる景色は圧巻!
圧巻は雪の日の夕暮れ時。湿度がない北海道の雪は、周辺からのビル風を受けて地面に落ちる前に再度下方から吹き上がってくるのです。高層階から辺りを眺めていると、下から雪が降ってくるような、そんな景色。深い紫色の空に白い綿毛のような粉雪が舞い上がる幻想的な風景を、息を飲んで楽しんで。個人的にはこの景色を見るために訪れてもいいかも、なんて思うほど、何とも言えない不思議な風景でした。
「冬も春も」、札幌ならではの楽しみを満喫できる
「景色も何もかもを楽しめる時期に訪れたい!」というのはわがままと思いつつ、イチオシシーズンをスタッフに聞いてみました。するとスタッフによって意見は本当にバラバラ。「花粉症の方も心配なし!札幌の春は湿度が低く快適に過ごせます。桜やスキーもゴールデンウィークまで楽しめますから『お花見をしそびれた』『スキーに行けなかった』なんて方にもお勧めです」と言うスタッフもいれば、「冬が一番好きな季節。気温が下がり空気も澄んでいるからか、星もきれいに見えます。晴れて星が見える日や、群青色の空に白い雪が舞う時など、この世の景色とは思えず、時間も忘れて見入るほど。暖かいホットワインを飲みながら眺めているだけで、心が休まると思います」と、実に様々。いつ訪れても楽しめる、ということはよく分かりました。
野菜ソムリエ考案のメニュー。野菜たっぷりです
ブッフェの朝食もたっぷり野菜を用意
焼きたてホットケーキで頬が緩む朝食を
豆乳が苦手な人にこそお勧めしたい豆乳スープ
ヘルシー朝食付きプランは男女に人気
北海道を訪れる楽しみの1つは何と言っても食べ物!海産物はもちろん、野菜も実に滋味豊かで美味しい!こうした食材を多くのゲストに提供しようと、札幌全日空ホテルでは様々な食事付きプランを提案しています。
そのうちの1つがヘルシー朝食のルームサービスプラン。野菜ソムリエ資格を持つシェフがメニューを作成しています。プラン開始当初は女性ゲストを想定していましたが「胃に優しい。野菜をたくさん取れる」と今では男性にも好評とのこと。美味しくて体に優しいのだからまさに最強メニュー。出張時にもお勧めです。
朝食付きプランもGood!
レストラン「パルテール」での朝食ブッフェ付きプランも人気。中央に並べられた大皿には北海道の旬の食材を使った料理がバラエティ豊かに並び、何を食べるか迷うほどです。
閑話休題。ホテルで食事の時、実演コーナーにホットケーキ、もしくはオムレツがあると問答無用でオーダーしてしまう、そんな人も多いのではないでしょうか。札幌全日空ホテルでは旅人の頬を緩ませる、とびきりの実演コーナーを用意しています。
ブッフェで並んでいるとバターが焼ける香ばしい香りが。香りの主を探してキョロキョロしているとそこには厚さ1センチ以上もありそうなフワフワホットケーキが黄金色に輝き、ニッコリ笑顔のシェフが「焼きたてです」と。一二もなくいただいたことは言うまでもありません。すぐ食べたいところを一瞬我慢してシロップとホイップバターがちょっと染み込んでから…、パク!幸せな時間をありがとうございました。
シェフの実演はこのほか、ホクレンのブランド卵「どさんこ卵(らん)ど」の目玉焼きも。ホットケーキの美味しさを知る身としては、次回は目玉焼きの日に当たりたいと思った次第。
個人的にもう1つお勧めなのが「豆乳スープ」。豆乳独特の香りがせず、コクがありながらさっぱりしていて、つまり美味。豆乳スープが苦手という人にもお勧めできる1品、是非お試しいただければと思います。
美味しいものは、現地で
取材では「お土産に何がお勧め?」など伺うのですが、正直なところ「美味しいものは現地で味わうのが1番」が信条。と思いつつ同ホテル支配人の中井次男さんにお土産について伺いました。すると「残念ながら美味しいものは、現地で食べるのが1番」とのお言葉。飛び上がって喜んでしまいました。
「北海道の食べ物は美味しくお勧めできるものばかり。でも本音を言えばお土産では不可能です。ジンギスカンも海産物も北海道で食べるのが一番。これは絶対です。だからこそ直接足を運んでいただいて、この空気と雰囲気の中で味わっていただきたいんです」。