
天寧寺遠望


塔の彫刻


観象台遠望


天体観測機


ファーストフードでのお粥(朝食セット) |
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北京には古寺が多い。一般的なガイドブックには無くても、現地で買った中国語の地図を隅から隅まで見ていると、特にそれを感じる。北京には40回くらい行っているので、もうほとんどの有名スポットを訪れたが、それでもまだ未踏の場所があり、また行きたいと思うし、一度行ったことがあっても再び行きたいと思う場所が多い。寺院について見ても、12世紀初頭の「靖康の変」の際、異民族の契丹族に宋の徽宗皇帝(正確には上皇)親子が一時監禁されたという法源寺、ラマ教寺院として有名な白塔寺、明末の偉大な学者である顧炎武が住んでいた報国寺、「永楽」大鐘(梵鐘)があることで有名な大鐘寺、5つの塔をのせた金剛宝座塔(ブッダガヤの遺跡にそっくり)で有名な五塔寺・・・などなど。
今回、高校生が使う世界史の図表にも載っている、遼時代(10世紀〜12世紀)の天寧寺を訪れた。10年くらい前に一度行ったが、当時、この天寧寺塔はガラス工場の敷地内にあり、中には入れず、私も、図表の写真のように遠くから塔の写真を撮ったのみであった。今回もデジカメで遠くから撮影するために行ってみたが、驚いたことに寺内のお堂などが再建されていて、しかも無料で参観することが出来た。
塔の彫刻が本当に見事で、すっかり見入ってしまった。参拝者も少なく、静かで、物思いにふけるには絶好の場所であった。騒がしい北京市内とは異なり、別の時が流れていた。この日の午後は、もう1ヶ所、有名なスポットを訪れた。古観象台は、明・清時代の気象観測所で、今、遺跡として公開されている。現存する世界で最も古い天文台(1442年)と言われ、現在のように、古代の天文観測器具などを展示した博物館となったのは1956年。
建物の中には、中国の古代の天文学の資料展示館があり、屋上には古代の天文観測機械の展示がある。一部、日本で言えば、上野の科学技術博物館のようであった。後漢の張衡、元の郭守敬、明末〜清の宣教師たちに関する資料が多かった。中国(特に北京)では、郭守敬の評価が高いように感じた。大都の都市計画にも関与しているし、「万能の巨人」という感じである。ちなみに、北京市内には郭守敬記念館があり、彼の業績が展示されている。
北京の夏も大変に暑いが、日本と異なり、からっとしている。この日も大変に暑かったが、ちょっと木陰に入ると意外に涼しく、木陰のベンチで気持ち良さそうに読書している人がいた。最近、北京に行っても買出しだけで終わってしまうので、これからも有名どころを観てきたい。 |
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