高層階から望む広島城の全景
夜の広島市内と平和記念公園(イメージ)
ホテル正面のひろしま美術館(秋季撮影)
きびきびと迅速に対応するスタッフ(イメージ)
旅情がそそられる雄大な眺めを一望できる
南に広島港と瀬戸内海の島々、北に広島城と背後の山々を見渡す33階の高層ホテル。広島市内一の高さを誇るリーガロイヤル広島では、ホテルの中に居ながら旅情に浸ることができます。高層階から眼下を見下ろすと、日中は2つの川に挟まれた平和記念公園の緑が無機質なビル群に彩りを添え、夜は宝石を散りばめたような夜景へと変貌。瀬戸内海の島々がくっきりと浮かぶ晴天日は足を向けてみたくなるような爽快な気分にさせ、曇りの日はかすむ島々が幽玄の世界へと誘うかのよう。朝焼けや夕暮れのオレンジに染まる時間帯もドラマチック。天候や日の傾きよって、それぞれ印象的なシーンが心に焼き付けられます。
素敵なホテル滞在を経験できる機会はたくさんあるでしょう。眺望が広がる高層ホテルに泊まる機会もあるでしょう。でも、上質の滞在ができる高層ホテルで、旅情をそそる景色も堪能できるホテルは限られているのではないでしょうか。観光が目的ではなく、出張で泊まられた方も窓の外を眺めるだけで旅行気分が味わうことができ、心を和ませてくれるのがリーガロイヤル広島です。
プロ意識の高いスタッフがホテルの柱
お話しを伺ったのはホテルマン歴10年の宿泊予約チーフ。現場でお客様の手となり、足となる中堅スタッフです。今までの経験からホテルマンとして一番大切だと思うことは、「ご到着時に気持ちよくお部屋に入って頂くこと」。お客様の到着時のコンディションは様々。例えば長旅でお疲れの方もいらっしゃるし、全ての方が上機嫌とは限りません。でも、お部屋にご案内するまでの間のちょっとした心遣いで気分をほぐして頂ければ、気持ち良く滞在していただける。なので、そのようなお客様はあえてご自分でお部屋にご案内されるそうです。
スタッフ全員がコンシェルジュ
ホテルにとって到着時のイメージが大切だと気付いたのは入社2~3年目のベルボーイ時代。当初はそういったお客様の対応は苦手だったそうですが、ある時、「道路が渋滞してイライラしていたけど、部屋に着くまでの柔らかい対応に気分が鎮まった」とお褒めの言葉を頂き、ホテルマンとして自信がついたそうです。どのスタッフも経験から、「マニュアルよりも、お客様の立場に立つこと」が指針。観光地なだけに効率的な巡り方のご相談を受けることも多いため、限られた滞在時間をいかに楽しく過ごして頂くかのプラン作りにもたけているとか。「スタッフ全員がコンシェルジュといえますね」とのコメントに、「はい。そうなんです」。接客のプロの温かなサービスを受けて、心地良い滞在を体験してみてください。
ホテル自慢のフランス料理レストラン「シャンボール」
「スカイラウンジ」のバーカウンター
「スカイラウンジ」でロマンチックな夜を(イメージ)
鉄板焼き「なにわ」(イメージ)
「レストラン シャンボール」
真っ白な入口から高級感が漂うフランス料理レストラン。窓がコの字型に大きく切り取られた明るい内部は、ブルーをアクセントとした真っ白な空間。眼下の広島城の緑も目を楽しませてくれます。ランチタイムは小学生以上、ディナータイムは中学生以上の年齢制限があるため、食事と会話をゆったりと堪能したい大人の社交場でもあります。リーズナブルなランチタイムは、おめかしをしたマダムの独占場。夜はご夫婦や大人のカップルが多いとか。リーガロイヤルグループで経験を積んだシェフによる、地元の食材に旬を取り入れたメニューは地元でも評判。洗練された雰囲気と美食を味わうならここへ!
