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| ユニオンスクエアまで徒歩約5分。こんな便利な場所にあるホテルなのに、1泊1万円を切る客室がある…それがモッサーです。安さの秘密は? 実はその客室にはバスルームがないのです。えーっ、そんなのパス、と思わないで!なぜかこの客室は欧米人だけでなく、バスルームにこだわる日本人にも大人気。なぜなら日本人には特別ウケる要素がいっぱいあるからです。このホテルが大改装を行ったのは2002年。手がけたのは、お洒落ホテルとして有名なWホテルのデザイナー。各フロアにテーマカラーをきめ、ダークな色合いでシックかつスタイリッシュなデザインが施されています。狭い階段や廊下に、こんな濃い色を使うなんて…とちょっと疑問ですが、それがかえってアットホームな雰囲気を出しているから不思議です。そして何よりも素晴らしいのは、徹底的に現代風に変えてしまわず、1913年の開業当時の名残を各所にとどめておいたこと。ロビーの桟や、エレベータ部分、階段の手すりやサッシュなど、ふと目を転じると、あらゆるところに当時の匂いが漂っています。 |
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一般的な客室は平均面積は20平米そこそこといったところ。中心を占めるのは、いかしたデザインのベッドです。ヘッドレストは黒い革張りのものあり、落ち着いたブラウン系ありと部屋によって異なりますが、いずれもかなり低めで、白木のワクを備えています。クッションもノーマルな正方形から抱き枕風といろいろ。全体のトーンはブラウンを基調にしており、格子柄のカーペットがしっくりなじんでいます。壁掛けのCDコンポ、ベッドの足元もしくは天井からつり下げられたテレビなど、極力他の家具でスペースを取らないように工夫しているのがよくわかる優れたデザインです。 |
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| さて、懸案の共同バスルームの客室ですが、室内に洗面台があります。タオルは洗面ボウルの下に収納し、アメニティはポウル上のラックに。こぢんまりと、しかしスッキリまとめられているため機能性はバツグンです。共同バスルームも清潔そのもの。イメージとしては、イギリスのB&B(それもオーナーがとびっきりの洒落者の)に近いものがあります。決して女性が敬遠するような造りではありません。狭い空間を小器用に改装・快適にするのが得意な日本人は、こういう心情的に共感できる部屋が好きなのでは?いかにもホテル!という客室と違って、モッサーのそれは「自分の部屋も、こんなふうに改装してみたい」「この小物の使い方、さっそく真似しよう」と、どんどんアイデアを刺激されることうけ合いです。俗に安いホテルの良い部屋に泊まるなら、高いホテルの安い部屋に泊まるべし、などと言われていますが、ことモッサーに関しては、まったくその逆。お手頃ホテルの一番安い部屋に泊まって、ぜひその感動を味わってみてください。 |
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