いるものです。人間は意識することなくその人の文化というか、言葉にしにくい「何か」が匂ってしまいます。付け焼き刃ではその道のプロにたちうちできるわけがありません。
タクシーをホテルに乗りつけしない理由は、ボラれないためというよりも、むしろ治安の不安な地域で、安易に宿泊先を知られないようにするため、つまり、お金持ちと見なされて犯罪のターゲットにされたり、巻き込まれたりしないための自己防衛手段と考えたほうがいいでしょう。地域によっては、3スタークラス以下のホテル(安宿レベル)に宿泊している時、あまりに頻繁に買物袋を抱えてタクシーを乗りつけしていると、ホテル従業員または宿泊客に狙われるケースもないとはいえません。よくも悪くも、分不相応かつ不適切な行為は危険を呼びます。自分に合ったホテル、目的に合ったホテルを選択するのは、そういった意味でも重要なことなのです。
4スタークラス以上のホテルでは、タクシーをエントランスまで乗りつけ、ドアマンにドアを開けてもらい、「お荷物はお持ちしましょうか?」と声をかけられる、そんなサービスを「受けなければ」なりません。3スター以下で許される行為と、高級ホテルのそれとは大きく違うのです。アッパーグレードのホテルに泊まるには、それなりのふるまいが必要です。5スターに泊まっているのに、汚いジーパンにサンダル姿、毎食コンビニご飯かファストフード、チップは払わない・・・では、5スターゲストの資格はありません。そこには、サービスをするホテルマンのプライドを傷つけ、同じように高いホテル代を支払っている同宿ゲストのひんしゅくあるのみです。分不相応とはそういうことなのだと心得てください。
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