「スカイラウンジ リーガトップ」
地上150mで手頃にお酒と食事が味わえるとあって、高級ホテル内のラウンジとはいえ、年齢層を問わず気軽に足を運べるのが魅力。女性にオススメなのがフルーツリキュールを用いたオリジナルカクテル。きらめく夜景とお洒落なカクテルの組み合わせだけで贅沢な気分になれます。
店内の一角では不定期で日中に喫茶としてオープン。特別ランチ営業日もあるので、最上階からの眺めを手軽に体験するチャンス!オープン時は館内の至る所に案内があるのでチェックして。
最上階の2つのレストランとラウンジは、レストランウエディングとしてもよく利用されるというだけあり、天井が高く、高級感のある造り。「シャンボール」は南仏コートダジュールを彷彿とさせるインテリアのため、明るいランチタイムがオススメ。「スカイトップ」は茶色の大理石がシックな雰囲気を醸し出すため、夜景を背景とした夜の方がムードがあります。
6階のレストランフロアにも注目して
6階で一番人気があるのは鉄板焼「なにわ」。食後にデザートビュッフェが付くレディースランチが好評で、お昼は女性でいっぱいだとか。中華料理「龍鳳」では毎年秋に期間限定で上海ガニメニューが登場。ランチなら普段のお昼ご飯代にちょっと上乗せするだけで味わえます。そしてホテルで珍しいのは居酒屋があること。とはいえ、高級ホテルらしく雰囲気は上品。広島の地酒や食事をカジュアルに味わうなら「酒仙」へ。
高級ホテルなのに、懐具合や気分に合わせて選べるレストランが揃っているのは嬉しい限り。フレンチを堪能した後にスカイラウンジで1日を締めくくり、高級ホテル滞在の醍醐味に浸るのがベストですが、6階で気軽に夕食を済ませてからスカイラウンジに出掛けても満足感を得られます。どんな組み合わせでリーガロイヤル広島の夜を満喫しますか?
高層階のコーナーダブルルーム(26~29階)
30・31階のエグゼクティブツイン(室内例)
コーナースイートのリビング(室内例)
ルームサービスの朝食(温野菜朝食セットイメージ)
泊まるなら景色を独占できる高層フロア
リーガロイヤル広島で高層フロアとされているのは22階以上。せっかく広島市内で一番の高層ホテルに泊まるなら、ここだけの眺めが楽しめる高層フロアに泊まるべき。26階以上のスーペリアルームより上のカテゴリなら、より広がりのある景色を独占できます。どのフロアも人気があるのはL字に窓がはめ込まれた角部屋で、部屋数が少ないため埋まるのが早いとか。確かに、部屋に入るやいなや、この開けた眺望が飛び込んでくれば、誰もが窓に足を吸い寄せられるはず。室内にいる間は窓辺で過ごす時間が長くなりそうです。
ラグジュアリー感が感じられるのはスーペリアスイート以上の客室。調度品がぐっと重厚になり、贅沢している気分を実感できるため、客室で過ごす時間が長くてもストレスになりません。
朝食はルームサービスでゆったりと
30・31階は最上級のエグゼクティブフロア。ここにランクアップするなら、朝食はルームサービスでゆったりととるのがオススメ。ほんの少し奮発するだけで、高層フロアでのひとときを目一杯堪能できます。実際に景色を見るまでは、瀬戸内海を遠望する南側の方がいいのではないかと思っていましたが、広島城を一望できる北側の眺めのほっこり感は、予期していなかっただけに心を打たれました。リピーターは両方に泊まってお気に入りの眺めをお持ちだとか。夜景もはずせないなら南側ですが、風情があるのは緑が多い北側。あなたはどちらの景色がお好みでしょうか?
優しさを感じるさりげないホテルの配慮
各客室に共通しているのは部屋の幅いっぱいに切り取られた腰高の窓。客室は14階からで、周囲に高層ビルがないため、スタンダードルームでも眺望が開けています。そして窓際に大きなデスクがあるのも特徴の一つ。小振りのダイニングテーブルくらいの大きさの、ホテルでは珍しいサイズです。ゆったり使え、自宅のダイニングテーブルのような気分でくつろげます。デスクの上に置かれているのは、広島中心部のガイドマップと窓からの景色の案内図。窓からの景色をただ眺めるだけでなく、南側の客室なら宮島をはじめ瀬戸内海に浮かぶ島々の名前が記された面を見て、北側の客室なら広島城と背後の山並みまでの名勝が記された面を見ながら、客室からも観光できるところに、ホテルの細やかな配慮を感じます。
なお、ホテルのすぐそばにあるグリーンアリーナのイベント時期はいつも満室。特にリピーターの方々は、観光シーズンではないのに満室と聞いて驚き、がっかりされることが多いとか。「泊まりたかったのに」ということがないよう、予約はお早めに!